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低体温症に気をつけろ!年始早々、初日の出を見ながら命を失いかけた話

まじです。
本当に「これはしぬ…」と思いました。

※※あくまで私が体験したこと・主観による記事なので、本当に気になる方は専門家に聞く・調べるなどなさってください※※

元旦!初日の出見に行くデー!

夫の提案で、初日の出を見に行くことになりました!

とんでもなく寒がりな私は、前々から持っていたUNIQLOの極暖ヒートテック(上下)・ウルトラライトダウン・フリースを着込むだけでは年始の寒さに不安があり…

人生初ワークマンへ!
わーい!安い!楽しい!

以前車中泊で寒さで目覚め→震えが止まらなくなってしまった経験があることから「寒さ対策はしっかりと」と学習。

  • あったかブーツ

  • あったかパーカー

  • あったか作業用パンツ

を購入し、年明けにそなえておりました。

朝4時着で初日の出たいき

夫の住む県に、星空も日の出もがっつりしっかり見られる山があるということで、深夜2時半頃出発。
ホットコーヒーとお菓子を買い込んで、CDTVを観ながら真っ暗闇の山へ……。
(途中、私が好きなアーティスト“BuZZ”の登場シーンになった途端に映像が停止するというハプニングもあり。。。電波~~~!!!)

そんなこんなで、4時頃現地に到着。
駐車場には既に車がちょこちょこと。
皆さん朝からお疲れ様です。あけおめです。(人見知りなので心でご挨拶)

山上には展望台やお寺、駐車場などなど沢山の日の出スポットがあるとのことでしたが…

私たちが決めたのは、星空が見える展望台!
なぜなら下見でうろうろ初日の出スポットを見回っていた時に満天の星が見えてしまい、私がその場から動けなくなったからです(軽率)

初日の出の方角は、iPhoneのコンパスを使って確認………かんぺき!

たくさんの流れ星と人工衛星

普段東京の都心部に住んでいることから、私にとって満天の星はとっても貴重なもの。

都心部って、ほんとーーーに星が見えないんですよね。
だから山でも海でも、星を見ることができる場所に行った時はもうその場から動けなくなるくらい空に夢中になってしまいます。

流れ星もたくさん発見できて、人工衛星も複数見ることができて、最高の1年はじまりじゃん…
(と思っていました。この時は。。)

途中車には一瞬戻ったものの「やっぱ星が見たーい!」となり日の出まで星を見て過ごしました。
この時は寒さが凄くって、写真を撮ったり、寒くなったらストレッチやビリーズブートキャンプもどきなどをして過ごしていました。
その様子は、夫のGoProにしっかりと記録されています。(よく盗撮される)

そんなこんなで7時ちょい過ぎまで、空の変化を楽しみながら初日の出待機しました。

星空!カメラを持っていかなかったことを後悔。そめて星空撮影用アプリで撮ればよかった…

初日の出とほぼ同時に、意識を失う

空がどんどん白み出して…

まだ空は「夜」な雰囲気ですが…

太陽が昇る場所だけがどんどん赤くなって…

地平線のオレンジみが強まってきた
太陽の昇る場所だけ明るくなる

(天体ショーに弱い私、このあたりで既に涙腺ゆるゆる)

待ちに待った!初日の出!!!

ペカーッ!!!!!

まんまる!

なんて美しいの。。。
待っててよかった。。。
もうどうにでもなれ。。。
今年の目標は“仕事中心ではなく、元気に健康に生きること”。。。

と夫に宣言したところまでは記憶あるのですが、意識がなくなってました。

日の出直後が冷える理由

正直途中からは寒さに慣れ始めてしまったのか、倒れるまで「手がめちゃくちゃ痛いー!」と思っていたのですが、身体はそんなに寒さを感じていませんでした。
ワークマンとUNIQLOの極暖ヒートテックのおかげでぬくぬく!正解!と思っていたくらいです。

今思うと、寒さを感じていなかったのはアドレナリン的なものが出ていたのもあるのかもしれないなあ。
あと日の出の直後ってなんか寒いですよね。

理由を調べてみたところ……「放射冷却」というものが関係している模様。


  • 放射冷却とは、地面が空に向かって熱を放出して、空気・地面・地表付近にあるもの全ての温度が下がる現象のこと

  • 放射冷却が起きる時間帯は日が沈んでから日が昇るまで。一番気温が下がるのは日の出から1時間~2時間後


<参考>
晴ノート>放射冷却とは?簡単解説!条件や時期・時間帯・面白情報まとめ

ということで、日が出る瞬間までは意識があったのですが、

「きれーい!」
「まるーい!!!」

と叫んでから正直意識がありません。

低体温症は寒さを感じない?覚えている症状(第一段階)

