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tukamatter
俳句 春昼
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俳句を作りました。
今回は二句です。詩を添えました。
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俳句
昼下り 桜吹雪や 道染まる
降り止まぬ 止められもせぬ 落花かな
詩
春の長閑な
ひとときに
眠気覚えて
ウトウトと
目覚めてみると
昼下り
雲の切れ間の
空青く
そぞろ歩けば
公園に
人、人、人の
花見客
花は吹く風
舞い上がり
宙を埋める
花びらよ
散るはかなさに
空仰ぎ
とまらぬ花は
地に積もり
散った枝の
空青く
もう止められぬかと
桜見る
*
時候は以下の通りです。
・春昼(しゅんちゅう)
春昼は、眠気を誘うのんびりとした
長閑な時間、午前中の一仕事を終えた
ときに味わうような駘蕩※
たるひとときを意味している。
季語は以下の通りです。
・落花(らっか)、桜吹雪
桜の花の命は短い。その花の散る様を
落花といい、飛花といい、花吹雪と
いって愛惜の情を表わす。
※駘蕩(たいとう)
のどかなさま。のんびりしたさま。