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派遣は3年で辞めなきゃいけないの?


2020年4月からの派遣法では、ホントに今の就業先を3年で終了しなくちゃいけないか?

いきなりこの話題を持ってきたのは、とにかく「これはホントなのか」と問い合わせられる事が、多いからなのですが。

そして本当に
「今の会社は3年で絶対に去らなきゃいけない」
と思っている派遣社員さんの多いのですよ。

でも、そもそも派遣法って誰のためのものなんだっけ?

はい、派遣労働者のためにあるハズです。

でも政治家さんたちの話を聴いてると、そういう風にはなかなか思えないのね。

あ、・・・・こちらの記事では、
政治がらみも「派遣法ってなんでこうなったんだっけ?」という、話も出てきます。

「あ~…そういう話題苦手だわ」と思われる方は
遠慮なくスルーして下さいませ^^

(小難しい政治用語や専門用語はあんま使わず、誰でもわかる風にしますね)

この派遣法を決めた政治家さんたちは

「3年も働けば、そのスタッフを切り捨てる事は難しいだろうから終了させる事にしたら企業は『社員』にするだろう。」

とか

「人の入れ替わりは業務上の支障をきたすだろうから、企業は直雇用者を増やすに違いない。」

とか思ったのだとしたら、

本物の社会に出た事の無いアホだな。
全然、現場を知らないじゃないのよ。

と、思ってしまいます。

一方、野党側は

「3年で辞めさせられる法律が悪い」
「派遣労働者にとって、働きにくい社会にしている」
「(派遣労働者のような)弱者に厳しくしている与党はヒドイ」

とまぁ、こんな事を言っている人が多くいます。
ホンマに多い。

これ一瞬、〝ハケンの味方” のように思えちゃってー、
そーだそーだ!なんて言っちゃうと、

「現役派遣スタッフの声」とかいって、
与党攻撃のために利用されで終了です。終わりなので注意です。

もっとズバリ言うと、

多くの政治家や候補者さん方は、派遣法をきちんと理解せず
「派遣労働者が可哀そう」
と発信している人が実に多い!! という事。


よく、

"今の派遣法が悪くって派遣労働者が虐げられているから、私が当選したら改善してやりたいんだ”

と言っている候補者さんに、SNSや事務所へのメールなどで、

「派遣法を再度改正するなら具体的にどの法をどうしたらよいと思っていらっしゃるのか」

と、本気でお問合せするワタシ。

しかしここ数年で返信をくれた方は誰一人としておりませぬ。
(特にこの4月からは送り続けるも、返信なっしんぐー)

という事はさ、

自身の選挙の時に派遣スタッフの味方をするようなフリして、投票してもらいたいだけじゃんか。法改正なんて本気じゃないよね?

と、思ってしまうわ!

あ、熱くなりました・・・すみません。


本題です。

本当に今の職場を3年で辞めなきゃいけないんですか?

極論は「そうです」なんですが、正しくいうと

同じ会社で3年以上働ける場合があります


その場合のルールは2つ

1:部門の変更
 今の部署(又は課)から違う部門で就業開始する

2:派遣元で無期雇用にしてもらう
 派遣会社で無期雇用の契約にしなおしてもらえれば、
 3年ルール適用対象外になります

上記のためには、契約の再締結だとか、意見徴収だとか色々付属する手続きもありますが、そのあたりの細かい事を除いてはこういう事です。

1の場合、
例えば、A社の「なにわ営業部」で営業アシスタントとして働いている優秀な山田さんという派遣スタッフがいるとします。

はい、3年経ちましたー。

シゴト内容は変わるけど会社のシステムは同じだし、本人OKなら、「しゅとけん営業部」のアシスタントとして働いてもらう。

なんて事はぜんぜんありえるわけで実績も既にでているんですうおね。


2の場合、
これは少々ハードルが上がりますが、無くはないのですよ。
雇用元はあくまでも派遣会社なので、その派遣会社が「アナタ直雇採用!」と言ってくれれば叶います。

ここまでは知ってる方も多いと思います^^

がしかし
どうしたら他部門へのお話が頂けるのか?
とか、

どうしたら無期で採用してくれるのか?
まぁ、採用基準を満たすのは当たり前ですが、
その基準がね。。。。
とか、

…ここは世間の常識の部分と、派遣会社の本音の部分があります。
表に出にくい大事なとこなんで、もう少し後の記事で書きたいと思います~

それでは本日はこの辺で。


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