  • 目の前が何も見えなくなる

  • 耳がキーンとなる(耳が遠くなった感じ)

  • 吐き気と腹痛(汚い話ですが、上からも下からもクル…かろうじて残された理性で堪える…って感じ)

  • 立っていられない

  • 寒さはない、むしろ暑い(震えはない)

  • 手が痛い(ピリピリする)

  • かなり激しめの過呼吸

です。

あとは夫曰く

  • うまく喋れてなかった(単語を放つのが精いっぱいな感じ)

  • 反応が遅かった

  • 寒くないと言っていた足先も身体もとんでもなく冷えていた

とのこと。。

私の記憶があまりないなか夫が車まで連れて行ってくれたのですが、その間周囲の方がたくさんのホッカイロをお裾分けしてくださったそうで。
後から聞いて、人のあたたかみを感じました。
ありがとうございます!!!

覚えている症状(第二段階)

車に戻って身体をゆっくりあたためてもらって、意識が戻り始めたころ。

  • 暑かったのでできる限り服を脱いでいたのですが、暫くしてからめちゃくちゃ寒くなってきて震えが止まらない→服を着て毛布にくるまった

  • お腹が痛い

  • ちょっと気持ち悪い

  • お腹が空く(何かをお腹に取り込みたい)

  • 手が痛くて動かない

  • 足は寒くない(が、夫曰く靴を脱いだらキンキンに冷えてやがった…!そう)

意識もしっかりしてきたので、少しずつ山を下りあたたかい飲み物を摂取。
あと”かむかむレモン”をひたすら食べていました。
かむかむレモンのおかげで、吐き気はちょっと消え去った感がありました。

夫がしてくれたこと

救急車を呼ぼうとしてくれたそうですが、意識が遠のくなか私が全力で止めたため一旦は車であたたまることに。

手は人肌で。
身体は暖房と毛布、あとはいただいたホッカイロで少しずつあたためてくれました。
意識が落ち着いてからはあたたかい飲み物を飲んだりして少しずつ体温を上げていった感じです。
お腹も空いたのでおにぎりとウィダーインゼリーも食べました。

ところでなぜ救急車を呼ばなかったのかというと、昔から「救急車は本当に命が危うい人や移動が困難な人に使ってほしい」というポリシーがあるのでこういった発言を無意識でしたのだと思いますが…これって時に危険なことですよね。
万が一のこともあると思うので「やばいかも」という時は使わせていただこう……と考えを改めることにしました。

タクシー代わりはNG!だけど、本当に危険…という時は素直に救急車を頼らなければならないなと思いました。反省。

結局何が原因だったんじゃ?

考えられるのは、

  • エネルギー不足による体温低下(がっつり食事をしたのは、大みそかの21時頃だった)

  • 服は着こんでいたが、体内からの温めが不足していた

  • 痩せすぎ(下半身の筋肉が少ない?)

あたりでしょうか。
私はほぼ毎日ヨガ・トレーニングをしているので、それなりに筋肉は持ち合わせているつもりだったのですが、下半身の筋肉が足りなかったのかも…。

あとは、バチバチにあたためた飲み物をちゃんと準備しておけばよかったなと反省しています。(山上で食べよう!とカップ麺を購入していたのですが、バーナーだけもってきて肝心のカップ麺を忘れたのが痛かった)

後遺症は?

食事はすぐにできるようになったものの、腹痛と頭のぼんやりは1日残っていました。

「頭のぼんやり」というのは、

  • 相手の言ってることがすぐに理解できない

  • 聞き間違いが多い

  • 記憶違いが多い

てなところです。
帰宅後はゆっくりぬるめのお風呂に浸かってぐっすり眠りましたが、これらは結構残ったかなあ。

おわりに

冒頭にも書きましたが、これらはすべて私の体験談であり主観です。
私は医療関係者でも専門家でもありません。

ただ「寒いことに気が付かぬうちに『低体温症』になってしまう場合がある」という注意喚起?の想いを込めて記事にしました。

寒さもまだまだ続きそうですが、お役に立てたら幸いです。

ではまた。

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