まだ1月、もう2月

1月がもうすぐ終わる頃になると「もう2月になるの?」とみんなが驚き始める。私もそうだった。
なのに今年は「まだ1月なのか。」と思っている自分に驚いている。時の経つのが遅い。

毎日「今から何をしよう。」と考えるからかもしれない。
スマホの「今日はもう予定はありません」は壁紙の一部となっている。スケジュールなんて無いし、日々のルーティンは年々減っていく。
そういえば、東北は冬になると外に洗濯物を干さないものなのかな。うちも最近では乾燥機がフル回転している。ますますルーティンが減っていく。
それと、引っ越しをしてからキーボルというルンバの親戚を迎え入れ、2階の掃除はキー坊に担当してもらっている。
つまり私はありがたいことに暇なのだ。テレビを見たり、スマホをいじったり、本を読んだり、家事をしたり。
ただ、去年もそんな感じの日々だったけど「もう2月?」と思っていた。去年はテレビやスマホ、読書に夢中になっていて時が経つのが早かったのかもしれない。
そのせいか、最近は目がしょぼしょぼしてきて、外を見てボーッとする時間も増えてきた。

「今から何をしよう。」と思えるのは頭の中が空っぽだから。(アホとかでは断じてない。)しなくちゃいけないことや心配事などがないから。(能天気とかでも断じてない、、?)
「晩御飯どうしよう。買い物にはいきたくないな。作る時に考えればいいか〜。できなかったらその時考えよう。」
心配事も同じで、予防はちゃんとやって、あとは事件が起きてから考える。
そういうふうにすると頭の中が空っぽになる。
頭の中が空っぽになると、暇を実感するせいか時間の流れが遅く感じられる。
ボーッとする時間も本当に何も考えずボーッとできるようになった。目を休ませるためメガネを外して、ピンぼけの状態で空や白い壁を見る。
体の温度や痛み、歪み、呼吸などを快適に整えてから、リラックスしたままで金縛りを目指す。
目は、飛蚊症なので黒い糸屑が動いているのを見たり、何かがクルクル光っているのを見たりしている。
耳は、風の音や鳥の声、家が鳴る音、家電の音などを聞いている。
そのうちに寝落ちすることもある。
寝られないときは体だけレム睡眠中みたいになる。私はサウナはやったことがないからわからないけれど「整う」と同じではないかと思っている。「瞑想」や「座禅」もいまいちわからないけど、似たようなのではないかな。
脳科学的にはどれもセロトニンが出まくっている状態らしい。
最近はそれらの感覚を割といつでも感じることができるようになった。助手席に座っているときや、本から顔を上げた瞬間とか。

あまりボーッとばかりしていても脳が衰えてしまうので、
脳の老化予防のために久々にキーボードで文字入力をしている。自転車の乗り方を体が覚えているように、指がちゃんとアルファベットの位置を覚えていた。良かった。
今朝は左手で歯磨きをした。以前しばらく続けていたからか、それもスムーズに出来た。
そういえば先日、スズキのスイフトを試乗した。愛車はN-BOXなので、ギアの位置が違ってプチパニックを起こした。駐車は白線内にかろうじて入っていたレベルだった。「私にはコンパクトカーは無理だと思う。」と夫に訴えた。けれど、私の脳はきっと楽しんでいたんだろうな。


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