コーチって何する人？

この度はご覧いただきありがとうございます。メンタルコーチ箱﨑でございます。全アスリートが最大の力を発揮できる世界を目指し、日々活動しております。何卒よろしくお願い申し上げます。

今回は、【コーチ】についてお話をさせていただきます。（あらかじめお伝えすると、どちらが良い悪いということではありません。それぞれにメリット・デメリットはありますし、アスリートの状態によってベストな選択は変わってきます。）

わたしはメンタルコーチとして活動しています。いわゆる、コーチとして活動をしています。あなたのチームやあなた自身に、コーチの方はいらっしゃいますか？その方は、普段どんなサポートをしてくれていますか？

おそらく、技術的指導や戦術的指導をしてくれているコーチが多いのではないでしょうか。野球で言えば、打ち方を教えてくれるバッティングコーチ、状況に応じた守り方を教えてくれる守備戦略コーチ、より強靭な肉体を手に入れるためのトレーニングを教えてくれるフィジカルコーチなど。一般的に【コーチ】というと、このように何かを教えてくれる存在と認識されています。

しかし、このように何かを教えてくれる存在は【ティーチ】となります。【ティーチ】というと学校の先生（ティーチャー）をイメージする方も多いと思いますが、そうなんです。何かを教えてくれる方は【コーチ】ではなく【ティーチ】なのです。学校で算数を教えてくれるのもティーチ、野球の打ち方を教えてくれるのもティーチ。あなたをサポートしてくれている方たちの大半は、実はコーチではなくティーチだと思います。

では、【コーチ】とは何をしてくれる人のなのか。それは、馬車です。現代風に言うと、タクシーです。馬車もタクシーもやることは同じ、目的地まで届けることです。つまり、【コーチ】とは目的地まで届ける人のことを言います。どのように目的地まで届けるのかというと、何かを教えるのではなく質問をします。目的地にたどり着くためには「どうすれば良いか」「何が必要か」をさまざまな角度から質問することで、本人に考えていただき、そこから気づきを得て、行動に移していただく。これが【コーチ】の役割です。

もちろん【ティーチ】【コーチ】ともにメリット・デメリットはあります。

【ティーチ】◯（すぐに行動に移せる/結果がすぐに出る/引き出しが増える）✖（自分で考える機会を失う/指示待ち人間になる/他責/対応できない）

【コーチ】◯（自分で考え、行動に移す能力がつく/自責/モチベーションを管理できる ）✖（行動までに時間がかかる場合がある/初心者には不向き）

一般的に、初心者（競技を始めて間もない、ポジション変更など）には【ティーチ】が効果的です。なぜなら、まだ引き出しが少ないため、さまざまなことをティーチされることで、選択肢を増やすことができます。

一方、さらにレベルアップを目指す方には【コーチ】が効果的です。なぜなら、アスリートは孤独です。たとえチームスポーツであっても、あなたを動かすのはあなたです。（野球でバッターボックスに入って結果を出すためには、あなたが行動するしかないのです）これから先、常にうまくいくとは限りません。どうしてもモチベーションが上がらないとき、助けてくれるのはあなたです。そんなとき、あなた自身で考え、気づき、行動に移す習慣が身についていれば、きちんとあなた自身で対応できます。

わたしは、【コーチ】は≪自己投資≫だと考えています。数年後、ワクワクした未来にたどり着くための自己基盤を、まずは整えること。自己基盤がきちんと完成した人は、はっきり言って怖いものなしです。自己基盤がきちんと完成すれば、【コーチ】はもはや不要です。

もし、ワクワクした未来があり、そこにたどり着きたいと考えている方は、まずは自己基盤を整えてみませんか。

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プロメンタルコーチ箱﨑