No.0056 重要なのは「内閣支持率」ではなく「政党支持率」

※約2200文字の記事です。

 ふう疲れた、明日が6連勤最終日なのであと1日もってくれおれの身体…w


 今回は政治のお話、ちょっとお堅い話題なので興味ない方はさらっとお読み頂ければと思います。



 政治のお話で最初にnoteを書いて4ヶ月くらい経過しているのですが、ダッシュボードを確認したら通算でも上位にランクイン、月単位で分けてもコンスタントに見られているようです。ありがたやありがたや…

 おそらく自分が思う以上に皆さんの政治に関心が高く、安倍政権の盤石さに何とか打開してほしいと思う野党支持者がいらっしゃる方が見て下さっているのでは?と思っています。与党支持者も1つの考えたかとして見ているんでしょうねぇ…雑な考えの披露だったのですが、見られた皆様に本当に感謝です。



 さて、今回は内閣支持率が共同通信では2年ぶりに4割をわった事が「何故か」話題になっておりますが、今回の要素としては

 1.黒川弘務前東京高検検事長の関連

 2.新型コロナウイルスの政府としての対応

 と思います。ただ数値を見る限り、思ったよりも支持率の下落幅が低く、共同通信の世論調査に答えられた方は比較的冷静にこの二つの事案を受け止めていたと予想されます。朝日新聞と毎日新聞の世論調査ではこれより低い数値が出ていますが、ちょっと素直に見ることがができませんね。


 この2つの世論調査から「危険水位では30%以下を割り込ませて、そこから安倍内閣は風前の灯火である」という情報を各所で上げさせてもらい「安倍内閣もそろそろ終わりかぁ」という風潮を作ることが目的なのかなぁと思ったからです。


 ふと思い出すのが、武経七書の1つ六韜。こちらの三疑編にて「強国に勝つには君主と臣下の関係を離間させ、民の支持もなくさせるように謀を仕向けます。ただし謀を察知されたら効果はあがらないですし、失笑や非難を買うことになります。悟らせずに行うことが重要です(意訳)」と書かれており

・ある事象を書いた記事がどこに置かれているか

・ある事象を書いたその「見出し」はどう書いているか

・これら2つによるその「利」はどこにあるのか

 という新聞の記事を編集した方やその新聞社の意図を読み取ることで「この記事を紙面のここに置いて、この見出しをつけると、どこに『利』を見いだせるか」というひねくれた考えをすれば、自ずと毎日新聞さんと朝日新聞さんの『考え』や『意図』は見えてくるのかなと、今回の共同通信さんの世論調査との差異で見えてきたかなぁと思っています。


 さらに、私は重要なポイントとしては「内閣支持率」ではなく「政党支持率」なのではないかと考えています。なぜならこの数値は衆院選や参院選、間接的に地方の選挙にも影響を及ぼす数値だからです(沖縄県議選と糸満市長選と糸満市議補選が一緒にあるのに全国的にあんまり言われてないなぁチラッチラッ…小松島市長選は、うん、まぁそのね)

今回の共同通信さんの世論調査では確かに内閣支持率は下落、不支持率が上昇しているのですが、政党支持率を見ると…

自民党 37.4% (前回35.1% 前回より2.3p)

あれ、政党支持率は上昇してる…?以下各政党の政党支持率をば

公明党 3.0% (2.3p減)

立憲民主党 7.2%(0.3p)

国民民主党 0.9%(0.3p減)

社民党 0.4%(0.3p減)

日本共産党 3.0%(0.2%減)

日本維新の会 7.3%(1.4p減)

れいわ新選組 1.7%(0.2p)

NHKから国民を守る党 0.3%(0.1p)

支持する政党は無い 36.4%(0.9p)


 自分の手元に残るデータを見る限り、立憲民主党さん、3ヶ月前までは10%あった政党支持率が下落、現在はだいたい6~7%で低迷しているのがなんとも言えない…一方日本維新の会は今回こそ支持率が下がりましたがここ2ヶ月野党の中では支持率首位を維持をしているのがポイント、とりあえず与党とまともに戦える2ケタ超を目指していきたいところです。

 まず確実に言えるのは、素直に数値を信用しきれないとはいえ、この状況でも解散して衆院選を行えばまともに野党は戦えないと言うことです。前回もそうだったのですが野党同士の議席の奪い合いが発生して与党の議席が減少しない、最悪増えてしまう可能性すら秘めているということです。

 数値を見ると自民と立憲の政党支持率は5.19倍、現在の議席数は5.16倍と類似しています。対して国民は政党支持率は41.5倍、議席数は7.47倍とかなりの乖離が発生しています。皆さん忘れちゃっていると思いますが、これは前回の衆院選には国民民主党は存在せず、小池百合子さんが立ち上げた希望の党で闘った影響が色濃く反映されていると考えられます…マイナスの方向に。

国民民主党はとてもじゃないですが解散を強く要求することは出来ないでしょう。次回の衆院選が怖すぎる…よっぽど上手く立ち回らないと現状の38議席を守ることはできないでしょう。


 大事なのは「内閣支持率を下げること」ではなく「政党支持率を上げること」で議席数と支持率とのギャップを上の方でなくすことですね(上述した国民さんを例に取るなら41.5倍のギャップをとりあえず7.47倍まで戻すこと)。政党の議席を守るためには「政党支持率を上げる行動・活動を地味に行う」しか方法は無いと思います…が、その割に与党以上に危機感ない野党さんが多いのが辛いところなのですが…