結婚指輪も「多様性」でいいじゃない
「給料3ヶ月分」
そんなワードができたのはいつの頃なのだろうか。
個人的には「古いなあ」とずっと思っていた。
私は飽き性だ。そして凝り性だ。
この二つが同時に存在していることに違和感を覚えるだろうが、事実なのでそのまま置いておく。
結婚している間はほとんどの人が一生身につけているであろう結婚指輪。
職業的に指輪がNGな人でも、家に置いてあったり首から下げてネックレスにしていたりと持っている人の方が多いのであろう。
私たち夫婦は授かり婚だったことや結婚式を挙げていないこともあって、「結婚指輪」を持っていない。
している人を見るともちろん羨ましい。
「パートナー同士の絆」のようなものを目に見える形で表しているような感じがしてくる。
でも。
ふと、考えた時があった。
高価な指輪を贈ってもらったとして、私はそれで満足するだろうか、と。
アクセサリーとしての指輪は好きだ。
作業をしているときにふと目に入る時、そこに自分の気に入っている指輪があるとテンションが上がる。
シンプルなのも好きだし石がたくさんついているのも好き。
でも、半永久的に「同じデザイン」というのは耐えられないかもしれない。
滅多に出さないくらいの金額を出してペアでリングを買うよりは、ペアリングは安くてもいいから「結婚指輪」代わりのリーズナブルなお値段の指輪が何個も欲しい。
そう思うようになった。
アレルギー体質の人や、アウトドアを趣味にしている人たちがシリコン性のリングを結婚指輪として購入している、というニュースを見たからかもしれない。
「給料3ヶ月分」もしないお値段だから、アメリカでは若者層の新婚さんがシリコン性の指輪を結婚指輪にしている人も多くなっている、というのも同時に書いてあった。
日本でも以下のサイトなどで買えるようだ。
→AMORE
私たちはちょっとどこか世間様とはズレている組み合わせだ。
なら、指輪の形も世間とズレていたっていいじゃない。
そして何より経済的に優しい形になる。
幸いなことにというかやはりというか、夫は納得してくれて「それでいいよ」といってくれた。
ペアになっているリングは少ないが、私たち「パートナー同士の絆」は満足の結果に落ち着いた。主に私のだが。
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