ポケモンカードで種族統一
きみは いま! ポケモンカード への だいいっぽを ふみだした!
この記事に来ていただき、本当にありがとうございます。
この記事は種族統一アドベントカレンダー2023 20日目の記事です。
20と言えば、そう。ラッタの図鑑番号ですね。
以前執筆した、種族統一デッキに関するあれこれを可能な限り全部詰め込んだ記事をもとにした加筆修正版になっています。
なお、この記事は加筆修正版なので、以前この記事を読んだ方にとってはつまらないかもしれないと思い、オマケ記事を2つ書きました。
ラッタ統一ができたワケ
→ラッタ統一の歴史や、ラッタ統一に対する僕の様々な思いから、どうして僕が今、種族統一デッキをオススメするのかの気持ちを書いてます。
ふざけて書いてるところが多いので怒らないでください。
ラッタ統一デッキの回し方
→ラッタ統一デッキの回し方の解説記事です。
デッキに入っているカードのかなり詳細な内容まで詳しく書いています。
ラッタデッキの回し方を知ることで、ポケモンカードを遊ぶ人に新しい発見があったらいいなと思って書きました。
オマケ程度の記事なのですが、気になる方がいましたらこちら2つも読んでいただけると嬉しいです。
それでは本題に戻ります。
ポケモンをやっている・やっていた人でも、ポケモンカードを遊んだ事がある人ばかりではないです。
もしかしたら少しだけ買ってみたけど遊び方は分からない、コレクションだけやっています、という人もいるでしょう。
僕はそんな人たちにこそ、ポケモンカードに触れて、もし気になるのであればぜひ手に取って遊んでほしいと思ってこの記事を書くことにしました。
膨大な数の情報量でとても読みにくいかもしれませんが、うまく取捨選択して読んでいただけると嬉しいです。
はじめに
最近、自分の周りで「ポケモンカードで種族統一」を始める人が増えています。あくまでも種族統一という遊び方が好きな自分の周りという狭い界隈でありますが、その中には今までポケモンカードをほとんど遊んだことがない人も多くいるにも関わらず、です。
この種族統一デッキという遊び方には、それだけ色々な魅力が詰まっているのではないかと思っています。
ポケモンカードと聞くと、高額、品薄、転売ヤーが群がる、といったマイナスのイメージが強い人もいるかもしれません。
実際、昔のレアカードは高額ですし、最新のパックは以前に比べたら手軽に手に入れられませんし、転売ヤーが購入時のトラブルを起こしている話も耳にします。
もちろん、開発側も増産などの対応も頑張っていますし、今は需要過多ですが需要と供給のバランスが逆方向に崩れ供給過多になってしまったら店舗は大量の在庫を抱えることも起こり得ます。
ただ増産すればいいわけではない難しさも分かるだけに、転売ヤーとのイタチごっこはこれからも続くのかなと思うと以前からポケモンカードが好きな自分としては辛いところです。
でも、種族統一デッキで遊ぶとなると少し事情が変わってきます。
実はレアカードでなければ汎用カードはほとんどが安価ですし、最新のパックを開ける必要もなく、転売ヤーが群がることもありません。
また昔と比べてネット通販なども充実し古いカードを手に入れやすくなっており、ポケモンカードが流行した事でポケモンカードを取り扱うカードショップもかなり増えています。
また、12月に発売されたシャイニートレジャーexという汎用カードがたくさん収録された「年末恒例お祭りパック」の影響や、1月以降に一部カードがレギュレーション変更でカードショップや通販・フリマサイトに出回り始める可能性がある時期でもあり、今の時期(12月〜1月頃)は比較的安価にポケモンカードを始められる良い時期でもあります。
今回、種族統一デッキを使ったポケモンカード、さらにその先にある「ポケモンカード全般」の沼に多くの人を突き落としていった責任を果たすため、そして沼までの道をより分かりやすく舗装工事することでこれから沼に向かう人たちが躊躇することなく、むしろ歓喜とともに沼に飛び込めるようにするため、再編集しました。
用語解説
種族統一:DP世代(バトレボ世代)の2009年~2010年頃と、剣盾世代の2020年頃以降に一部界隈で流行した「同じポケモンを6匹揃えてパーティを組み対戦する」という遊び方。
昔は「統一パ」とも呼ばれたが、タイプ統一(ジムリーダーのようなタイプを統一したパーティの組み方)など他の「〇〇統一」との区別のため別の呼称になったと思われる。
また2020年以降はリピートボール級/リピボ級という名前も使用されたが、この記事では種族統一と呼称を統一する。
種族統一デッキ:上記の種族統一をイメージし、1種類のポケモンやその進化前/後のみ(とトレーナーズ・エネルギー)で組んだポケモンカードのデッキ。オンリーデッキなど別の呼称もあるが、この記事では種族統一デッキと呼称を統一する。
旧裏:今の裏面にデザインに変更される前のポケモンカードの呼称。2001年頃に変更された。
殿堂(殿堂レギュレーション):DP以降のカードのほぼ全てが使えるレギュレーション。
エクストラ(エクストラレギュレーション):BW以降のカードのほぼ全てが使えるレギュレーション。
マリガン:対戦開始前にデッキから引いた手札のカードを引き直すこと。ポケモンカードにおいては、基本的にたねポケモンが最初の手札にいない場合は引き直しとなり、マリガンした回数だけ対戦開始前に相手が山札を引くことができる。細かいルールは公式ページ参照。
種族統一デッキのルール
