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詩 車窓から富士山が見えた

車窓から富士山が見えた
それは鉄橋を渡ったとき

僕は本を読んでいた
しばらく前の読みかけの本

どこまで読んだか忘れてしまい
ふらふらとページを行き来して

ふと目を上げると
鉄橋の向こうに富士山が見えた

山は雪を被って真っ白で
白い雲と見分けにくい

山の稜線まで白くなり
青空に白く浮かんで
見惚れてしまう

でもそれは一瞬のことで
だから余計に目に残ってる

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