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「AVの性加害の肯定表現の有害さ」と「残虐AV」そして「セックス」とは

わたしは夜なべして、ガチものレイプ動画を漁る。
その中に自分のものがないかを確認しなければならない。

監禁場所を特定しても、あのマンションを特定しても、何にもならないのにストリートビューで徘徊する、東京のA区のG駅の駅近と千葉県K市住宅街。
疲れた。やめたい。やめられない。

ガチものの何が辛いかと言ったら『ガチ』だから。
女優の演技という設定すらない、個撮だったり、閲覧注意だったり、犯罪動画流出だったり。音声まで聞いたら心がしぬから無音での確認。
でも、その被害者の女性にわたしが視聴したことを何と言えばいいだろう。
なんと言い訳したらいいのか。見てしまってごめんなさい……。言い訳なんてできやしない。ただ謝ることしか出来ない。
そして、ついには『ポッ〇キット』的なサイトまで徘徊して、すり減っていく。

性被害者の中で、もしAVを見てしまう自分のオカシイ行動に悩んでいる人がいたら伝えたい。
わたしもそうだよ。
壊滅的なトラウマができる前の、もう少し軽めの?レイプ後からAVをすごく見てしまうようになった。
自分は異常だと悩んだ。
わたしは研究とかの資料は出せないけど、そうなることは性被害者では割とあることだよ。
だから、あなたは異常ではないよ。多くの性被害者が同じ行動をしてしまっているから。安心してね。
でも、「安心」なんか、既にないから皮肉だね。
性被害者の普通だったからって、何に安心したらいいのか、わからないね。

前にも、AVについての記事を書いています。
「バッキー事件」や韓国で起きた「n番部屋事件」についても取り上げています。
よかったら、読んでみてください。
性搾取について、セックスワークについて、わたしなりに思うことが書かれてもいます。

夜な夜な自傷行為に励むわたし。
残虐AVについて調べてみたり、視聴してみる。
でも、この残虐AVとやらには、裸体以外にどこかエロい要素あるの?
ただの暴力じゃん。
アダルトじゃなくてアブノーマルっていうか、これらに性的興奮を感じたら、それこそ「私は異常です」の証明でしかないじゃん。

殴る、蹴る、鞭で打つ、針を刺す、釘を打つ、身体に貫通させる、火炙り、その他諸々。
拷問が合法なのは何故?
理解不能……。

人間は、他人を痛めつけることに興奮することを、『正常』な『性癖』ですと言ってのけるのか。
甚振られる女性と、甚振ることが快感な男性という構図も、エロとして消費することも正常なのか。
『ペインゲート』で抜ける男性なんて実在してほしくない。
女優さんは大丈夫なの? ガチでしょ?
演出でCGであってほしい……。怖い……。
(そう感じながらも見てしまう。そしてやめられない)

残虐AVの『ハードSM』の分野にあると思われる『ペインゲート(PAIN GATE)』。
検索しない方がいい。もう【閲覧するな】という感じだ。

あれを合法とするのが正しいのか。
女優さんの心身が心配だし、加虐している男性の心理もどうなのか(加虐側には女性もいて男女両方であるが、被虐されるのは常に女性)。
女優さんも被虐癖としても、そうなった理由があるはずなのだ。
マニアには堪らないらしいが、明らかな異常心理である。
それは視聴者も含めてである。

わたしは残虐AVの視聴や残虐な性犯罪を検索することを自傷行為としている。してしまう。
これらはもう強迫観念に近い。強迫的な行動だ。
そうされるに相応しいのは、どう考えてもわたしであるのに、どうしてわたしではないのだろう……。
調べては思う。どうしてわたしではないのか?
もしかしたら、わたしの出演作品はすでにあるのではないか?なんて思ったりする。
それほどまでに、自分にされるに相応しいと考えてしまっている。

そうして少しガス抜きをして、性奴隷になるべく、性犯罪で人生を更に壊されるべく、心身を性で破壊されるべく、そのための行動しないようにしている。

どうだ!異常だろう!自慢できもしない。

そもそも、あんなAVがあること自体が異常ではないのか。
そういう世界があることを実際に体験してしまって、それが自分の扱いとして相応しいのだと心身に刻まれてしまった、わたしも異常であると思う。

わたしは加害者に異常心理にされた。
なのに、そのことを恨めもしない。
加害者を善だとしているから。認知が歪んでいるから。
しかも、現在、その認知の歪みを戻すことができない。
きっと、わたしが耐えられないと言われたから。壊れてしまうかもしれないらしい。
でも、このままいることも、わたしは困難だ。このままに生きることは困難だ。
いつまで残虐なAVを見続けて、いつまで監禁場所に帰りたい衝動と戦うのか。本当に発狂しそうなくらいに、それを抑えることが大変なのに。

