中卒ADHDキャリアウーマンが考えるDEI

先日、弊社でもDEI研修なるものが行われた。

マイノリティ側なので「意識していない層がいること」に驚きと、「誰もが意識している、もしくは深層心理にあること」とバイアスをかけている自分に気が付いた。

ファクトと個人を視ると、差別は生まれにくい。
差別ではなく区別となる。


これは私の考え方だが、当事者目線のメッセージが含まれる。
というか、マイノリティ当事者が言わないと綺麗事になると感じている。

しかし、会社で当事者宣言をすることは難しい。
まだまだ心理的安全性が担保されているとは言えないからだ。

そんな私はDEI推進委員的なものに加入したのだが「私は◯◯です」と発信できることが、ゴールなのかなと思った。

ただ、別に言わなくても良いこともあるのも事実。
言ったらなんでも許される訳じゃない。

でも、パーソナリティを知りたいと言われた時、私は隠し事が多くて窮屈になるのだ。

プライベートでは自己開示できるのに、会社ではできない。
自己紹介もこれらを省くと薄っぺらいものになる。

私を構成するのは、ADHDであり、双極性障害であり、性被害者であり、AC克服者でもあり、パンセクシャルであり、中卒であり、元引きこもりという要素だ。

家系図を見ると、どうやらアイヌの血も入っている。

全部乗り越えて、フラットに見れるようにして、たくさんの工夫をして、今やっと立っている。
この事実を無視して自己開示はできない。

またこれだけアイコンがあるので、他人の趣味や価値観、障害やセクシュアリティに偏見もない。

それを確定させるための要素を開示できないんだよな…と堂々巡りです。

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