俳句 日永


俳句を作りました。
今回は一句です。詩を添えました。

俳句
並木道 見返す陽ざし 日永かな


風が強い午後の暮れ

感動を探しに外に出た

陽ざしが残る空を見上げ

日が延びたことの驚きと

気付けてなかった驚きに

何度も空を見上げてしまう

冬枯れの銀杏並木を照らす日は

僕も眩しく照らしてる

周りを見れば僕と同じように

陽ざしを見返す人がいる

皆が春を待っていた

きっと、あなたも


時候は以下の通りです。
・日永(ひなが)
 春は冬の短日のあとなので、日永の
 思いが強い。季語が日本人の生活の
 中から生まれた感動の凝縮された
 ものであるのは、この春の日永・
 夏の短夜・秋の夜長・冬の短日と
 いう表現を考えても実によくわかる。

ハルキ文庫 角川春樹編 現代俳句歳時記 春より一部抜粋


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