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俳句 冬至


俳句を作りました。
今回は一句です。詩を添えました。

俳句
冬ざれや 水辺にともる リュウキンカ


冬の陽ざしは暖かくても
風は冷たく肌をさす

冬至が過ぎてもまだ日は短く
三時というのに日が傾く

木の葉が埋まる小さな池は
日陰に隠れて寒々と

池のそばに咲くリュウキンカ
緑の葉っぱに、黄色い花を咲かせて
冷たい風に揺れていた

寒い景色のリュウキンカ
水辺をあかるく灯していた


時候は以下の通りです。
・冬至(とうじ)
 二十四節気の一つで、太陽の黄径が
 270度に達したとき。新暦の十二月
 二十二日ごろにあたり、北半球では
 一年中で昼が最も短い。この日に粥や
 南瓜を食べたり、柚子湯を立てて入っ
 たりする習慣がある。古代中国では、
 陰が極まり陽が復するとして、
 「一陽来復」とよぶ。
季語は以下の通りです。
・冬ざれ
 見渡す限り冬の景で、荒れさびた感じ
 をいう。

角川文庫 俳句歳時記 冬


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