そんな被害者を加害者は作り出しても罪悪感すらないだろう。
思い通りに作り変えたのだから、バンザイだろうか。

それは、AVでのレイプものが最終的には和姦になるのと同じ状態か。
SMの主従関係と似たようなものか。
暴力と虐待と拷問の正当化に被害者心理が使われる。
異常性癖は精神障害の一種だと言われる。
なら、心理療法を受けるべきだ。治療すべきだ。

このペインゲート【閲覧するな】というハードSMの残虐なAVに出演することや、その内容に女優が同意していれば、この行為は『愚行権』の名のもとに合法となるのだろうこと。
興味本位で見たら後悔するようなトラウマものの映像だ。
そんな内容を承諾する女優なんているのか?と疑問に思う人もいるだろうほどの内容だ。

言ってしまえば、わたしは(時と場合によっては)承諾すると思う。
その時に自暴自棄気味だったら。
お金がどうしても欲しかったら。
そして、自分を痛めつけたい衝動がこのまま収まることもなかったら。
そして出演依頼があるなら。
制作側は女優の容姿にこだわりがあるらしいから無理だろうとか、年齢的にも無理かもな、ということは置いておく。

けれど、わたしのように性被害に遭い、自罰的で、性的に壊されてしまいたい、甚振られ、酷く惨めに辱められ、心身諸共壊されてしまいたい、全身に全心に痛みを与えられるべきで、それこそが自分に相応しいと思っている人間はいる。
少なくとも、わたしがそうだ。
異常だ。理解している。
私はこの衝動と常に闘っている。治療先はまだない。
福祉からこぼれ落とされている。

わたしがこのような心理になったのは、色々なトラウマが複合的に絡まり合ってのこと。
監禁レイプもそうだし、恐らくは少女期に加害者家族になったこともだし、何度となく性被害に遭い、グルーミングも何度もされて、無意識にトラウマの再演を繰り返し、傷をどんどん抉っていったこと。
そこに理解者は皆無だった。精神科に通院していてさえもだ。

そうやって、トラウマの心理を利用すれば、どんなに残虐な表現も合法で可能になるだろう。
それも被虐される側の同意もあり、合法で。

これは別にそういったものを作りたい、視たい、したい、加害的で加虐嗜癖なニンゲンへの指南ではない。
そうやって作られる可能性を『視聴する側』に知ってほしいから書いている。
視聴者がノーを突きつければそんなモノは作られないから。
需要がなければ、売れなければ作っても意味がなくなる。
つまりは、視聴者は間接的に加害者となることを意味している。

逆に言うなら、視聴したい人がいる限り、そういった残虐表現のAVも無くならないし、残虐さは増す一方だ。

AVの表現は、次回作にはより過激なものを求めざるを得ない。
前回と同じ行為をシチュエーションを変えてしただけでは売れない。
目新しさがないと売れない。それはどんな分野でも同じだろう。

SMも、よりハードにしていかなければならない。
元よりハードだったのに、どうするのか。どうなっていくのだろうか。

ノーマルなAVもアブノーマルでしかない。
加害的で性犯罪を肯定的に捉えた表現をしたり、実際のセックスでしたら女性の身体が危険にさらされることを快感だとして肯定的に表現しているのだから。

演技だと視聴者は理解している!
フィクションだと理解してる!
と主張する輩が絶対に湧いてくるが、その主張は空しいものだ。

なぜなら、大抵の人がパートナーと実際にそれをしてほしいと言っているのだから。
フェラチオなんて、普通に相手に要求していないか?
性病に罹患する可能性すらも知らずに。

そもそも、性行為の仕方を、現在の成人男性はどこで知った?
どこで学んだ?
AVが無くなったらどこで学べばいいんだ!?と言われたことがある。
現在の性教育を調べなさい。包括的性教育ではないものを。
性技なんて、知らなくても性行為はできる。AVで学ばなくてもできる。
そして、そう聞いてくる男性が多いことこそが「AVをフィクションだと理解していない」証拠である。

AVのように反応しないパートナーに、ネットで勉強した『性感開発』なんてものを試みたりもしていないか?

『性感開発』の解説サイトがずいぶんと存在する。
女性の体験談も載せていたりもしていて、信ぴょう性も高めている。
女はこうすればイク。こうすればイキ狂う。
パートナーをそうさせたい男性がそれを実践する。
潮吹きさせたい。奥イキさせたい。
こうすれば絶対できると書いてあるし、AVでもそうなっているしと、熱心にそれをしたりしていないか。

どうしてパートナーの女性はイカないのだろう? 悦ばないのだろう? 嫌がるのだろう? 痛がるのだろう? こうしたら気持ちよくなるはずなのに……。
そこに「性感開発には時間がかかる」の文言が目に入る。
そうしたら時間をかけて開発すればいいと決意することもあるだろう。

