女店主ばかりを集つめたイベントを開く
多様性やジェンダーという言葉が先走って久しい。そんな中で、「女店主限定参加」のイベントを企画した。飲食店のスタンプラリー企画イベントは、どこでもよくある話。そこを「女店主」と限定して企画してみることにしました。
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福岡と言う街
※福岡、ここでは福岡市を指している。
福岡は第三次産業が多く、7割を占めていると言われていて、うち飲食店が多く、チェーン店が少なく個人が経営するお店が多い。ワンオペの飲食店も多く、女性が一人で営業する店、経営するお店も少なくない。当店もそのひとつです。東京をはじめ他県に比べた場合、福岡のほうがワンオペの飲食店が多いのかは、実際のデータは知らないけれど、『当たり前』『よくある』こと、という肌感覚なんだと思います。そこで女性ひとりで営業する店、となればスナックを除けば、特別感がある様で、「ひとりで大丈夫?」と心配して頂いたり、「ひとりで頑張ってるね」と激励して頂いたりと、これはお客さんの男女関係なく頂ける言葉の様です。
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東京じゃあ、喋ってくれない?
その後によく聴くのが、
『東京じゃあ、こんなに店の人は喋ってくれないよ』というもの。喋ってくれない⁉️らしいのです。東京では、お店を利用する時に、「いらっしゃいませ、注文は?」と言われたのが最後、退店まで会話が無いことも多いと言います。客同士で話すことは有ったりするらしいですが、barやスナックでなければ店主と喋ることは少ないと言います。
お客さんから聞いたびっくりエピソード
週1回は通ってたお店がありお気に入りのメニューをいつも注文。一年経ち満を持して「いつもの」と言うと、店主にキョトンとされて「いつもの」は愚か、通っていたことさえピンときて貰えてなかった、と言うのです。広い店でもなく、当店と同じ程度のカウンターのみの店内。あくまでお客さん側の話ですが、当店で知り合ったそのお客さんはとても素敵な紳士で、声やなまりに特徴があり、記憶に残る方です。店主も人それぞれってことも有るので、地域性が有るのかはわかりませんが、この手の話はよく伺います。
東京にもテレビで視るような、下町の飲食店やイキな飲食店や店主はきっと居ると思うので、東京だから、という事とは言いきれないとフォローしておきます。
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福岡の人の距離感の近さ
これもよく言われる話で、店主に限らず、飲食店で一緒になった客同士の距離感も近いと言う話で、そこに店主が加わり、店全体に一体感が出ることも。私は昔、大阪で10年ほど過ごしたことがあって、そのノリも好きだったけれど、それとはまた違う、近さなんだそう。
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福岡の飲食店の特徴を感じるイベントにしたい
1 個人店であること
2 女店主(経営者)であること
3 距離の近い雰囲気や接客を感じられること
この3点をカバーする近隣の店舗さんを巻き込みイベントを企画しました。新規のお店様のPRや一定の集客効果を期待しています。
でも最大限にお客さんにとって、メリットを感じて欲しい、と思っています。
『女性ひとりの店』興味はあるけど行きづらい、と思っている方もいます。男性は特に気を付けてる傾向に有ります。
『知らない店』にはきっかけが無いと行きづらい、ということも有ります。名物料理やコース料理の様な特別感のあるお店と違って、日常的な利用のお店は、行きづらいし、別に行かなくても良いか、になりがちなのです。
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イベントで求める課題と目標
コロナ禍の3年間を店側もお客側も乗り越えました。この3年間事業が継続できた店舗もあれば廃業となった店舗、新たにコロナ禍に創業した店舗もあります。現在営業している店舗とその店主を、お客さんに見て頂き、お客さん自身の励みになったりすることで、お客さん自身も頑張っていることに気づいてもらいたいと思います。そこから、スタンプラリーの特典を、【ご褒美】と言うことにしました。
頑張る人に、寄り添い、褒める、労い、
そしてその方を認める。
そんな店主に私は成りたい、
そんな店造りをしたいと思っています。
お客さんの、第3の居場所(※サードプレイス)となれる福岡イチ居心地の良い店をスローガンに、当店はお客さんと一緒に
造られ、進化しています。
頑張る人を巻き込むことは、
遠くからかもしれないけれど、
福岡を盛り上げることになりはしないか。
それが、きっかけの気持ちでした。
住みたいまち福岡
伸びしろしかない街、福岡
お待ちしております。
2020年コロナ禍に開業した看護師です。ワクワクが止まりません。Withコロナはまだ続きますが、継続していけますように応援お待ちしております。