・基本的には「図鑑番号が同じポケモンとその進化系」のみのポケモンのカードに加えて、トレーナーズ・エネルギーでデッキを構成する
・フォルムチェンジなどの違いもOK
・リージョンフォルム(アローラのすがたなど)もOK
・オスとメスで進化先が異なるポケモンもOK
・パラドックスポケモンなどのような姿が似ているポケモンも、使用者本人が種族統一と言えばOK
・ぶっちゃけ使用者本人が種族統一だと言えばどのポケモンでもOK
・旧裏から最新のカードまで使用可能
(ただし殿堂レギュレーション以前のカードを使用する場合は細かいルールの裁定が公式サポート外のため注意が必要。また旧裏を使用する場合は裏面からカードが分からないようにデッキシールドなどを使用する)
・対戦ルールは最新の公式ルールを適用するが、一部のカード(ファーストチケットなど)など以前のルールでしか使用できないカードや、公式使用禁止カード(イマクニ?のカードなど)をどうしても使用したい場合は相手に確認を得てルール変更をする
基本的に、好きなポケモンを使用する点以外はポケモンカードのルールと同じです。
種族統一デッキとは
用語解説のところでも触れましたが、種族統一デッキとは、1種類のポケモンやその進化前/後のみ(とトレーナーズ・エネルギー)で組んだポケモンカードのデッキで、いわゆるファンデッキのひとつです。
ただ、ポケモンカードに少しでも触れたことがある人であれば分かると思いますが、これは完全にただの縛りプレイです。
なんせ、同じ名前のポケモンは4枚までしか入れられず、色んなポケモンを組み合わせて遊ぶはずのポケモンカードで、わざわざ特定のポケモンだけしか使わないわけですから。
デッキが全然回らない未来しか見えないのも仕方ないです。
そもそも本編で遊ぶ時の種族統一という対戦ルール自体も縛りプレイですが、一応あちらでは「手元にいる孵化余りのポケモンを6匹集めて自分だけの面白いパーティを組める」というメリットがあります。
ただそれをわざわざポケモンカードでやるメリットがあるのかということです。
ほんとそうですよね。一体何を考えているんでしょうか。
でもちゃんとメリットもあるんです。
メリットをたくさん語りたいところなのですが、まずは種族統一デッキではなくポケモンカードそのものの魅力のほんの一部についてご紹介します。
ポケモンカードの魅力について
1.ポケモンカードのイラストがやばい
ポケモンカードには、プロのイラストレーター(CGデザイナー)さんが描くイラストが必ず描かれています。
それぞれのイラストレーターさんが描く、ポケモンの日常。野生のポケモンであったり、トレーナーとの日常であったり、バトルの1コマであったり。
よくARやSRやSARなどの全面イラストのものばかり取り上げられがちですが、ノーマルカードに描かれたポケモンカードのイラストだって、どれも素晴らしいんです。
全ポケモンファンは、ぜひとも好きなポケモンのイラストだけでもいいから見てほしいです。
またイラストレーターさんによって表現方法も様々です。
旧裏の第一弾から今までずっとイラストを描き続けている「有田満弘」先生、粘土で立体化した「森井ユカ」先生、隠しモンスターボールをイラストに取り入れている遊び心が込められた「つるたさや」先生・・・語り出すときりがないです。
また一部のカードにはなりますが、進化ラインでイラストが繋がっているというものがあります。
最近のカードで例に挙げると、ポケモンカード151が一番分かりやすいかもしれません。
イラストの中にストーリーが込められているって素敵ですよね。
もちろんイラストが素晴らしいのはポケモンばかりではありません。
トレーナーズも素晴らしいイラストばかりです。
よく話題になるレアリティの高いカードはもちろんですが、レアリティが高くないカードも当然プロのイラストレーターさんがデザインされているので、中には上位のレアカードよりもイラストが良い、と言われるカードもあったりします。
イラストの中にはポケモンが描かれているものもあります。
細かいところだと、はじめてセットの同梱版で右下にポケモンのマークがついているのもありますね。
統一を組む場合、こういったところにこだわってみるのもいいかもしれません。
また、エネルギーカードや各タイプのデザインも洗練されていると思いませんか?
ポケモン本編でのノーマルとひこうタイプなど、イメージが似ているものがポケモンカードでは一部統合されています。
基本エネルギーカードは出た時期やミラーカードやUR、プロモーションカードなどでデザインが異なります。
中にはポケモンが描かれているのもありますね。
ちなみに、旧裏のパッケージや旧裏の有名なカードのイラストを描かれた有田満弘先生は、初期のエネルギーマークのデザインもされていたそうです。
・・・イラストやデザイン関連は語り出すと止まらないのと、新たな沼が生まれかねないので一旦やめて次に行きます。
2.ポケモンのワザがカードオリジナルになっているものが多い
例えばラッタ。
ラッタと言えばもちろん前歯技が有名です。
本編では「ひっさつまえば」と「いかりのまえば」だけだったのに、「のびるまえば」に「するどいまえば」など、どれだけまえばワザあるんだという感じになっています。
またラッタのように、ポケモンカードでは「このポケモンはこんな感じのワザや特性を持たせよう」と意図的にワザを持たせているポケモンがいます。
あなたの推しのポケモンはどんなワザを持っているか調べてみてはどうでしょうか?
