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後頭部が可愛い犬の言語理解能力はどれほどかという話

犬の後頭部は可愛い。

もちろん、うちの柴犬くんの後頭部はとてもとても可愛い。
しかもなんだか四角っぽく見えるし、ちょっと頭でっかちで、後頭部から小さな肩へかけてのしゅんとしたなだらかな曲線は、もう誰がなんと言おうと可愛い。

犬を飼っている人なら、もしも愛犬が行方不明になったとき、「どんな犬ですか」と尋ねられ、ついうっかり「か、可愛い子です」とまっ先に答えてしまう人もいるんじゃなかろうか(「可愛い」はその犬の特徴じゃないのにもかかわらず)。
私もついうっかり、そう言ってしまいそうだ。

犬の出てくるYouTubeをあれこれ見るけれど、最近よく見かけるのが、単語を発するボタンを犬に押させて、飼い主と言葉のコミュニケーションをとろうというもの。

「ごはん」とか「散歩」、「遊ぶ」、「ほしい」など、「YES」または「NO」、などなど、一つの単語が一つのボタンに割り当てられていて、ボーダーコリーやシェルティなどの賢い犬がそれを押して、飼い主と会話をしているかのような動画である。

実のところどの程度ボタンの言葉の意味を理解しているのか、よくわからない。

でも、前に飼っていたシェルティは言語理解能力が非常に高かった。

ほんの子犬の頃から
「雪が降っているか見てきて」と言えば、窓のところへとことこと行き、外を眺めて戻ってきたり。

「冷蔵庫の前にミルクが置いてあるから飲んでおいで」と言えば、離れた部屋から一目散にミルクを飲みに行った。

寝坊している家族を起こしてきてと頼めば、2階まで階段を駆け上り、寝ている人の部屋のドアをトントンとノックしたし。

夏など、うっかり「暑い、、」などと飼い主が呟けば、そうでしょそうでしょ!とばかりに吠えだし、エアコンのリモコンをちらちらちらちら見て、エアコンをつけろとアピールした。

キラキラ星が好きで、ちょっと歌おうものなら、ピアノを弾くと訴え、ピアノを開けてやると、バーンと両手で鍵盤を叩いたものだった。

細かい表現の違いも理解していて、「食べたの?」と聞けば素知らぬ顔をし、「食べたいの?」と聞くと、わんわん吠えて「食べたい!」とお返事した。

そう、言葉をよく理解したシェルティの彼は、とてもお喋りだった(というか、よく吠える子だった。うるさくてごめんなさい)。

それに対して、今うちの子である柴犬くんは寡黙だ。

番犬としては優秀なのだけれど、会話的に吠えるということはほぼない。
寡黙なので、静かな子だな〜と思う。
必要なときは吠えるけれど、シェルティに比べると大変物静かだ。お喋りしない。

そして、こちらの言っている言葉の理解度はそれほど高くなさそうに見える。

会話のできるボタンをやってみたら、できるのだろうか??
できなそー、と思ってしまうけれど、案外できるかも?

ボタン押さなくても、まあ大体柴犬くんの言いたいことはわかるんだけどね。
わかってるよね?

さてどうだか?





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