0.はじめに:Fラン卒が業界最大手で最年少社長賞をもらうまでの成果と反省


会社に入ってから、様々な苦労や試練、あるいは、理不尽や苦痛があると思う。しかも、報われるかどうかは全くわからないし、リーマン然り、コロナ然り、或いは自然災害然り、圧倒的に歯が立たない外的要因で、すべてがパー、みたいな事はザラだと思う。

単に思ったようなスタートを切れず、または失敗して気力が減退している方や、人間関係等、仕事以外と思われるところで悩んでいる方もいるだろう。

説明会でキラキラしていたはずのアラサーくらいの先輩社員が浮かない顔で働いていたり、目指すべき、管理職の上司が一番うっぷんを溜めていて、全く憧れないとさえ思ってしまうかもしれない。少なくとも私の初任地はそうだった。

しかし、私は何人かの大人が言っていた「20代は修行だ」という事を割と素直に真に受けていた。出世したい、稼ぎたい、とか、そういう事もあるのだが、例えば30代以降を楽に過ごしたいと思っても、40代で老後の設計がある程度できるようになっていたい、でも、やることは同じだと思う。少し先のキャリアプランなんて変わってもいいし、大きな目標でさえ下方修正されてもいいが、この「修行を修行として全力で取り組む」という事はブラさないようにしてきた。精神論の様だが、失敗しても傷は少なく済むし、体力もあるし転職もしやすい。20代前半ならやる気だけでも褒められる。「20代は修行」は、長いキャリアパスの中でかなり合理的な選択だと思う。

営業なら数字にフルコミットしながら、「未達の理由」を徹底的に分解し、お客様のニーズをつかむことをトコトン考えてみるべきだ。内勤の狭い人間関係で悩んでいるなら「人間関係をうまく乗り切る社内営業活動は仕事だ」と思って、キャラ変してでも就業時間内は上手にわたりきる工夫をしてはどうだろうか。もちろん、全て頑張れば解決する程、物事は単純ではないが、努力をして、手を尽くすプロセスこそが修行であり、成長する、つまり、良い悪いなく「自己実現」に近づくのではないかと思う。

本書では、そんな「頑張り屋さん」だった当時の私の暑苦しさをなるべく再現しながら、「こうすればもっと良かった」という反省を綴りたいと思う。

本書で記載する内容での主な実績(営業)
1年目
・泣かず飛ばず、ガムシャラに働く
2年目
・閉鎖箇所での個人予算達成
・箇所内toC商材 成績一位
・手掛けた事業の全国紙掲載デビュー
・他社奪取複数
3年目
・本社へ異動
・個人営業成績 非公式一位(稼ぎすぎて減額処理)
・最年少社長特別賞受賞
・大臣前での成果プレゼン実施
・事業のメディア掲載多数

自分自身の働きぶりに✘は付けないが、ハナマル120点とはいかない。

世代や時代は違えど、会社員、または何かの新人として、取り組みの参考になれば、と思う。

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