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ゲームボーイから受け取ったもの。

半世紀を1分で

先日、帰省先でゲームボーイアドバンスSPを購入しました。

自宅で昔の初代ゲームボーイソフトを引っ張りだして試してみたけど、まだまだ現役のまま動いてました。感動!

ゲームボーイって、ファミコンよりもさらに情報が少ないのに今でもハマった頃(小5くらい)の感覚や記憶が鮮明で、半世紀ぶりに遊んでみたけど当時の感覚がそのまま体験できました。

ゆうに20年以上を越える感覚を、ものの1~2分で蘇らせるレトローゲームには、ノスタルジーだけではない、もっと科学的というか何か強い根拠があるのではないかなぁと思うんです。

思うに、色も音楽も、音声やドット数も制限された中で、子供のころ必死に補完(妄想)して遊ぶから楽しかったし、記憶に残ってるんだろうなぁと思いました。

そうです、

「記憶に残る」という行為こそ、ゲーム問わずコンテンツ作品の悲願ではないでしょうか。

技術は進歩したか?心は満たされるか?

ゲームで何かを記憶に残そうとするのは、大変難しいと思います。

「こういう体験・感覚はいかがですか?」という提案に対し、それを受けたプレイヤーがクリエイターの意図通りに記憶や感覚とともに心にとどめておいてもらえるのは、プレイヤーの嗜好や状況しだいですしね。

それこそ一瞬で、つまらないから売る!なんてなったり、くそげーですわって切られる場合もありますから。そうやって逆張り的に記憶に残るパターンもありますけどね。

だから、この超オールドなテクノロジーでこんな感動を得られるのが、やはりゲームボーイの良さなのではと思います。そもそも声が無いからいろいろと妄想がはかどりますよね。

技術が進歩してもゲームは昔の方が面白い、なんて考えは無いけど、でももうこういったゲームの提供はできないのかもなぁ。駄菓子のように、チープでおいしくは無いけど、でもおいしいという記憶が確かにあるものって。

そういったものは、ゲーム以外にも愛していきたいものです。

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品質と技術のインフレを繰り返すこの時代に、自分の前にひょいと過去から遊びに来てくれた口数の少ない少年、”ゲームボーイ”。

ゲームについてまた考えた年明けでした。

【はこ森】



※編集後記※

帰省先(ちょい片田舎)のBOOK OFFでは箱説ありでSP本体3,500円。

今日、秋葉原のBOOK OFFでみつけたら、むき出しで9,800円。

ゲームハントは地方に限る。

最後まで読んでいただきありがとうございます!ゲームという存在を、プレイするだけでなく感動の共有が出来るツールとして盛り上げていきたいですね。スキ、フォローなど大変励みになります。また、読んでいただければ幸いです!