3.好きなポケモンがずっと使える
ポケモンカードは25年以上基本的なルールが変わっていないので、実質昔のカードと混ぜて遊ぶことができます。
それこそ、旧裏と呼ばれる古いカードであっても。
少し前まではさほどメリットでもなかったのですが、剣盾以降の本編では全ポケモンが最新作で遊べなくなってしまったことから、自分の好きなポケモンを使いたくても使えない状況となっています。
技も同様で、せっかくのお気に入りの技も忘れなければいけない状況となってしまいました。
ラッタは剣盾・SVでは遊べませんし、BDSPではひっさつまえばもなくなりました。
でも、ポケモンカードは、公式大会などではレギュレーションなどの縛りこそあれど、プレイヤー同士の同意があれば昔のカードも混ぜて自分のお気に入りのポケモンでデッキを組んで、好きなワザで対戦ができるのです。
本編でもついに実現できなくなってしまった「全ての世代の全てのポケモンとともに、過去作技も気にせず対戦できる環境」で遊べるのは、ポケモンカードの魅力のひとつだと思ってます。
4.好きなポケモンをより深く知る事ができる
ポケカに触れることでポケカから繋がるポケモンの歴史や様々な背景が見えてきます。
そのポケモンがどんな姿をしているのか、どんな生活をしているのか、どんな技を持っているのか、ポケモンカードという本編とは違う世界のそのポケモンは、自分というプレイヤーと共に組んだデッキとともにどんな活躍を魅せてくれるのか。
悪の組織に属していたり、もっと昔ならジムリーダーなどの専用だったり。
カードの世界ではそのような背景も見えてくるんです。
またカードに書かれてない(描かれてない)ところは自分で補完しても良いんです。
統一デッキでも組み方次第で活躍の仕方も様々で、相性の良いトレーナーズがあれば「このトレーナーとうちのこのポケモンは作品が違って出会うことがなかったけど、こうやってカードの世界で一緒になると相性抜群だから仲良しなのかもしれないな!」と想像力を高めてみるのも面白いかもしれないですよね。
ポケモンカードに触れることは、ポケモンファンならばぜひ通ってもらいたいファン活動の道ではないかと思っています。
そしてポケモンカードで好きなポケモンのデッキを組むことで、そのポケモンへの「大好き」をカードという手元に残る形にできるのです。
もはや、自分だけのオリジナルグッズとも呼べるものです。
こんな魅力的なポケモンカードの世界で、種族統一というあなただけのお気に入りのポケモンだけを使った、あなただけのデッキ、組んでみたいと思いませんか?
ではそんな種族統一デッキはどうやって作ったらいいのでしょうか。
種族統一デッキの作り方について
まず、デッキを組むにはお金がかかります。それは覚悟してください。
もしお金がかかるのが困る方は、ポケモンカードGBを遊びましょう。
最近switchオンライン加入者特典で遊べるようになりました。
このゲームだけでもポケモンカードにしっかり触れられるので、基本的なルールを学ぶ意味でもプレイする価値はあると思います。
※現行ルールとは一部ルールが異なります
もしポケモンカードGBを遊んでみて、実際のポケモンカードや最新のカードが知りたくなったらこの先も読んでみてください。
では、実際にポケモンカードでデッキを組んでみるのですが、デッキを組む前に準備が必要になります。
それは「どんなカードがあるのかを知る」という点です。
公式ホームページのカード検索ページから、
自分の好きなポケモンカードにどんなカードがあるのかを調べてみてください。
ここの検索、超優秀です。
公式さんこのような素晴らしいものを作っていただき本当にありがとうございます。
DP以降のほぼ全てのカードが調べられ、ポケモン・トレーナーズ・エネルギーだけでなくテキスト内キーワード検索もでき、さらにイラストレーターさんの名前などまで隅々まで調べられます。
では試しにページに飛んでみてください・・・
このカードイラスト可愛いな・・・
このカード強そう・・・
何だこのカード初めて見たぞ・・・
てか検索し放題じゃんずっと見れるわ・・・
さて、無事リンクから戻ってこれましたか・・・?
大好きなカードのイラスト・・・よかったでしょう・・・あれ全部、プロのイラストレーターさんが描いたんですよ・・・
最高じゃないですか・・・?
というわけで・・・
欲しいカードが手元にあったあなたへ。
ぜひそのカードをもとにデッキを組んでみませんか?
様々な進化前・進化後のポケモンやトレーナーズ・エネルギーと共に、どんな戦いを見せてくれるか楽しみでしょう?
欲しいカードがあったけど手元になかったあなたへ。
近所のカードショップや通販、フリマサイトなどで是非手元に集めてみてください。
周りにポケモンカードをやっている友人がいれば、カードにもよりますが交換などで譲ってもらってもよいかもしれませんね。
というわけで、大好きなカードが手元に揃ったら次はデッキを組んでみましょう。
デッキを組むといっても、この記事を読まれる方はポケモンカードについての知識が様々だと思うので、大きく3つに分けて進めていきたいと思います。
1.ポケモンカードをこれから始める場合
もしあなたがポケモンカード初心者さんで、とりあえずデッキだけでも組みたいのであれば、自分の好きなポケモンのタイプにあった初心者デッキ(スタートデッキと呼ばれるもの)をひとつ購入しましょう。
ポケモンを全部好きなポケモンに入れ替えて、空いた枠を適当にトレーナーズ(〇〇ボール系がおすすめ)に差し替えれば、それで完成です。
ベースとなっているのはスタートデッキなので、トレーナーズとエネルギーの枚数バランスも初心者に合わせたデッキになっていると思います。
ベースとなるデッキをスタートデッキではなく中級者向けの構築済みデッキにすれば、より強力なカードにすることも可能です。
ここで注意が必要なのは、同じ名前のカードは基本エネルギーを除いて4枚までしか入れられないことです。
ただこれには例外があり、ラッタとアローララッタとアローララッタGXとラッタBREAKとラッタG(ギンガ)とわるいラッタとマチスのラッタは全部名前が違うので別のカードです。VとVMAXとVSTARも別のカードです。
