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ビビり

この度はご覧いただきありがとうございます。メンタルコーチ箱﨑でございます。全アスリートが最大の力を発揮できる世界を目指し、日々活動しております。何卒よろしくお願い申し上げます。

今回は、【ビビり】についてお話をさせていただきます。

いきなりですが、質問です。

『あなたはビビりですか?』

ちなみにわたしは『ビビりです』。ビビリではありますが、それが原因で行動が止まったりパフォーマンスが低下することはありません。

わたしは普段、プロアスリートからジュニアアスリートまでサポートをさせていただいています。その中で、ジュニアアスリートの保護者さまから受ける相談の多くが、『ビビり』です。『子どもが試合や大事な場面でビビってしまうのですが、どうすれば良いでしょう?』このような相談が今月だけでも4件ありました。そこで今回は、【ビビり】についてお話をさせていただきます。

(ちなみに、今月いただいた4件の相談は、アスリート本人からではなく、すべてその≪保護者さま≫からでした。その後、実際にアスリート本人と話をしてみると、ビビっていると感じている人もいれば、感じていない人もいらっしゃいます。しかし保護者さまから見ると、完全にビビっているように見えているんですね。)

【ビビり】について、まずお伝えしたいことは、≪人はビビり≫ということです。人類が誕生してから何万年という月日が経過していることからも、それは明らかです。もし、まったくビビることなく何でもかんでも突き進んでいれば、簡単に絶滅していたでしょう。おそらく我々は現在いないでしょう。つまり、ビビりがあったからこそ、ここまで繁栄することができているのです。なので、【ビビる】ということは悪いことでもなんでもなく、人として当然のことなのです。まずはここを、きちんと認識してみてください。

そして次にお伝えしたいことは、≪受け入れましょう≫ということです。上述のように、人はビビりです。ちなみに人がビビるときは、わからないものに遭遇したときです。まったくデータの無い対戦相手との試合、初めてのポジションでの試合、絶対に勝ちたいと強く願った試合など。初めての経験や、自分ではどうすることもできない(=わからない)結果を意識すると、人はビビります。しかし、ビビることはまったく悪いことではありません。悪いのは、ビビってしまい行動が止まったりパフォーマンスが低下してしまうことです。それをわかっているからこそ、ビビっていないと虚勢を張るのです。

こうなってしまうと、悪循環に陥ります。虚勢を張ることで、本来の自分のイメージや考えと体の動きにズレが生じていしまい、結果良いパフォーマンスを発揮できなくなってしまいます。そうならないためには、きちんとビビっている自分を≪受け入れましょう≫。何なら、声に出しても構いません。『あ、わたし今ビビってるな』と。そうすることで、きちんとビビっていることを受け入れられるようになります。

以上の2点をきちんと理解し実践することが大切です。

ビビることは自然なこと⇒わからないものに遭遇したら人はビビる⇒きちんと受け入れる『あ、わたし今ビビってるな』

これができれば、あとは【HOW】と【WHAT】を活用してみてください。【どうやったらできるかな?】【何があればできるかな?】この思考法を使うことで、ビビっている状況を打開するための方法が浮かんできます。そうすると、行動が止まることもなければ、パフォーマンスが低下することもありません。

いかがでしたでしょうか。ぜひ、【ビビり】に対するイメージを変えてみてください。

全アスリートが最大の力を発揮できる世界をつくる

プロメンタルコーチ箱﨑


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