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絶対的肯定感

バンクーバーメンバーの石本さゆりです。
久々の投稿になってしまいました。

昨日、無事、退院、コロナ感染の旅から戻りました。

12月の半ばからコロナ にかかり、陽性反応、最初の10日間は高熱と筋肉痛、疲労、下痢で自宅で療養。そして、その後、自宅で測っていたオキシメーターの数値が危険な数値に下がったのをみて、エマージェンシーに行き、そこから入院、そして、ICUケアーにはいり、呼吸器がつけられ、、、もうフルコースでした。苦笑

12月の半ばといえば、もうすぐ冬休み、クリスマス、年末年始。
 やりたいこと、やらなきゃいけないことリストは沢山ありました。

でも、コロナにかかって全て強制一時停止。
しかも、停止期間、約3週間強。 これは、人生初のチャレンジでした。

不思議と、療養中、高熱で朦朧とする中でも、私は絶対大丈夫という感覚がずっとありました。ICUに入った時も私は絶対大丈夫と。根拠のない自信。

 今振り返りながら、あの自信はどこから来たのだろうって思ったりします。

いろいろ自己問答があり、そして、行き着いたのは、家族や同僚、私のクラスの保護者、友人、白山ウォルドルコミュニティーのメンバーなど沢山の人の祈りが私を包んでいたのかもしれないなあと思いました。感謝で涙があふれました。私は決して一人でコロナと戦っていなかった。

入院中、ちょっと意識してやってみたことがあります。 それは、シュタイナー教育で言われる12感覚、特に、生命感覚と触覚に積極的に働きかけてみたこと。 私が入っていたのはコロナ病棟。12日間ほどの入院中はシャワーができませんでした。支給してもらえるのは体を拭く、ワイプだけ。どんなに丁寧に拭いても水で洗い流すということのできないもどかしさがあります。

 毎朝、とにかく丁寧に髪にブラシをかけることは私自身の大事な生命感覚に働きかける日課になりました。歯磨きも自由にシンクの水でできなかったので、ベッドの横にあるコップ半分ほどの水で丁寧に磨きました。これ禅の修行やん!とか一人ツッコミしながら。苦笑  終わると、ヘトヘトに疲れていましたが、自分を自分として保つとても大事なルーティンになりました。

そして、呼吸。肺炎を起こしていた私の肺は、今まだどうやって呼吸をしていいのか取り戻せず。深い呼吸ができません。それでも、呼吸するということを自分にとって再教育するいい機会だと捉えました。

入院最初の数日は病院で与えられる変な着心地が悪いガウンを真面目に着ていましたが、コロナ病棟は換気がすごく、寒かったので、途中、この変なガウンを脱ぎ捨て、友人が差し入れて届けてくれた心地よい服に着替えました。触覚感覚を大事にする。それだけで、ベッドにいることがいろんな意味で楽になりました。それを見たナースも何も言わず、、、、。
なーんだ、もっと早く自分にそうしてあげればよかった。


自分に許可をする。執着を手放す。 何日もベッドにいながら自分との対話をしていました。 今回の一連のことを呼び寄せたものはなんなのか? ありがたいことに何年もかかってきたホメオパスの先生が時々ガイド役をしてくれました。夜、不安で怖くて眠れない時、ホメオパスの先生は必ず私の叫びをキャッチして察して連絡くれました。その度にホメオパシーのレメディーが私を不安と恐怖から救ってくれました。(セルフケアーのレメディーキットをもって入院)

そして、ある日、レメディーでやっと、自分をぐったりさせることができました。どういうこと?って思うのですが、コロナとの闘病中、自分の肩に背負ったおろしきれない荷物が無意識下にあり、これを全部捨てたとき、やっとぐったりできたのです。もう、がんばるのはやめていいと全身で自分に許可できた瞬間でした。 もっともっと自分を愛して、自分に等身大でいる。

絶対的肯定感


これが、今回のコロナ感染旅行から得た自分にとっての最大のお土産でした。

 退院して、自宅にもどり、シャワーを浴びて、娘が準備してくれた食事をして深く深く息をつきました。

 ただいま〜!

しばらくの間は体力回復のため自宅療養がつづきますが、まなびの庭にじと白山での、たまこよ読書会そして、オンラインライブトーク、1月のテーマ、『父の子育て』いずみの学校の米永先生を迎えて、バンクーバーでシュタイナーを学ぶパパたちを交えての会から復帰していくことがとにかく楽しみです。

https://hakusan-waldorf.org/nijitohakusan2022firsthalf/

 みなさんと学び合える時間。

 心から楽しみにしています。    

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