この辺りはややこしいのですが、要はカードの名前の部分にポケモン以外の言葉が入っていると別のカードということです。
もし周りにポケモンカードに詳しい方がいれば、詳しく教えてくれると思います。
ただしLV.Xのみ「同じ名前のカード」として取り扱います。LV.Xの部分はカードの名前とみなしません。
2.ポケモンカードで遊んだことが少しある場合
もしあなたがポケモンカードに今まで多少触れてきたのであれば、ポケモンカードには同じ名前のカードが4枚までしか入れられない制限が一番ネックとなるのではないでしょうか。
統一を作りやすいポケモン
・EX・GX・V・exなどの「ルールを持つポケモン」
・フォルムが複数あり、カードの名前が違うポケモン
統一を作りにくいポケモン
・他のポケモンと組み合わせた技を使うポケモン
・進化前のポケモン
・収録数が少ないポケモン
レベルXなどのごく一部の例外を除き、ルールを持つポケモンは同じポケモンであっても同じ名前のカードとみなされないため種族統一デッキを作りやすいです。
もし特定のポケモンで種族統一デッキを作るというこだわりがなければ、まずはルールを持つポケモンがいるポケモンから選んでみるのも良いかもしれません。
次に、種族統一デッキではある程度強いデッキを最初から作りたいのであれば、デッキ検索機能を使ってみましょう。
先人の知恵を拝借するのです。
「(好きなポケモン名) デッキ」で検索してみてください。
大抵のポケモンのデッキレシピが出てきます。そこで自分のデッキに必要なカードがだいたい分かります。
種族統一デッキを組む場合はタイプが被ることがほとんどなので、各タイプと相性の良い特殊エネルギーやトレーナーズを知っておき、自分の好きなポケモンをより活躍させられるようにしましょう。
ただ、世に出回っているデッキレシピの中には、手に入れられる拡張パックが限定されている等の理由により市場に出回っていないにも関わらず、スタンダードレギュレーションでの対戦環境で需要過多になっていたり、エクストラ以前で汎用性が高くどのデッキにも入れやすいという理由から値段が高くなっているカードがあります。
それは無理に入れる必要はありません。入れずに別のカードにしたり、代替カード(後述します)にするといいです。代替カードと比較して強くても完全上位互換でない以上デメリットがありますし、慣れないうちは使いこなせない場合も多いからです。
最初から無理に高いカードに手を出さなくても、ポケモンカードは楽しめます。
値段が高いカード→代替カードの例
バトルVIPパス
最初のターンに2枚たねポケモンを持ってこれる強いカード
→最初のターン以外は使えなくなるので「各種ボール系」で大丈夫
バトルサーチャー
トラッシュにあるサポートを手札に加えられるので、実質グッズがサポートになるカード
→「ポケギア3.0」、「ランダムレシーバー」でもサポート代わりにできる
バトルコンプレッサー
山札から好きなカードを3枚までトラッシュする
→使いこなすのはポケモンカードに慣れないと難しいので最初から無理に手を出す必要はない
いれかえカート
たねポケモンをベンチと入れ替えてHPを30回復する
→たねポケモン限定なので、慣れないうちは「ポケモンいれかえ」でOK
ジェットエネルギー
エネルギーを付けたベンチポケモンをバトルポケモンと入れ替える
→ベンチポケモンにつけた時は強制発動なので、慣れないうちは「ポケモンいれかえ」「基本エネルギー」でOK
3.ポケモンカードを理解している場合(おすすめカード紹介)
もしあなたが既にポケモンカードをがっつり遊んでいたり、種族統一デッキを持っていたりするのであれば・・・
さすがに自分よりもがっつり遊んでいる人なのでもう何も言えることはありません!!
・・・と言えたらよいのですが、せっかくこの記事を読んでいただいたので、種族統一デッキにおすすめなカードをいくつか紹介します。
※殿堂・エクストラ・スタンダードで使えるカードのみになります。
回収系
回収系のカードはたねポケモンが枯渇しやすい種族統一デッキにとても有効。
また進化ポケモンを手札に戻せるのでベンチの他の未進化ポケモンをすぐに進化させられ、展開力を上げられる。
カードによってはエネルギーやポケモンのどうぐなども回収できる。
レスキュースカーフ(ポケモンのどうぐ):このポケモンのどうぐがついているポケモンがきぜつした時に、ポケモンのみ手札に戻せる。
レスキューエネルギー(特殊エネルギー):レスキュースカーフの無色エネルギー版。
ボタン(サポート):たねポケモン限定であるがついているすべてのカードを回収できる。
アセロラ(サポート):ダメカンが乗っているポケモン限定ではあるがついているすべてのカードを回収できる。
フトゥー博士のシナリオ/AZ(サポート):特別な指定がなくポケモンを回収できる。ポケモン以外のついているカードはすべてトラッシュされる。
スーパーポケモン回収(グッズ):コイントスが必要であるが、ついているすべてのカードも戻せる。
ポケモン回収サイクロン(グッズ):デッキ1枚制限であるACE SPEC(エーススペック)の制限カード。ついているすべてのカードも戻せる。
回収ネット(グッズ):V・GX以外のポケモンを手札に戻せる。ポケモン以外のついているカードはすべてトラッシュされる。ただし2023年10月27日より、エクストラレギュレーションで使用不可に。
進化関係
種族統一デッキを組むうえで、どのように進化させていくかは極めて重要。
ほとんどのポケモンは進化に有利な特性などを持っていないため、様々なトレーナーズを駆使し、場を展開していく必要がある。
ふしぎなアメ(グッズ):未進化のポケモンが1進化を飛ばして一気に2進化にできる、スタンダードレギュレーションでも定番のグッズ。
退化スプレー(グッズ):旧裏の第一弾から収録されており、ポケモンを退化させることができる。退化させたポケモンは手札に戻るので、ベンチに同じ進化前ポケモンがいれば同じターンに進化させたりすることが可能。進化した時に使える特性などがあれば再使用が可能な場合もある。
