写真の余白、内と外（１）

こんばんは、薄明です。休みに向かって荒天がやってくるのが悲しいです。しとしと雨程度にしていただきたい。台風の季節ですので仕方ないですね。

先日、私がTwitterでフォローしているイタリーさとうさんからリプライで、写真の（外の）余白について尋ねられました。ありがとうございます。

noteも見てますよー！
写真撮るときの思考まで踏み込んだ内容は、自分になかった動機や気づきが多くて学びになります。
個人的な興味ですが、写真を投稿する際の白い余白部分についての意図があればぜひお聞きしたいです！

— イタリーさとう (@italysato) September 27, 2019

ここ半年以上私が投稿する写真は、ここに貼り付けるのも含めて、写真の周りに余白がついています。（ここだと背景の白い面が広いので、あまり実感されないかもしれません）

写真としては横長だったり縦長だったりするのですが、データとしては正方形（1080×1080px）になるようにしています。それはなぜか、どういう意図があるのかというところを書いておきたいと思います。先に言っておくと大した理由ではありません。

Instagramへの投稿も兼ねていた

今投稿している場所として一番重きをおいているSNSはどこかというと、Twitterになります。その前はInstagramでした。さらにその前はflickrだったり、個人ブログ（これはSNSではないか）だったり、mixiなどでした。しかし御存知の通りInstagramは投稿サイズにかなり制限があるSNSです。私はやっていませんが500pxなんかもそうなんでしょうか。（画質の面ではflickrが一番満足いっていた気がします）

で、Instagramに投稿したときに連携でTwitterにも自動投稿するようにしてみたりもしたのですが、Instagramは圧縮がかなりかかるようで、それをTwitterで見るとかなり画質が悪いように思われました。Twitterももちろん圧縮がかかるそうなのですが、Instagramはスマホでしか見ないという条件でないと厳しいなあというのが私の印象でした。それで、一番圧縮がかかりにくいと噂される1080px正方形のデータにした、というのがひとつの理由です。（あと正方形でない写真をそのまま投稿すると、サムネイル画像は見切れる部分が出てくるのが妙に目についてしまいます）実際画質が落ちにくくなっているかはわかりません。

ではTwitterはもともとのデータでもう少し大きめのを投稿するかというと、わざわざ同じ写真のデータを2つ書き出すのは私にとっては面倒でした。ですので、Instagramに投稿したデータを（Twitterの連携は切ってしまって）、あらためて投稿するようになったのでした。今ではデータの形式はそのまま続けているのですが、Twitterに投稿するのがメインで、のちほど気が向いたらそのデータをInstagramに投稿するという流れになっています。

機材のデータをメモしておきたかった

余白をつけなくてもできることではあるのですが、その写真がどのカメラ（できればどのレンズかも）で、フィルムカメラならどのフィルムで撮ったものかあとから写真をみてぱっとわかると、自分としては整理に役立つと考えたからです。やはり改めて見直して、このフィルムで撮った写真はあのレンズで撮ったらどんな感じだろう、と見比べるときなどに役立っています。IDを入れるようになったのは皆様が入れているのを真似ただけです。

一枚の写真をページのように見たかった

最初に挙げた2つの理由はどちらかというと実用上のものでありましたが、3つ目は自分の表現の仕方のお話です。

もう1つの理由は、写真集などを開いたときに、私は全面にプリントされているより、周りに余白のある状態で印刷製本されているものを好むためです。全面も好きなのですが、1つ目の理由が統一性であることから、今の余白にしています。実際は（左右なんかは）もっと余白を取りたいくらいです。

— 薄明 (@_hakumei_) September 27, 2019

このように返信しているように、写真集で全面に印刷されているのでなく、真ん中あたりにあるものがなんとなく好きだという個人的な趣味の理由です。それを自分の投稿する、1枚の写真の中に求めているのだと思います。ただ、本当にその感覚をきっちり守るのであれば、余白はもっと広めにとるべきだとは考えています。写真が小さくなりすぎないように左右の余白はかなりぎりぎりにしているので、そこは妥協した結果であります。とはいえ、また気が向いたらそのフォーマットは変えるかもしれません。左右もう10pxとか20pxずつ余白をとるくらいでもいいなと思っています。

あと、写真集のページには例えましたが、余白という存在のみを注視して挙げるのであれば、額装した写真のイメージでもあります。（その余白の形状とバランスについては、額としてはアンバランスです）　なので、一応白にはしていますが、例えば額装するなら写真によってはマットの色を変えたりしますね？なのでこの余白部分の色は変えることもあります。それは写真本体以外にある見せ方のひとつです。

ただ、質問箱かTwitterでも苦言を呈されたのですが、この余白があることで実際のところTwitterのTL上では写真は正直見づらいようです。いまのTwitterのサムネイル画像サイズだと下半分（か上半分）程度を切り取って表示しているような感じになっていますので、いかにも中途半端です。しかし1つ目の理由で述べているように、画像を作り分けるのが面倒なのでこのまま行くと思います。見づらいという方はフォロー外していただくのがいいかと思います。

外の余白についてだけで結構長くなってしまったので、内の余白については次の投稿にしたいと思います。つづきはこちら。

それでは、よき写真生活を。そして台風にお気をつけて。