俳句 春分


俳句を作りました。
今回は二句です。詩を添えました。

俳句

雨に散り 花びら地べた 広がって

花散りて 水面みなもたまるや 水たまり


桜が雨にうたれてる

うたれて散った花びらは
地にも花びら咲かせてる

仰ぎ見る、人はいなくて
水面みなも見る、人もいなくて

散った花が連れてきた
春の寒さに僕は震えて
傘を持つ手は濡れそぼ

ああ、桜よ
なんて愛おしい
もうお前は散ってしまう

うるんだ瞳のような
花の色に

また会えるかは
僕は知らない


時候は以下の通りです。
・春分(しゅんぶん)
 二十四節気の一つ。陽暦では、おおむね
 三月二十一日ころで、太陽黄経が0度に
 なる日。昼と夜の長さが等しくなるので、
 中日ともいう。
 
季語は以下の通りです。
・花
 日本の詩歌は伝統的に花といえば、
 桜の花をいい、俳句においても花
 といえば桜の花を示す。

ハルキ文庫 角川春樹編 現代俳句歳時記 春より一部抜粋


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