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俳句 春昼


俳句を作りました。
今回は二句です。詩を添えました。

俳句

昼下り 桜吹雪や 道染まる

降り止まぬ 止められもせぬ 落花かな 


春の長閑のどか
ひとときに

眠気覚えて
ウトウトと

目覚めてみると
昼下り

雲の切れ間の
空青く

そぞろ歩けば
公園に

人、人、人の
花見客

花は吹く風
舞い上がり

宙を埋める
花びらよ

散るはかなさに
空仰ぎ

とまらぬ花は
地に積もり

散った枝の
空青く

もう止められぬかと
桜見る


時候は以下の通りです。
・春昼(しゅんちゅう)
 春昼は、眠気を誘うのんびりとした
 長閑な時間、午前中の一仕事を終えた
 ときに味わうような駘蕩たいとう
 たるひとときを意味している。

季語は以下の通りです。
・落花(らっか)、桜吹雪
 桜の花の命は短い。その花の散る様を
 落花といい、飛花といい、花吹雪と
 いって愛惜の情を表わす。

ハルキ文庫 角川春樹編 現代俳句歳時記 春より一部抜粋

※駘蕩(たいとう)
 のどかなさま。のんびりしたさま。

広辞苑

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