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【毎日読書感想文】ダーウィンの覗き穴〔マンガ版〕──虫たちの性生活がすごいんです (2020/08/15_Vol24)

毎日読書感想文ルール

その1)毎日一冊読む・マンガもOK
その2)1行でいいから感想をNoteに書く
その3)最悪時間がなかったらもうザーッとでも読み切るw
その4)毎日といっているけどダメな日があっても気にしない!

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今回読んだ本・マンガ

タイトル:ダーウィンの覗き穴〔マンガ版〕──虫たちの性生活がすごいんです
著者:(マンガ版)日高トモキチ、(原作)メノ・ スヒルトハウゼン

読んだ動機/目的

Amazonで生き物に関する本を求めて色々と眺めていたらこの本が出てきたので読んでみました。

感想

日本ではあまりオープンな場で性の話をすることはありませんが、こちらの本ではど真ん中!
人間も含めた地球上の様々な生き物がどのように生き延びているのかが語られます。

こちらは目次ですが、かなり踏み込んだ内容です(^^;

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さて、話は無性生殖、有性生殖の話から始まり、「性淘汰」という話を軸に展開されます。
個々の自然環境に適応するのが「自然淘汰」。
「性淘汰」は同じ種の中で相手の性に適応するための進化を遂げることを指します。

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少しだけ紹介すると、下記ではフジツボ・ガガンボ・甲虫の説明がありますが、人間で考えると大変なことになります(^^;

それぞれに理由がありそれぞれに有利な方法が進んでいった結果、現時点ではこのような結果に行き着いているんですね。

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たとえばフジツボは動けません。動けませんが相手を探す必要がある。
そこで知覚(!)を持つペニスを伸ばして相手を探すそうです。
すごいことになってますよね。

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例をあげるときりがありませんが人間も含めて「性淘汰」に勝利するために雄も雌も体を変え、行動を変えています。

たとえば雄は精子をばらまくコストは低いのでより多くにばらまいたほうが効率的です。
一方雌は少ない卵をどの優秀な精子と組みわせるかを吟味します。

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あまりこまごま紹介するとネタバレになってしまいますが、小さな虫から人間まで様々な生き物の「性淘汰」に関する事例が詳細な実験・解剖・観察の結果として紹介されています。

生き物の求愛行為(鳥のダンス)程度の話はよく目にしますが、性器の形状、行為自体にまで踏み込んだ内容は見たことがありません。
細かいですが、マンガ版ですので非常に読みやすかったです。

生き物の進化、遺伝子の不思議などに興味がある方におススメの一冊です。

ぜひご一読を!

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