ミツル(サポート):本来なら場に出したターンに進化は出来ないが、それを無視して1段階進化できる。
破れた時空(スタジアム):同じターンで何度も進化させることができる。スタジアムなので相手も使用できるのが注意点。殿堂レギュレーションで使用可能。強すぎるので制限カードとなっている。退化スプレーで戻した進化カードも同じターンに進化させられる。
巨大植物の森(スタジアム):破れた時空の草ポケモン限定版。
ぐんぐんシェイク(グッズ):自分のターンが終わってしまうが、ポケモンを出したターンであっても相手のターンが始まる前に進化できる。
ワザマシン エヴォリューション(ポケモンのどうぐ):ワザとしてベンチポケモンを2体まで進化させられる。ポケモンを出したターンであっても相手のターンが始まる前に進化できる。ワザであるためエネルギーを必要とするが、ぐんぐんシェイクよりも使い勝手が良い場面が多い。
ワザ・特性を追加
ポケモンカードにおいてワザ・特性はとても重要。
そのためワザなどを追加できるカードは戦略の幅を広げることができる。
森の封印石/空の封印石/大地の封印石:ポケモンV限定で特性を追加できるポケモンのどうぐ。特性でありエネルギーを使用しないためポケモンVがいれば優先的に入れたい。
いちげきの巻物/れんげきの巻物:いちげき/れんげきのポケモンのワザを増やせるポケモンのどうぐ。
ノーマルZ/ヒコウZ/ドラゴンZ:たいあたり・エアスラッシュ・ドラゴンクローといった主に進化前が持っているワザを一気にGXワザに強化できるポケモンのどうぐ。該当するワザがないと使えない。
記憶のほこら:進化前のワザを使えるようになるスタジアム。
メモリーカプセル/思い出のみ:進化前のワザを使えるようになるグッズ。
ワザマシン(DP以前):現在はほぼ使われていない「ワザマシン」という分類となっている。ポケモンのどうぐには分類されていない。ほとんどのカードは特定のポケモンのみにしか使用できないが、ポケモンのどうぐとの両立・複数枚使用可能というルールになっている。10年以上前のカードであるため強いとは言い難く、殿堂レギュレーションでは種類も少ないため使いにくい。
ワザマシン(SV):特定のポケモンを選ばず全てのポケモンに使用出来るため、ワザが弱めのポケモンでも一気に強化できる可能性を秘めている。使用したターンにトラッシュしなければならないデメリットがある。
BREAK進化ポケモン:一部のポケモンはBREAK進化という更なる進化により強化され、HPが変化しワザを増やすことができる。
代用たねポケモン
種族統一デッキはその特性上たねポケモンが少なくなりがちである。
特にルール持ちポケモンなどの別名カードがいないポケモンはマリガンが発生しやすい。
マリガンしやすいデッキは対戦開始前から不利になりやすく、必須ではないものの対策としてたねポケモンの代用となるトレーナーズを入れることでマリガンを減らすことも視野に入れる必要がある。
注意:カビゴンドール以外の下記代用ポケモンは対戦開始前に出すことはできない。またカビゴンドールは対戦開始前のみ場に出すことができ、それ以外では場に出すことができない(2023年12月30日追記)
また、たねポケモンが少ないときぜつした後に出せるポケモンが出しづらく、壁としてポケモンの代用トレーナーズを入れておくことで次のポケモンの準備までの時間稼ぎを狙うことができる。
きぜつしてもサイドを取られないカードもあり、エネルギーの他、ワザマシンなどのポケモンのどうぐもつけられるため、活用次第ではとても強い。
カビゴンドール:マリガン対策カードの最重要候補。対戦開始前に引けないと実質何も使えないカードとなってしまうが、たねポケモンが4匹しか入れられないデッキからすれば3~4枚採用することで対戦開始前にかなりの確率で引くことができるようになる。
HP120で非ルールのたねポケモンと比べてもとても固く、開幕でワザマシンを持たせてエナジーターボ・エヴォリューションなどを使用できればベンチのポケモンを準備することもできる。きぜつしてもサイドを取られないのも大きなメリット。
リーリエのピッピ人形:HPはカビゴンドールと比べて低い50であるが、対戦開始前以外で場に出すことができ、他のトレーナーズと異なり山札に戻す手段もあるため使い勝手が良い。こちらもきぜつしてもサイドを取られない。
みがわりロボ:HP30で山札に戻す手段はなく、ほぼリーリエのピッピ人形の下位互換。安価であることや5枚目のリーリエのピッピ人形として採用するくらい。
各種化石:最近の化石カードはHPが60~70とリーリエのピッピ人形より高く、特性持ちだったり進化先もあるなど一見リーリエのピッピ人形より強そうであるが、実はきぜつするとサイドをとられてしまう点に注意。
サイド落ち対策
代用たねポケモンのところでも述べたとおり、種族統一デッキはたねポケモンが少なくなりやすいため、サイドにたねポケモンがいる場合はかなりの苦戦を強いられる可能性があります。デッキに余裕があればサイド落ち対策をしておくのも大事。
ヒスイのヘビーボール(グッズ):サイドからたねポケモンを回収するのに一番手軽。一応空撃ちでサイドに何があるかを確認することもできる。進化ポケモンが回収できない点には注意。
グラジオ(サポート):サイドから好きなカードを1枚選べる。1枚しか選べないものの、全部見てその中から選べる点が強い。
シャクヤ(サポート):サイドを3枚まで見て手札のカードと入れ替えられる。手札の不要カードを3枚の別のカードに入れ替えられる点は強いが、サイド全てを確認できないため安定性に欠ける。
タウンマップ(グッズ):自分のサイドを全てオモテにする。グッズであることから手軽に使用でき、全てのサイドを確認することもできるが、引いたカードも相手に分かるため手の内がばれてしまう。
アルフの石版L3(グッズ):LEGENDのシークレットカードのため公式のカード検索ページにはない。裏になっている自分のサイドを全て見て元に戻す、とアンノーン文字で書かれている。相手に手の内はバレないものの、自分との記憶力との闘いも始まる。
さぁ、デッキは出来ましたか?
