はじめてのインターネット◆ピーピーピーピーヒョロロロ……ピーブピブーピーガーーーー
私のインターネットとの出会いは中学生まで遡る。
中学校のパソコン教室に置かれたPCとの出会いが、それだ。
当時は「ヤフーきっず」に接続して、トップページを見るだけで感動していた。
ただし、当時のパソコン教室のPCが一斉にネットにアクセスするものだから、貧弱なダイヤルアップ回線は、速攻でパンク寸前になってしまった。
たぶん、お昼休み全部つかってヤフーきっずのトップページを表示する、とかだったと思う。
それから少しあと、念願の自宅PCにインターネットが引かれた。
これはもう、ちょっとした事件で、田舎の高校生は速攻でネットの世界に魅了された。
当時のインターネットは、なんとなくヤバい雰囲気があり、接続しているだけで「ちょっと知ってる感」を出せた。
BBSやキリ番ゲット、チャットで深夜まで、顔も知らない人と話しまくり、意見を交わしてから随分と時間が経った。
当時の人とはもう繋がっていないが、少なくともそこで過ごした時間は無駄ではなかったと思う。
あの経験がなかったらブログも始めなかったし、インターネットに今ほどお世話になることもなかっただろう。
あの独特のアンダーグラウンド感溢れる、ちょっと「わちゃわちゃ」した空間で過ごしていた自分に「将来、ブログ書いたりインターネットのサイトに記事を書いたりする様になる」といっても、確実に信じないだろう。
ダイヤルアップの音を聞かなくなって久しいが、独特のなんとも言えない音は、当時のインターネットに接続する瞬間の「ちょっと悪いことをしてる感」を思い出させてくれる。
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