宿題って誰のため?

先日将棋棋士の藤井聡太さんが「宿題はおかしい」そんな持論を唱えていたと耳にしました。とても聡明な方ですし、藤井聡太さんには確かに宿題は必要ないと思います。私も我が子の宿題について、必要性を感じてはおらず自主性に任せていました。でも結果…

宿題をみてショック

我が子は本をとにかくたくさん読む子で、テストの点数も悪くはないしそれほど学力を気にしていなかったのですが、ふと宿題のプリントに目をやってびっくり!字が蛇のようにくねっくねで、とても見れたものではありませんでした。
私が放置した結果、とりあえず書いて出せば何とかなると子どもは適当に宿題をやり過ごしていたのです。
宿題は本当に意味のないものになっていました。

せっかくなら意味のあるものに

宿題にかかる時間は10分くらい。でも毎日だと積もり積もって大切な時間になります。子どもの宿題は漢字の練習と算数の計算のプリントでした。せっかく毎日するのであれば意味のあるものにしたいと思い、字をきれいに書くための練習として漢字のプリントを頑張ってもらいました。毎日漢字のプリントだけはチェックするようにしました。すると漢字を丁寧に書くことができるようになりました。見て褒めてあげるだけでぐんぐん上達しました。字の汚さが気になっただけだったので、算数のプリントは引き続き自主性に任せていました。算数のテストもよくできている方だったので安心していたのです。

先生も宿題は重荷?

ある日、学校から持ち帰った提出済みの算数のプリントを見てびっくり。先生からの丸が2つしかなかったのです。でもよく見るとほかの解答も正解していました。先生も30人近い生徒の宿題を毎日見るのは大変なのですね。子どもも正解しているのに丸がもらえないのではやる気を失います。そこで算数のプリントのチェックもするようにしました。先生にとっても宿題のチェックは重労働なんですよね。先生の働きすぎは今問題になっていますし、だったらやっぱり宿題なくしてもよくない?そんなことを思いながらも愛する我が子と向き合う時間は良い時間に変化していきました。

弱点に気づく

毎日算数のチェックをしていると「問題読んでない時があるな」「計算スピードが遅いな」など子どもの癖や弱点に気づくこともできました。漢字もプリントを通して字もどんどん上達していきました。子どもを見て褒めて一緒に勉強することで、子どもはやる気になりました。

結果宿題は誰のため?

私は宿題はなくても、正直成績はそれほど変わらないと思っています。成績をあげるためであればほかにも有効な勉強法が山のようにあると思うからです。宿題の時間を読書にあてたいくらいです。
ただ今回私が経験したのは、宿題があったから子どもの弱点にも気づくことができたということ。子どもとの有意義な時間が増えて子どももやる気になったということ。宿題は私の親としての未熟な部分を改善させてくれました。
宿題は私のためだったのかも。

正直、子どものお世話して宿題までしっかり見てあげるなんて手間がかかってしかたないですけどね(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?