ここからは、完成したデッキを眺めるもよし、対戦してもっと強いデッキを目指すもよし、それぞれやる事は変わってくると思います。
(特に対戦相手はすぐに現れるわけではないので・・・)
種族統一デッキの使い方
基本的には種族統一デッキは普通のデッキと使い方は同じです。
ただ同じポケモンのみを使用しているという特性上、少しだけ意識する部分があります。
マリガンについて
デッキによっては名前違いのポケモンが複数いないことから、たねポケモンが4枚しか入れられません。
マリガン(最初にたねポケモンが手札に来ない事)が発生するのは諦めてください。
もういっそ何回マリガンするかを楽しんでみてもいいかもしれませんね。
もしマリガン対策をするのであれば、前述したカビゴンドールを採用するのもよいでしょう。
進化先の選択
コラッタが場にいる時、手札に2種類のラッタがいた場合はどちらのラッタに進化するか選択する事ができます。
ベンチにもコラッタがいれば、同時に複数進化させる事も可能です。
ワザの違い、有利なタイプに進化、弱点でないタイプに進化、通常の進化かGX・exの進化にするか・・・
最終進化になっていないポケモンが場に複数いるのは種族統一デッキ特有の状況です。
使いたいポケモンによって進化先の収録数は異なるため差は出てきますが、戦況に合わせてどのポケモンに進化させるかを選択できたら面白いですね。
注意点として、本編と同じくアローラコラッタからラッタには進化できないので、進化前のポケモンの名前や、進化先のカードに書かれている「〇〇から進化」の表記には注意しましょう。
種族統一デッキが組めないと思ったら
先にも述べたとおり、自分の好きなポケモンだとどうしても統一デッキが組めないこともあります。
そんな時はまず殿堂レギュレーションより前の、ホロンやδ種、旧裏のカードなどを使って組んでみても良いかもしれません。
それでもどうしても推しポケモンはうまく使えない・・・
でも正規ルールで勝ちたい・・・
そんな気持ちなら・・・
その時はスパッとあきらめましょう!
統一に拘らなくても、このカードが使いたい、このカードを主軸にしたデッキをつくりたい!というコンセプトで作ればいいんです。
僕も過去に、プラズマ団のラッタのカードがイラストも可愛くてどうしても使いたくなりましたが、ラッタ統一デッキには入れられる性能でなかったことから、別にプラズマ団のデッキを組んで「プラズマ団のラッタデッキ」を完成させました。
推しポケモン・推しカードをどうしても活躍させたい気持ちがあるなら、その着眼点からそのカードのためのデッキを組んでみていいと思います。
もちろんそのデッキは種族統一デッキとも対戦できます。
思い入れなら種族統一デッキにも負けない!
そんな気持ちでデッキを組んでみましょう。
また、もういっそ新たな推しポケモンを、ポケモンカードという新しい場所で探してみるのも良いかもしれません。
ポケモン本編の新作で新しいポケモンと出会い、一緒に冒険したように。
拡張パックで引いたカードでも。
何気に立ち寄ったカードショップのショーケースやストレージでも。
カード検索などでイラストが気に入ったカードでも。
技の名前や効果がなんか強そうだなと感じたという理由でも。
色んな出会いがあっていいと思います。
あなたが一番好きなそのポケモンと出会い一緒に冒険してきたように、ポケモンカードという新たな地方でも新たな出会いと冒険をしてみませんか?
種族統一デッキに特別ルールが必要か
種族統一デッキは、使用するポケモンのカードを縛ってデッキを組む性質上、このカードをデッキに入れていいのか?という問題が発生しやすいです。
例えば、2種類以上のポケモンの名前が書いてあるTAG TEAMのカードです。
別のポケモンの名前が入ってるけどいいのかな…?と思うのも無理はありません。
なお、種族統一デッキのルールではTAG TEAMやリージョンフォルム、パラドックスポケモンなどの姿が似てるだけの別種族ポケモンでも、極論を言えば自分以外が見たら全く別のポケモンであっても「本人が良いと思うなら」無問題というルールにしています。
一見、雑に見えるこのルールですが、実はかなり深い理由があります。
逆に考えてみましょう。
ルールをガチガチに縛って、同じポケモン以外絶対認めないこととします。
そしてあなたの対戦相手がTAG TEAMが入っているから種族統一をしていない、もしくは間違って別のポケモンが入ってるデッキになっていたとします。
これ種族統一じゃないですよ、と指摘しなきゃいけなくなりませんよね?
もしくはスルーしたとしても、後日別の人と対戦した際に「〇〇さんと対戦した時は大丈夫だったのに…」となりませんか?
対戦の途中でルール違反だからと指摘したら、勝敗がその一言で決まってしまうかもしれません。
その指摘、本当に必要ですか?
不必要です。
誰も得しません。
だったらもう、基本的なルールを決める時点で、使用ポケモンの制限なんて「本人の気持ち次第」ってしておけばいいんです。
わざわざ種族統一デッキという遊び方を選んだ時点で、その人は何かしらのこだわりをそのデッキに込めるはずですから。
使用するカードを本人任せにするルールにしておけば、どうしても入れたいカードは入れられます。
相手から何かを言われるんじゃないか、なんて不安は最初から無くしたいのです。
だからルールを「種族統一とは言ってるけど入れるのは何でもおっけー!」と一見何も考えていないような雑なルールにしました。
きっとそっちの方が、ルールに縛られることなく楽しめるはずです。
楽しく遊ぶために、ポケモンを縛る部分においてルールは厳しくない方がいいと思っています。
縛る範囲は自分で決めましょう。
相手に縛りルールを押し付けなくていいように、このルールにしました。
また、種族統一デッキで遊ぶうえでよく問題点として、
・マリガンしやすい問題
・デッキパワーの差
が挙げられます。
マリガン問題については、たねポケモンが4枚までしか入れられない統一デッキも現在カビゴンドールというカードが実装されたこともあり、組み方次第では有利に働くようになりました。
ただ、デッキパワーの差は収録数やルールを持つポケモンの有無などによってポケモンによって有利不利がはっきりしているのは明らかです。
工夫次第ではどうにもならない壁があるのは事実です。
でも種族統一デッキは公式のルール(同じ名前のカードは4枚まで、下手に特別ルールは設けない)のままで良いと思ってます。
基本ルールのままで良いと思う理由。
それは、ややこしいから。
そして、対人戦だから。
公平であればあるほど万人ウケは良いかもしれません。
大会などを開催して競技性も高められるかもしれません。
でもそれはルールをより複雑にし、新規の人が遊びにくい環境も生み出します。
例えば「種族統一デッキは同じ名前のポケモンを5枚以上入れても良い」という特別ルールを設けたとします。
そうすればマリガンし辛くなります。ポケモンによっては今まで活躍し辛かったデッキが強くなるかもしれません。
でも同じ名前のポケモンを5枚以上入れたら、そのデッキは他のルールでは遊べません。
そして何より、その特別ルールを知っている人以外とは遊べません。
それって何か寂しくないですか?
