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plastic_girl
詩 雪だるま
踏み切り待ちの
道の脇で、
小さな雪だるまを
見つけた。
僕はその雪だるまを
見つめてる。
❅
すると
景色は淡く揺れ、
そして
意識がボンヤリずれる。
意識が過去に飛んでいく。
意識は過去に張り付いて、
目の前の景色に重ね合う。
懐かしい感情が
僕のこころを捉えて、
記憶の底を
手繰り、手繰る。
けれども
糸は切れていて、
感情だけが
取り残される。
❅
景色は日常へと戻り、
僕は雪だるまを
見つめてた。
もう一度同じ感情を、
呼び戻そうとしてみても、
通り過ぎたものは帰らない。
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