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俳句 庭先のみかん

俳句

小春日や マフラー脱いで 風に冷え

枯れ芒 ザワザワしても 右ならえ

庭先の みかん落ちるや 空快晴

ぽかぽかと 陽に温まる 歯が痛む 

温かい小春日に
川辺の土手を歩いてる

枯れ芒の行列が
ザワザワとざわめくけれど
きちんと穂は右ならえする

小道沿いの庭先に
大きなみかんが実をつけて
誰にもとられず落ちている

きっとみかんはいうだろう
なぜわたしを植えたのかと

それでも空は大きくて
どこまでも快晴だった

ほかぽかと陽にあたり
いい日和だったのに

僕は歯が痛み出し
自分だけを見つめてた

*季語
・小春日
・枯れ芒
・みかん

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