特定のデッキとだけ遊ぶデッキよりも、色んな人と色んなデッキで遊んでいけるデッキのほうが楽しいと思います。
また特別ルールを設けることで、ポケモンカードGBのビッグサンダーデッキのような「マリガンのデメリットなし」を利用したデッキも生まれてしまうかもしれません。
同じ名前のカードを4枚にすることが前提でカードは作られているので、それを崩してしまうとゲームバランスも崩れてしまう可能性があります。
特別ルールは悪用される可能性も視野に入れなければいけません。
ポケモンカードは「対人戦」です。
それはカメラ越しのオンラインでの対戦だったとしても、向こう側に自分と同じ人間がいます。
色んな人とポケモンカードを通して関わりを持つことができれば、時に刺激を受けながらよりデッキを、そして自分自身を高めることができます。
人と関わりを持ちながら遊べるというのは、カードゲームの魅力のひとつでもあるのかなと思っています。
だから相手がいるということは、その場でやりとりすればいいんです。
マリガンが何度も発生してしまっても、ルールではマリガンでのドローは強制ではないから自分は山札をたくさん引かなきゃいいんです。
力の差がありすぎるなら、相手と話し合ってサイドカードを減らすとか増やして倒す数やサイド落ちの調整をする、弱点や抵抗力なしで対戦する、そういうやり方もあると思うんです。
対戦相手とやりとりしましょ?
コミュニケーションしましょ?
身も蓋もないことを言うならば、種族統一に「公平さ」を求めること自体が無理があります。
本編でも種族統一における種族値の差は時に理不尽なこともあります。
そしてそれはポケモンカードにも存在します。
しかし例え圧倒的な力の差であったとしても、いかに「自分のポケモンらしい」「素晴らしい戦い」を目指すか、といったものが種族統一の楽しみ方ではないでしょうか。
もしそれでも公平さに拘るのであれば、公式が定めた公平なルールであるスタンダードレギュレーションのルールで遊んだほうが良いと思います。
だから種族統一デッキだけの特別ルール制定は、僕は反対です。
種族統一デッキのその先へ
個人的に種族統一デッキの良いところは次のような点があると思ってます。
1.自分だけのこだわりが詰まったデッキが作れる
2.好きなポケモン、好きなイラストのカードを使う事が出来る
3.レアカードやミラーカードなどを入れることで、より自分のこだわりを極めたデッキにできる
4.スタンダードレギュレーション以外のカードを取り入れることが多いため、レギュレーションを超えたエンジョイ対戦がやりやすい
5.好きなポケモンのカードの多様性を知る事で、今まで知らなかったポケモンの側面も知ることができ、そのポケモンがもっと好きになる
6.古いカードは比較的安価であることも多く、コスパに優れる
7.品薄・高騰してるような話などで足が遠のきがちな今のポケモンカードに目を向けるひとつのキッカケになる
8.デッキシールドやケース、プレイマットなどのポケモンカードのサプライとも統一する事でより一体感が出る
一般的に、カードゲームを続ける場合は数多くのカードから最適なカードを選択していく必要があります。
当然、25年以上続くポケモンカードもまたとてつもない種類があります。
ただ今後もポケモンカードが続く限り新しいカードは出続けますし、自分がカードゲームをプレイし続ける限りは、それを追い続けていく必要もあります。
また必須カードや対戦環境を意識しながらデッキを作り変える必要もあるでしょう。
時にはしんどくなる事もあるかもしれません。
しんどい感じの趣味ってなかなか手を出しづらいですよね。
でも種族統一デッキの場合、自分の好きなポケモンのみを追い続けるだけでよいのです。
むしろ好きなポケモンが収録された時に嬉しい気持ちになることの方が多いでしょう。
種族統一デッキ同士の対戦だけを視野に入れるのであれば環境の流行りを追う必要もないですし。
もしカードゲームを始めるなら、という視点で見ても、種族統一でポケモンカードを始めるのはおすすめです。
また種族統一デッキはこだわればこだわるほど、色んな改良ができます。
デッキの組み方次第で同じポケモンであっても全然違う回し方になることもあります。
エネルギーカードを次々つけてすぐにワザを撃てるようになるスピード型、相手のやりたいことを封じるロック型、ダメカンばらまき型にベンチ狙撃型などなど。
選ぶポケモンに左右される部分はありますが、ポケモンのワザの特徴を活かしたり、トレーナーズなど他のカードとの組み合わせで全然違う回し方になることも多いです。
前述したとおり、使用するポケモンが描かれたトレーナーズやエネルギーを入れてみるのもこだわりポイントです。
本編で使用していたキャラクターをトレーナーズとして優先的に採用するというものや、世代を合わせるというのもいいかもしれません。
レギュレーションをスタンダード・エクストラ・殿堂で組むことができれば、公式の対戦でも使用可能になる他、公式ページでデッキレシピを作成して公開することも可能です。
ぜひ自分のこだわりを詰め込んだデッキを目指していってください。
そして種族統一デッキを組んだらひとまずそれで終わり!というのはもちろんそれで良いと思っています。
でももしあなたがもっともっとポケモンカードの魅力に触れたいなと思ったら、もし好きなポケモンでデッキを組んでる時に他のカードも使いたいなと思ったら、もちろん他の新しいデッキも組んでみてもいいんです。
種族統一だけにこだわる必要はないです。
