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まどろっこしいほどウジウジした主婦が2年かけてほんの1歩踏みだした

わたしは今、木に登っております。
「いや、あぶないから降りなさい」とご心配いただく必要はありません。
なにか🐷もおだてりゃ木に登るってヤツです。

じゃあ、何に気をよくしてるのかって話ですよね。
短くいうと、ブランク13年の主婦がクラウドソーシングに出会い、初案件を獲得し納品したってだけです。
たったそれだけ。

それだけのことに2年も費やしたウジウジ主婦の心情をつらつらと綴っていきます。
行動できる方からすると、ベタ凪の展開です。入眠のお供くらいにはなれるかもしれません。

ある日突然思いたつ


石橋を叩くどころか、触れたら爆発するんじゃないかと疑い遠巻きに観察するタイプのわたし。
13年ほど専業主婦として過ごし、ある日これではいけないと思ったんです。

在宅でできる割のいい(←)内職とかないかなぁとソファーに転がりながらスマホで調べ始めたのが、約2年前。
そのころのわたしは、在宅といえば内職、内職といえば大葉の袋詰めやシール貼りって時代から頭の中が更新されていない状態でした。

検索したら副業関連の動画やブログが山ほどでてくる。でも、最初はそれすら詐欺じゃないかと再生できないんです。
「どんだけ〜」でしょ(^_^;)
サムネイルを眺めていたってなにも始まらないのはわかっているんです。YouTubeの動画見たからってお金をだまし取られないことも知ってます。

「それでも」と慎重を期してタップしたのが、顔出しされてて親しみを持てそうな雰囲気のマナブさん。
マナブさんの動画でクラウドソーシングなるものや、Webライター、ブロガーって言葉に出会いました。

いや、衝撃でしたよ。口からでる言葉は「へぇー!!」だけでしたけど。
時の流れをしみじみと感じつつ、副業関連の動画やブログを見漁ること数ヶ月。
知ったからといってすぐに動けないのがわたしの悪いところ。

とは言え、まずは形から


形から入るタイプなので、自分用のノートパソコンの準備から始めます。
勤めていたころのスキルを少しでも活かすためにWindows。OSで悩まなかっただけで1ヶ月は短縮できたはずです。
夫に言っても怪しまれて否定されたらイヤだと思ったのでなるべく安くWordが使える物にしぼって購入しました。

パソコンが届いたからってすぐに会員登録しなかったのは、ご想像に難くないと思います。
少しずつパソコンの設定やフリーメールを作成したり、ライティングの本を読んだりして1ヶ月。

他にやるべきことが思いつかなくなったところでようやくランサーズに登録しました。
最初に取り組んだのは「誰でもOK」のアンケート。数問答えて5円。手数料を抜いたら4円。うまい棒どころか5円チョコすら買えない。それでも14年ぶりの収入を自力で得た瞬間でした。

「そんなことしてなんになるの? 」
「4円のためにパソコン買ったの? 」
って責められそうで家族にはまだ内緒。
こどもが登校してからパソコンを箱から出し、下校前にはまた箱に戻して片付ける日々を続けていました。

ちなみにサイト上の残高が規定額を超えないと出金できないのは承知しております。出金できない4円は稼いだことにならないというご指摘は受け付けておりません。

尻込み・足踏み・お手上げ期


週に数日、タスクで案件を探してアンケートに答えたり、映画や小説の感想を書いたりするものの「稼いでいます」といえるレベルには程遠い。

14年も夫の収入だけに頼って生活してきたわたしは、ママ友とのランチに行くことにさえ後ろめたく感じていました。
ならば、もっと収入を増やせる可能性があるプロジェクト案件に進むべきでしょう。
でも進めないんです。

ここで邪魔してきたのが、詰め込みすぎた情報です。
クラウドソーシング内には、詐欺案件とか地雷案件といわれるものがあるのを知っていました。
わたしの中の疑心暗“鬼”と臆病“神”が「ダメダメ、無理無理」と徒党を組んでやってきましたよ。

そこで、次の手として選んだのは、同じくクラウドソーシングサイトであるクラウドワークスへの会員登録でした。
やることは一緒、ひたすらタスク案件。
大学の研究目的の調査は、他の案件より単価が高い傾向にあり、偶然みつけて仕事をゲットすることによろこびを感じて満足していました。

また、プロジェクト案件では、文書とはいえ人とやりとりをしなくてはいけません。
コミュ障を自認しているわたしにはそれもネックで進めない原因になっていました。

さらに動画を観ることにハマりだしていたのも停滞の原因です。
マナブさんに始まって、まよまよさん、たなざわ/Webライターさん、佐藤誠一さん。
みなさんの話を聞いてワクワクしているだけでした。

結婚してからテレビのチャンネル権は夫。出産後は自分の時間なんてなかったから、自分で観たいものを選んで観られるよろこびもあったのだと思います。

ということで、クラウドソーシングサイトに登録してタスク案件をこなすこと1年半。
わたしには無理なのかもしれない、内職である程度の収入を得る方がいいのかとあきらめつつもありました。

きっかけは続けていたTwitter


ここまでグズグズなわたしがプロジェクト案件に応募しようと思えたのは、Twitterが関与していると思われます。

Twitterを始めたのは、クラウドソーシングに登録したころ。前述のマナブさんをはじめとする方々のツイートを見てみたくなったからです。

わたしは、何をしているか人に詮索されたり、評価されたりするのが苦手です。
家で動画を観ていれば、こどもがのぞき込んできて、他の家族にも知れてしまいます。
動画以外にこっそりと情報を得る方法が欲しくて始めました。

Twitterでタイムラインをみているとフォローしている人以外にも多くのライターさんたちのつぶやきがでてきます。
これがおもしろい。
きれいな文章や豊富な語彙で綴られていく日常のつぶやき、大喜利に討論、飯テロ、ペット。
仕事上の有益な情報からライフハックまで。
会ったことのない人たちなのに、そこに生身の人間の存在が感じられました。

わたしもこんな風に表現できる人になりたいと思い、日記のような感じでツイートしました。
匿名なんだし、知っている誰かの目は気にしない、ただWeb上に文字をおいてくる感じ。
(その延長線上にこのnoteのアカウント)

ビジネス目的の師匠持ちさんは置いといて、「いいね」していくと認識してくれて「いいね」を返してくれる方も多く、ライターさんをより身近な存在に感じられたのが良かったのかもしれません。

そんな日々を続けるなか、ふとその時がやってきました。
10~20件応募して1件通るくらいなものだっていうし、現役のライターさんもしょっちゅう案件に応募してるから、わたしが応募したとて通りっこない。
応募の練習のつもりで送っちゃえって応募できていたんです。

まさか2時間後に、詳細の確認をして問題なければ契約しましょうと言われるなんて思ってもみなかったですよ。ビギナーズラックにもほどがある。

ここからは契約にかかわると思うので、無事案件を終了し、継続のお話をいただけましたってことで終わります。

これから


とはいえ、まだ1件受注して納品しただけです。今後、ライティングの仕事を続けていけるかはまだわかりません。
もしいつか、わたしがライターを名乗れる日がきたら、みなさん、どうぞよろしくお願いします。

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