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あなたが変わる、世界が変わるエクストラレッスン 5月のライブトークより

こんにちは。

みなさま、ご無沙汰しております。
バンクーバーメンバーの石本さゆりです。

シュタイナー教育では、こどもの成長を植物に例えることがあります。
生まれたての赤ちゃんを種だとしましょう。この種を育てるために、まず土に植え、光(愛)を与え、そして水や栄養を与えます。
種には叡智が詰まっていて、その種が辿る成長過程のブループリントが詰まっています。
例えば、芽がでて、本葉がつき、茎が育ち、幹ができ、枝をはり、葉をつけ、花を咲かせそして果実をつける。。。
そんな成長過程と同じで、正しい環境が用意されたらその子は自己教育によって本来もっている花が咲き実を実らせます。

さて、シュタイナー教育には12感覚論というものがあります。その中でも、意志感覚(下位感覚)である、触覚、生命感覚、運動感覚、平衡感覚のこの4つの感覚に働きかける活動は、人生を豊かにする、その子特有の花を咲かせ、人生の果実を実らせるため、根っこを育てるための栄養と言っても過言ではありません。

この意志感覚はなぜ大事なのか?それは認識感覚(上位感覚)である、聴覚、言語感覚、思考感覚、自我感覚の土台、もしくは根っこになるからです。土台がしっかりしていなければ、立派な家が立てられないのと同じです。木で例えるならば、果実を多く実らせるには根っこをしっかりさせるということです。

シュタイナー教育ではそのため、最初の7年にこの意志感覚を育て養う環境を作ることを大切にしています。残念ながら今の時代は、この意志感覚を育てるのに妨げになる要因が山のようにあります。例えば、日々の生活の中で自然遊び、自由遊びができる機会が少なかったり、スクリーンタイムが長かったり。最初の7年期は、こどもたちは模倣を通して学びますが、そもそも模倣をするための豊かな動きが大人の活動からなくなっています。

そして、その結果、7歳以降、学びの面や、ふるまいの面で困難が出てくるお子さんがいます。

そう言ったお子さんの根っこを見直し、もう一度栄養を与えるべく意志感覚に働きかけたり、治療的な活動を行うことで、未熟だった感覚が統合され、子どもの意志を伸ばしていくのがエクストラレッスンです。7歳までに育つべき発達がとりこぼされてしまったところをもう一度育て直すというものです。

さて、前置きが長くなりましたが、5月のライブトークは北海道いずみの学校で担任をされ、かつエクストラレッスンを専門とされている米永麗先生がゲストとして参加してくれました。

米永麗先生のお話はとても優しく、豊富な知識と経験が詰まっていて、しかも普段関わるお子さんや親御さんにに寄り添う姿が浮かんでくるような、愛を感じるお話しでした。

米永先生がエクストラレッスンに興味を持ったきっかけのお話をしてくれました。それは、子どもを取り巻く家庭や生活リズムなどで親がなんとかしようとという働きかけも大切ではありますが、どうやったら子ども自身の成長を助けるために働きかけることができるかと考えたときにエクストラレッスンを学びたいと思われたそうです。

私自身、教育現場で子どもたちをみていて気がつくことと、米永先生がシェアしてくれたことはとても似ていました。カナダも日本も子どもを取り巻いている環境が似ているんですね。

例えば、匂いにやたら敏感な子、口が立つおしゃべりな子、まっすぐ立てない子、心配の多い子、静けさを体験するのが苦手な子、誰かに触れられるのを嫌がったり避けたりする子、机で肘をついて書いている子、よくクレヨンを落とす子、服にこだわりがある子(タイツが履けないや、洋服のタグがきなる、服をきたがらない)などなど。。。

1つ1つを見ると些細なことかもしれませんが、これらは意志感覚(下位感覚)の育ちにもう少し栄養を補給していくことが必要とされることかもしれません。(*注:総合的にみるので、これらは観察の参考にはなりますが、1つだけがあてはまるからと言って、決めつけないでくださいね)

意志感覚がしっかり育っていないことで、敏感に感じやすく不登校の原因になったり、多動の原因になったりということもあります。

エクストラレッスンの効果はどんなふうに現れるのでしょう?
米永先生から子どもたちの絵で確認できるというレッスンを始める前と、数ヶ月レッスンをした後のPHTの絵を見せていただきました。
PHTの絵とは人(Person)、家(House)、木(Tree)を紙に書いてもらう方法です。(*注:これは絵を描く前などに特別なエクササイズを行ってから描きます。お家で子供たちに描かせて判断するのはあまり意味がありません)

PHTの絵は明らかにビフォとアフターで違っていました。レッスン前では、地面から浮いていた人の絵が何ヶ月後かレッスンを体験した後、地面にちゃんと着地しています。家の絵雰囲気もいい感じに変化し、呼吸をしている感じがします。木にはフルーツもなっていました。

エクストラレッスンのエクササイズの後、お子さんがまろやかになり、何か動きにくそうだったところが整い、何か妨げになっていたものを取り除いたかのように、お子さん自身が自分を取り戻し、子供らしくなるようです。

確かに米永先生がおっしゃる通り、親のしつけのあり方や言葉がけには限界があり、子どもの言動に対して叱ったり、諭したりすることは解決の助けにならないことも多いもの。何かうまくいっていない部分はもしかしたら、エクストラレッスンの力をかり栄養補給をすることが必要なのかもしれません。

エクストラレッスンで、体が、手足が自由に動かすことができることは何につながるのでしょう?

自分の道を進むことができるようになります。

と。

一人ひとりが自分の進むべき、進みたい道(その人の使命)を進む、、、

それは、

まさに世界を変えることに繋がります。

これって子どもにしかできないの?

米永先生は、大人である自分自身が体験されて、自分自身も変わったと仰られていました。

大人が変われば子ども変わる

育ってしまった私たち大人も、取りこぼした発達を取り戻すことが可能なんです。

ここまで読まれて、ピントきた方に朗報です。
白山ウォルドルフコミュニティーは、今回特別にエクストラレッスンをご用意させていただきました。

詳しくはここからどうぞ!!

また、今年3月に北陸の地で、子どもたちの発達・成長をシュタイナー教育の観点から、優しい言葉で講座をしていただいた、角口さかえ先生の教育講座『子どもは賢い』の録音がご用意できました。

来月6月のライブトークでは、角口先生に登場していただく予定になっています。
どうぞお楽しみに〜。


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