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10のリソースで最大の成果を出すのは「半々=5×5」がよい

いま、アイリスオーヤマの会長 大山健太郎氏が書いたこの本を読んでいる。

我が家にも年々、アイリスオーヤマ社の製品が増えている状態ではありますが、この会社、非常に優秀な感じで成長しています。(引用元)

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このようにすばらしい業績、成長を実現している大山会長が「会社は効率化が重要だけど、それだけじゃだめだよ!なぜなら・・・」という含蓄あるお話をしてくれています。

アイリス社には30年以上前から、売上の5割以上を発売3年以内の「新商品」とする戦略があるそうです。これを毎年続けていくには、当然絶え間ない「開発投資」が必要になります。

一方で、企業たるもの「利益」を生み出すために、あらゆるオペレーションの「効率化」というものも同時に求められます。

一体どうやってそのバランスをとればよいのでしょうか。その秘訣は「 効率×効果」のリソース分配にあるようなのです。

大山会長の考え方はこうです。

◆効率=目先の経営効率を上げるもの
◆効果=将来企業の力になる効果があるもの

これら2つの軸に対して適正リソースを分配していけばよいというのです。

たとえば、「10」のリソースをこれら二つの施策に「 効率×効果」でどう分配するかを考えてみましょう。

効率9×効果1=9
効率8×効果2=16
効率7×効果3=21
効率6×効果4=24
効率5×効果5=25

そう!最も積が大きくなるのは、効率と効果にリソースを半分ずつ振り分けたときなのです。

大山会長いわく

これは数字のマジックのようなものですが、本質を突いていると思うのです。私は経営効率をしっかり追う。しかし効率は5割でいいのです。

この話を知って、同じような「5X5」の話を思い出しました。

このDVDは、2007年3月NSC(吉本総合芸能学院)で島田紳助氏が若手芸人に向かって行った講話が収録されているのですが、そこで語られる「才能」と「努力」の話でも「5X5」について語られているのです。

※下図を見ながらだとわかりやすい

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まず、紳助氏はこう言い切る。

この世の中すべて才能です。別に漫才に限らず、どんな仕事もね。
そして才能は生まれ持ったもの。
今日の授業をどんなに熱心に聞いたって、
僕の才能を君たちに分けてあげることはできません。
でも、「努力の仕方を教えてあげることはできます」

そして、ここから「努力」と「才能」の掛け算の話になります。

例えば、才能に通知表みたいに五段階あったとしましょう。そして努力にも。

もし、5の才能の人間が、5の努力をしたとしたら、5×5=25で最高の結果がでます。ただし、5の才能を持っていても、1の努力しかしなかったら、5×1=5でたいした結果がでません。

君たちの才能は「1」かもしれないし、「5」かもしれない。でも、それは自分たちで得たんじゃない。親から与えてもらったもの、神様に与えてもらったもの。

だけど、努力は自分で覚えるものです。誰でもがんばって、「5の努力」をすれば「5の筋力」を得ることができます。それを得ることができたら、この世界がダメでも他の世界で絶対成功できます。

なぜか?
この世界がダメだったら、次に見つけた新しい世界に「5」をかける。それがダメだったら、また次の新しい世界に「5」をかける。そうやっていったら、そのうちにちゃんと自分に合う世界がみつかって成功するんです。

ぼくは娘がもうちょっと大きくなったら、この話をしていこうを思ってます。
この考え方を小さい頃から根付かせておけば、もし一つの道で挫折をしても、諦めずにまた違う道を探して挑戦し続けてくれるではないかと思うからです。

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