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洗脳

ある方との食事の席のとき
「教育は『洗脳』だと思うんだよね。」

聞いたときは「また何を…」と思ったのだが、
時間が経ってこの言葉を思い出すと「確かに、一理ある。」くらいまでは納得出来る気がする。
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Outline
・「学生時代の大まかな回想」〜顔を伺うことで洗脳された?〜
・「大学受験塾の恩師による洗脳」〜強烈に前向きな洗脳〜
・音読でセルフマインドコントロールが可能ではないか。
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自分は普通の公立小中学校を経て、(学費のまあまあ安価な)私立高、そして大学へ、という生い立ちである。
確かに自分は、先生や周りの生徒の顔を伺いながら、その中で生きていた。ときにハメを外すと先生からは怒られ、周囲と真逆の思想を発信した瞬間虐められてもおかしくない状況。顔を伺う行為が、いつの間にか自分の固定観念を形成しつつ(=洗脳??)、議論の苦手な人間へと変えるプロセスとなってしまったようだ。

また教育受ける身から研究する身へシフトしたとき、議論の苦手な自分は本当に苦しんだ。他人のアイデアに面白みを感じないこと、言語化の下手さ、自分のアイデアの脆さ…等々。
自分の洗脳にいわゆるアップデートが必要だと迫られることが多かったように思った、特にこの1年。
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良い洗脳をしてくれたかもなぁ…と思える恩師がいる。
大学受験のときに偶然自分の居たクラス(塾の中で真ん中レベルくらい)で英語を持った岩崎広聖先生である。当時は日中にも大学で政治哲学を教える意志力に満ちあふれている人であった。現在は何をされているのかは知らないが、今も変わらず急成長し続ける人なのだろうなと思う。

塾は大手の名の知れるとこであった。そこでその先生は塾の教務にまで会って、「どうしてそのような教材、問題をチョイスしたのか」「この問題にした狙いは何か。」などを隈無く聞き、それをもとに自力で+αの教材を作っている人であった。

さらに、すごいのはその+αの教材の中身であった。
"Outlier's Program"という名前で、洋書から引用された成功者の言葉や思考が例文となっており、論理的に解釈するものであった。

ちなみに"Outlier"とは、
「他のものとは異なる、外れている」といった意味で異常値とも訳される。一般集団から外れて並外れた成功を収めた者に共通するファクターである。(洋書ファンクラブより)

講師と生徒共々にモチベーションを高くして、成功を収めることに人一倍執着した。例えば、
"yield"って「屈する」「生み出す」とネガポジ両方の意味がるけれども、結局本質は変わらないよね。挫折があるからこそ生み出された成功があることを意味しているんだよ。
と教わったことがある。確かに臭い部分もあるかもしれないが、ここまで前向きに物事を捉える重要さは受験だけではないことを知った。成功者の考え方はあまり変わらない、しかし人知れずたゆまない努力のゆえに偉大な結果を残すことに自分も挑戦したいという気持ちを誘うものであった。
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この前ひさびさに、生徒と英語の教材を早口で音読をしたとき、脳味噌が何億年ぶりに動いた??ってレベルで理解が早かった。

「洗脳って自分自身に出来るんじゃないか。」
と感じた瞬間であった。
自分で情報を吟味し、声に出して、解釈する。
そしてたまにnoteに投稿してみる。

受験勉強においては音読を舐めていたけれども、どうやら生きていく上では強い味方になりそうだ。
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そこでこれから少しずつ
英語の洋書(willpower関係のジャンル)を音読してみようと思い立った。目的は
・英検1級 or 準1級獲得 (=英語スキルの向上)
・より良い考え方のインプット
・リフレッシュ (朝早く外で読みたい。河川敷とか。)
といったもの。良い1日をスタートさせるきっかけになれば良いなと。

メンタリストDaiGoさんも海外の論文漁っているよね、どうやって仕入れているんだろうか。ジャーナル誌とかなのかな。

回数を重ねたら、noteやInstagramの本専用垢で発信していきたい。

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