もはやこれは、コミュニケーションとしてのセックスの体をなしていない。
目の前の女性が「嫌だ」と言うことを「その内に気持ちよくなるから!」と強いている。
その女性がそうなりたいと言ったのか?
そうなりたいと言うように仕向けなかったか?
嫌だと言っているのに従わせるのは、そうなった相手を見たいだけ、そうさせた自分に酔いたいだけだ。

AVではこうだった。こうしたら女性は気持ちよくなると学んだ。
それは誰から学んだのですか?
人間には個体差がある。
目の前のパートナーの女性の言うことを信用しないで、フィクションのAVや違う誰かの言葉をその女性に押し付けているのは何故だ?
これがAVで性技を学んではいけない理由だ。

色んなサイトを見て回る。
わたしの自傷行為。嫌なものにわざと近づく。
R18サイトも自傷行為のために。
SMのサイトも女性が被虐されるものを見たり読んだり。

SMサイトには主従関係を結ぶための指南書がある。
どのように被虐体質を強化させるか等の指南だ。
それらはただの洗脳。
我に返ったときの女性が心配だ。
自業自得だと守られもしないだろうことは想像に易い。

ペインゲートに出演している女優さんが、どのような心理であれらに同意したのか、もしくは同意させられたのか、事実はわからない。
望んでいたのか、強制されたのか。

けれど、通常の心理では人は痛めつけられて悦ぶことはない。
甚振られたいはずがない。
一般の人は自身に置き換えて見ればわかるはずだ。

けれど、どうしてかAVというジャンルで女性が甚振られる形となると、その置き換えが通じなくなったりする。

女はこういうことをされたいんだ。
そんなオカシナことを平然と言う。
金のためだろ、とか。

あなたは金のためにあれを耐えますか?と聞けばノーなのに、この女はイエスなんだろと平然と言う。
その女はオカシイから、そうなんだろ。
女は金のためにはこういうこともするんだよ。って?

特別に教えてあげる。
あなただってそういうオカシイニンゲンにされてしまうことが、この先に起こるかもしれないからね。
きっと、否定するよね、自分は決してそうなりはしない。
うん。そうだね。わたしだって、もそう思っていたよ。

どうしてこんなことが起こるのだろう。
どうして愚行権としてその女性の出演を守りたがるのか。

女は金のために性交する。
甚振られることも承諾する。
俺は嫌だからしないけど女はする。
長い歴史の中で男が金のために女性にそうさせてきた。
それを、まるで女性が望んできたかのように言わないでほしい。

女性は金のためにそうしろと、長い歴史の中で男性に強いられてきた。
そういう歴史があるから、現代ですら、女性はお金に困ったらそうするという選択肢を選ばざるを得なくなることもある。

けれど、はじまりは買う男がいたからだ。
女性は男性に捧げるもの。
現代ですら処女を『捧げた』なんて表現は普通にある。

男性の性欲が加害欲や支配欲と混ざり合い、女性を所有し甚振ることにすら価値を覚える。
痛めつけてもなお、女は男に所有され、文句も言わない。
そのことに快感を覚えるのだろうか。
金に物を言わせて黙らせる。
そうして女は金のために何でもするのだと嘲る。
それらが社会に蔓延っていると感じる。




「嫌がってないできもちよくなっちゃえよ」
わたしをレイプした男は、全力の抵抗がまったく功を奏さずに、諦めたわたしがそれでも嫌がり暴れて泣くからとそう言った。
「泣くほど良いんだ/良かったんだ」
泣き続けるわたしにそう言った。
使い古された台詞。どこから来たと思いますか?

宣伝するわけじゃないけど、わたしはそのときの動画をネットに流すと脅されているし、ずっとずっと探している。
無い証明が無いから探し続けるしかない。
見た人がいるならURLを知らせてほしいくらいだ。

容易にマネができるから、性犯罪を性的消費目的のAV等で肯定表現してはいけない。

署名のお願い



ポルチオについて調べる中で見つけた。
男性諸君、目の前の女性の言葉を信じて、痛いと言われたらやめなさい。
科学的に女性の性感に個人差があることが証明されている。
ネットなどの解説でのイキ狂いなど信用するな。
君の目の前にいる女性にも当然に当てはまるなんて思うでない。

性感帯なんてものはある種の幻想だと言われてもいるらしい。
脳の勘違いで、そこに触れられることをキモチイと思い込んだだけという説も有力。
これは、とても納得できる。
性感を開発するという言葉にピッタリでもある。
つまりは洗脳とも取れる作業だってことだ。

とりわけ男性はイク(射精する)ことに拘るし、女性をイかせることに拘る(女性にもそういう人はいるだろうけど)。
けど、個人的にはそんなのどうでもいい。
大切な人とだけのその行為、深いコミュニケーションに幸福を感じたいだけだから。
たまたま、それに性的快感もついてきただけ。オマケ的にね。

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