むしろ種族統一でデッキ組もうとする方がイレギュラーです。
種族統一デッキはあくまでもポケカに触れるキッカケにしてくれて良いんです。
種族統一デッキをキッカケに、ポケモンカードをより深く遊ぶ人が少しでも増えれば嬉しいです。
他の方のデッキレシピを参照するもよし、ジムリーダーなどのゲーム内NPCをイメージしたデッキにするもよし。
コイントスしまくるデッキでコインに振り回される運まかせデッキとか。
推しのイラストレーターさんが出来たなら、その推しのイラストレーターさんのポケモンのみでデッキを組んでみるのも面白いかもしれないです。
もちろんそれは進化出来ない場合もあるので、最終進化だけは推しイラストレーターさんのカードのみにする、など工夫は必要かもしれませんが。
デッキの可能性は無限大です。
おわりに
いつやめてもいい、いつ戻ってきてもいい
敢えて身も蓋もないようなことを言いますが、ポケモンカードはずっとやり続けなくても良いと思っています。
いつやめたっていいんです。
だってポケカより優先しなきゃいけないことなんて人生でたくさんあるんだから。
新しいカードを買うならお金もかかりますし。
ポケカから離れなきゃいけない時が来たら離れてもいいんです。
ただそんな時が来たとしても、ひとつだけでいいからデッキは残していたほうが良いと思っています。
デッキは保管に電池もいらないです。
よほど大量のカードでなければスペースも取らず維持費もかからないですから。
そしてたまにふと「ポケカ周りで流行り出したからまたちょっとだけ触ってみようかな」と思った時が来た時、そんな時に思い出のデッキを1つでも残していたら。
昔遊んだデッキを取り出して、当時を思い返しながら、当時にはなかった新しいカードを眺めながら
「新しいポケモンはこんなものがあるのか」
「今はこんな便利なカードがあるんだ」
と新たなカードとの出会いがたくさん待っているかもしれない。
そこから何かのきっかけでポケモンカードへの熱意が戻るかもしれない。
もしかしたら手元に残していたデッキは周りのカードが強すぎて環境についていけないかもしれない。
でも、ポケカに戻るきっかけを残してくれた、思い出を引き継いでくれたのはそのデッキです。
そんなデッキが手元にずっと残ってるって素敵なことだと思いませんか?
ちょろい?ちょろくていいじゃん。
だって、とても楽しそうじゃないですか?
だから気軽に始めて、気軽にやめて、気軽に戻ってきていいんです。
もし、この記事を読んでくれた方が少しでもポケモンカードに興味が沸いたなら、種族統一という形からでも、そうでない形からでも、ぜひカードを手に取ってもらえたら嬉しいですね。
10年以上ラッタデッキを持ち続ける理由
僕は、デッキとは作品のようなものと思っています。
本編とはまた違う、日々増えていくとてもたくさんのカードプールから自分の好きなカードを、こだわり抜いたカードを選び、厳選し、回し方もイメージして完成させていきます。
もちろん最初に完成させたものは自分が想定していたものよりうまく回せないかもしれないです。
だから、少しずつ改良、修正していきます。
僕は芸術には疎いのですが、一度世に出した作品を「この時の作品はやり直したい」と思うこともあるとよく耳にします。
でもデッキなら、この作品はやり直したいと思った時にやり直せるし、もちろんレシピを残しておけば当時のデッキを思い返すこともできます。
そして自分の作品をより、納得したものに近づけることができるかもしれません。
デッキ作成にはそういった面白さがあると思っています。
ただ、全てのデッキにそんな熱意を注ぎ続けるのって限界があります。
だからこそ、僕はひとつだけ、ずっと改良し続けるデッキを持つようにしています。
また今も新しいものが出続けているポケモンカードです。
新しいカードで劇的に動きが変わるものもあるかもしれません。
今完成しているデッキも、数年後はまた違った姿を見せてくれるかもしれません。
ポケモンカードが続く限り、いつまでも成長し続ける余地を残しています。
ラッタは全てをつなぐ
前述したとおり、自分でつくったデッキという作品は自分だけのオリジナルグッズでもあります。
誰のものとも違う、世界でたったひとつのグッズです。
例えそれがデッキレシピを真似て作った自分のデッキだったとしても、そのデッキはあなただけのもの。
だって、過去の思い出が違うから。
そのポケモンと出会った頃からそのデッキとの思い出は始まっています。
そのデッキにはきっとあなたがポケモンを大好きな気持ち、すなわち
「ポケモン愛」がたくさん込められていることでしょう。
そしてこうやって思い出と共にポケモンカードで再開し、デッキを
「つくる」今があります。
そのデッキで対戦し、勝てる楽しみやうまく回せた時の喜び、時にはうまくいかないこともあるでしょう。
それでもこれから新たに出るカードと共にデッキを改良していけば、より自分らしいデッキがが磨かれていく。
これからの未来もまた、そのデッキと共にたくさんの人やカードとの
「楽しい」出会いが待っているかもしれません。
過去と今と未来。
「ポケモン愛(=ラブ)」と「つくる」と「楽しい」
それら3つを縮めて「ラッタ」です。
全ての種族統一のデッキは、そう、ラッタへつながります。
そして過去と今と未来もまた、ラッタへとつながるのです。
ラッタが詰まった思い出のデッキをあなたもひとつ、持ち続けてみませんか?
とても長くなりましたが、
最後まで読んでいただきありがとうございました。