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【#2 小学生のころの日記】プチパチの実であそんだよ

1992年5月19日 はれ

昼そうじの時間がやってきた。

私はそうじが大キライ。私だけじゃなくて、学校じゅうでもそうじの好きな人はあんまりいないと思う。

今月のそうじ区いきは、百葉箱周辺となっている。

することは、百葉箱のまわりの草むしりだ。

でも私はつーちゃんと、プチパチをやって遊んだ。プチパチというのは・・・・・

直径1センチもない小さな黄色い花。実がなるとつつ形になる。それをそうっとさわると、プチパチっとはじけるのだ。

百葉箱周辺にその実がたくさんなっている。

だから草むしりのかわりにプチパチをやっているんだ。

そして今日の昼そうじ。農具そうこのうらに、プチパチがいやというほど出来る場所を見つけたのだ。

そこでそうじ時間が終わるまでプチパチをやったんだ。

そばにハッポウスチロールが落ちていた。それに、かれ葉を付けて流して遊んだりもした。

ここの場所は100%先生に見つからない。

うらだから。

すごーく楽しめる。つーちゃんと私のひみつの場所。

なんだか、こういうことをするのはユキナちゃんと遊んだとき以来だ。久しぶり。

なんだか、ちっちゃかったころにもどったみたいで、うれしいな。またやろーっと。

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【昔の日記の公開について】

私は、小学校時代から40代にいたる現在まで、ずっと日記をつけています。

最近、初めて小学生時代の日記を読み返してみました。

そこには、大人になった今の私には思いつかないような子どもならではの言葉づかいや発想があって、「子どもっておもしろいなーー」と思いました。

たとえばこの日記だと、「プチパチ」と名前をオリジナルでつけちゃうところとか、今の私には考えつかない感覚です。

そんなわけで、昔の日記をちょこちょこと公開しています。

読んでくださる方が、どこか懐かしい気持ちになってくださればうれしいです。

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