見出し画像

麹と白米で起こした酵母で焼く小麦パン

時々、こう説明しないと、お米酵母のパン=米粉のパンと間違われてしまうのです。もちろん、米粉で焼いている方もいると思いますが、私が焼いているのは小麦のバン。一次発酵に、かなりの時間をかけて、寝かせて、その後に二次発酵、そしてオーブンへ。仕込んでから焼き終わるのに、およそ1日かけている、お米酵母のパンです。

えっ、そんなに時間かかっているの?と、イーストで作っている方には驚かれます。でも、こんくらい時間かけて作るパンだからこそ、自分のペースで焼くことができるパンと言えるのです。ここに気付くと、意外にも、お米酵母のパンは、慌ただしい生活をしている方や、働きながら家事をしている方に、ぴったりのパン作りだと思います。

ステイホームを強化していた4月、5月。スーパーから、ホットケーキミックスや、国産小麦粉、そしてドライイーストが、棚から消えました。イーストがなければ、パンを焼けない。私の周りでも、こんな声、よく耳にしました。でもね、自家製酵母でパンを焼いていると、そこの心配はゼロなんです。お米と麹さえあれば、酵母が出来る。イーストに頼らなくても、強力粉さえ手に入ればパンが焼ける。(粉が手に入らなくなってしまうと、そこはお手上げですが…。)

今回、このイースト売っていないの状況を知り、なおさら、お米酵母パンの素晴らしさを実感したことは言うまでもありません。あぁ、お家パンの主流が、ドライイーストではなく、お米酵母になれば、もっと手軽に、お家パンを楽しめるのに、、、と。いや、日本ならではの、この酵母、もっと世の中の人も楽しむべきだと。

酵母でパンを焼くことは、ご飯を炊くのと同じくらい簡単。そして、ちゃんと美味しい。その良さを伝えられる存在になれればと、sake hakko bake をスタートしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?