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図書館に行ってきた 17

午前零時のサンドリヨン 相沢沙呼
あまりに細かい伏線に記憶力が追いつかなかった。もっと若いときに、その時期ならではの悩みを持っていたときにこの本に出会えたら良かったのかも。
ライトノベルのよう。

狗賓童子の島 飯島和一
数ページ読んで「これは挫折するな」と思ったけど、何とか最後まで読めた。時代小説を割と読み慣れているからというのもある。でもそれよりも文章が親切だった。たくさんの登場人物全ての名前の前に、必ず役職、主人公との関わり、思い出を繰り返し繰り返し書いてくれて、忘れっぽい私に最後まで寄り添ってくれた。

アンと青春 坂木司
「和菓子のアン」はとても面白かった。和菓子に関しての知識が興味深かった。今作はその続編で、謎解きが複雑、長めで前作よりテンポが悪かった。
「赤毛のアン」のファンなのか、3作目は「アンと愛情」というらしい。和菓子絡みの謎解きとかは考えるのが大変そう。

八丁越
御留山 佐伯泰英
酔いどれ小藤次のラスト2冊。長かったけど、他のシリーズよりは明るくて読みやすかった。
通嘉が小藤次の想いを全く理解していなかったところが物語として何か良かった。
駿太郎が活躍するようになっていたけど、小藤次がまだまだ強くて嬉しかった。

カササギ殺人事件 上下 アンソニー・ホロヴィッツ
下巻を読んでようやく上巻にエピローグがある意味がわかった。上巻の解決編は先に読んでも別によかったかも。なんて言ったら怒られるかな。
2重の物語が読めて、プロと素人の見方の違いが面白かった。ミステリは探偵と読者が同じ目線で、恋愛モノは読者が主人公の後ろをついていく目線っていうの、納得。

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