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知らないと怖い日本の現状


知らないと損をする日本の現状についてお話ししていきます。



好きなことに時間とお金をかけることができる生活をお金持ちの生活と定義するならほとんどの人がそれを実現していません。

労働をすることが正義と考えられ、働いてお金を稼ぐことが美徳と捉えられてきた日本ですが、残念ながらその生活だけではほとんどの人が豊かな生活手に入れることができないのが今の日本の現状です。

なので僕たちがなぜお金持ちになりづらい世の中なのか、日本という国が今現在どんな状況なのか見てみます。

・日本人の上がらない給料
・国の借金の多さ
・衣食住を輸入に頼りきっている
・世界で初めてのレベルの超少子高齢化


日本人の上がらない給料についての件

日本人の給料は上がってる風に見せているだけ
そもそも今の日本人の平均年収はご存知ですか?
2020年時点で441万円です。

うーん。高いのか低いのかわからん。。

よくある記事や情報では日本人の年収は右肩上がりで増えているみたいなやつです。これをはっきりここで言わせてもらうと大体そういった情報って10年スパンとかでみてるんですね。

これを1990年代からの20年スパンで見るとどんなグラフになっているか。
実際に10年スパンで見た場合は右肩上がりなんですけど、よく知って欲しいのが1990年代です。
実は今より高いんです。ちなみに2008年に大きく下がっていますけど、この年に起きたのがリーマンショックです。経済的に世界に大きな影響を与え、私たちの給料にも影響を与えました。

なのでまとめると、今現在の平均給料は10年で見れば日本人の給料は増えているけど、1990年代より低いということ。

そして今後の日本経済を見ると果たしてこの調子で国民の給料は増え続けるのか、といったことです。
少子高齢化で労働人口も減っているということを踏まえた時に、あなたの給料もこれから30年と安定してこの水準を保っていけるのか、少しは関心を持ち過ごしてみてもいいかもしれません。


借金大国世界No.1

そして次は日本の借金を見ていきます。
先にお伝えすると日本社会は今後衰退していく可能性が高く、日本のGDP成長率は2030年に0%近くなると予想されています。
GDPは簡単に説明すると国内で生まれたモノやサービスの付加価値の合計金額のことです。つまり日本が儲けたお金が2030年に0%近くなるってことですね。

そして2017年時点の日本という国の借金を見てみると世界一位ということがわかります。これだけ見て日本は今後潰れるんじゃないかと騒ぎ立てる人もいますが、日本が持っている対外貨資産(外国の資産)や国民の現預金をみるとそれほど慌てることはないと思いますが、明らかに日本の現状は不健全ということはわかります。
なので今の日本の状況と政府が行なっている政策はどんな意図でどんな方向性に持って行こうとしているのかなど、知っている人と知らない人は今後の資産の量は劇的に変わる可能性があります。

よく言われているのは、日本はインフレ政策を打って、日本円の価値を落とすことで借金を軽くさせようという狙いがあるといわれてますね。つまり借金している人はメリットですが、現金保有している人は価値が目減りしていくので、円以外の資産で持つのが良いなんて話もあります。

実際、保険会社もめっちゃドル建て商品勧めてるのはこういうこと。。


他の国に頼りっぱなし日本!

そして日本をどうにか再建させなければいけない状態ですが、残念ながら日本という国は天然な資源も少なく、私たちの生活に必要なものはほとんど輸入で賄われているのが現状です。
いやいや、私たちが買っている商品は国のメーカーが作ったものだ!という話ではなく、そのメーカーがどこで仕入れたものかをみる必要があるということです。実際に食料は60%〜70%、衣類は97%、木材は70%〜80%が見事、輸入に頼っています。

今のこの現状は大変危険な状態にあり、今後、世界人口が増え、需要が増えるとそれらの価値は高騰するわけです。つまり私たちの給料とは関係なく、価値が上がるので、給料はそのままだが、値段だけ上がるという結果になってしまい、私たちの生活は今も将来も同じ金額を稼いでいたとしても将来の方が苦しい生活になる可能性があるということです。


世界で初めてレベルの超少子高齢化が迫っている
それにより労働人口も減る

そして日本の人口は急激に減っているという問題です。これは先進国において現在ダントツトップの少子高齢化です。
アメリカの人口はどうなっていくかというと、2014年に約3億2000万人だったのが2050年には約4億200万人になると試算されています、
それに比べると日本は2014年に1億2700万人だったのが2050年には9700万人に減少すると予測されています。
そして日本はそれに加え高齢化社会を迎えます。65歳以上の割合が2017年時点は4人に1人だったのに対し、2060年には2.5人に1人になるらしいです。

ちなみにこれだけの急激な少子高齢化を経験した国は今までに一度もなく、日本が初めての事例です。本当に危機的な状況ですが、日本人がそれほどこの状況に対して、備えをしていないのは何故なのか疑問に思う人も多いと思います。


貯金しておけば安全は大間違い

そして今日の一番僕伝えたいポイントがこれです。貯金が正解という時代は終わってるということです。
今現在、貯金で老後のお金をためている人も少なくないはずです。
しかし、今現在は定期預金でも0.01%、普通預金に至っては0.001%しか金利がつかない時代です。
ちなみにゆうちょの過去の金利は1990年までは平均でも8%、ピーク時は12%金利がついていたと言います。

つまり昔の人はお金を銀行に預けているだけで、お金を増やすことができた時代でした。
しかし現在は0にも等しいような超低金利時代、そして国は年2%のインフレを目標に政策を打っています。

インフレが起こればモノやサービスの値段が上がります。それを逆に言えばお金の価値が下がるということです。

わかりやすくいうと
あなたは今現在、所持金200円持っているとします。そしてりんごを買いに来ました。りんご一個100円ならあなたは今200円でりんご2個手に入れれます。
これがインフレが起こった未来だと、りんご一個200円になったとします。あなたは前と同じく200円しか持っていません。
この場合、あなたはそのりんごは一つしか手にできないですよね。つまり昔なら200円でりんご二つ買えていたのが、今は一つしか買えなくなったということはその200円の価値が半分になっているということです。

これがインフレの仕組みですね。国は年間2%のインフレを目標に動いてます。つまりあなたが現預金にお金を預けていたとしても。額面上は年間0.001%ずつ増えるかもしてませんが、価値は2%下がっていく可能性があるということです。
このことをしっかり頭でわかっていれば、現預金だけで自分の老後の資産作りをするのは少しリスクがあるという認識になると思います。

まとめると

1、日本人の給料は10年単位で見れば上がっているが、20年単位で見ると下がっている。
2、そして日本の借金の量は世界一、そして輸入に頼って生きている感は否めない。
3、世界初レベルの少子高齢化の襲来。今後の日本はどうなっていくのか僕個人としてはだいぶ心配です。
4、そして一番重要ポイント。貯金だけしてて安全かと言われるとそんなことはない。資産の額面上は安定していても、価値は下がる可能性は大いにあり。

だから少しでも銀行に預ける以外の対策も今後日本人ひとりひとりがしていかなければ時代になるのは間違いないでしょう。


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