この記事では、ChatGPTとのやり取りをベースに、その考察を間に挟んでいきます!
1.ChatGPTを超えるAIが登場したら?
さて、まず投げかけたのは、ChatGPTを超える存在が出現したらどうなるか、ということです!
なるほど、自然言語処理技術とデータ量ですね。これは確かに上がれば上がるほどに良いものができそうですね。
ここでChatGPTの「個性」とありますが、このような生成系AIにはあるものなのでしょうか。今後本格展開するであろうbingやGoogleの AIチャットとも比較してみたいですね。
そして、ChatGPT自身の進化の可能性についても言及されてますね。これは大いに可能性がありそうです。実際、現時点でもChatGPTはアップデートされ続けてますし。たまにChatGPTの画面下の更新日時が新しくなっていますからね。
2.ChatGPT自身の進化
では、そんなChatGPT自身の進化について、もう少し掘り下げてみましょう。
ChatGPT自身の進化について、四つの予想を出してくれました。このうち1番目と4番目は若干似てるような気もします。あえて違いを言うなら、前者は正確性、後者は感情表現といったところでしょうか。
面白いのは、2番目と3番目です。
前者はマルチモーダル、つまりテキスト以外の表現方法も組み合わせた生成系AIというものです。もしそんなものができたら、生成系AIの出力結果がググッと楽しくなりそうですね。現時点では、画像や音楽、デザインなどそれぞれを出力する生成系AIを Twitterで見たことはありますが、これらが統合された生成系AIも見てみたいものです。
さて、後者の特定の分野に特化するという進化ですが、これは既に事例が出始めてますね。下記のニュースで、法律に特化したChatGPTサービスが報じられていました。今後の動向が気になりますね。
医療系のChatGPTサービスについては、現時点では探しても見つけられませんでした。ただ、下記の記事にて、医療アドバイスのできるサービスへの期待が寄せられています。こちらについても、サービス実現は時間の問題でしょうか。医療については法的な問題もあるかもしれませんので、どうなっていくのかワクワクするところです。
3.ChatGPTはどう応用されるか?
さて、続いてはChatGPTがどのようなものに組み込まれていきそうか、掘り下げていきます。
これもまた4つの予想を出してくれました。
1つ目のオンラインカスタマーサポートですが、これもまた既にChatGPTが応用された事例が出てきています。予想というより、もはや現実ですね。
2つ目の「教育分野」についてですが、これも先ほどのビルゲイツさんの記事で言及されていました。ChatGPTが教育環境をさらに向上させてくれることを願うばかりです。
3つ目の「人工無脳」ですが、これっていわゆるチャットボットのことですよね。恥ずかしながら初見だったので、辞書で確かめました。チャットボットってもう広く普及してるし、別に知能なんて無いですが、ChatGPTは意味を間違えてしまったみたいです。
4つ目の「クリエイティブ」はとても興味深いものです。現時点で小説や詩が書けるというのですから、十分にすごいと思うのですが、それがテキストの範囲を越えれば、本当にアーティストになってしまいそうですね。
4.ChatGPTとオンラインカスタマーサポートの代替性とは?
さて続いては、先ほどのオンラインカスタマーサポートとChatGPTについて深掘りしていきます。
ChatGPT曰く、オンラインカスタマーサポートが完全にChatGPTに代替されることは無いそうです。ちょっと意外でした。現時点でこれだけ流暢な会話が可能なわけですから、十分に代替可能だと思ってました。
5.ChatGPTは感情を学習できるのか?
ChatGPTは理由として3つの要素を挙げてくれました。真偽の検証は脇に置いておき、ここでは「感情的な対応」というキーワードが気になったので、さらにChatGPTに深掘りさせてみました。
ChatGPTによると、感情の学習精度はあまり高くなさそうです。特に文脈から感情を判断することやそのための適切なデータセットの用意が難しいとのことです。文脈からの感情判断は、人間でも苦労することです。それをChatGPTに学習させようというのですから、自ずと難易度は高まるわけです。ですが、適切なデータセットがあれば解決できる問題だと、ChatGPTは回答しています。
6.感情を学習するためのデータセットとは?
では、適切なデータセットとはどのようなものでしょうか?ChatGPTに深掘りしていきましょう。
いくつかのデータセットの事例が提示されました。ChatGPTの性質からして、使用されるデータセットとしては「感情ラベル付きのテキストデータセット」が濃厚でしょう。
7.感情学習用のデータセットの準備
では、どんな方法でこのデータセットを用意するのでしょうか?ChatGPTに深掘りしてみます。
ChatGPTから4種類の提示がありました。あまり詳しくない立場の者からすると、「ユーザーからのフィードバックを使用する」が最も分かりやすい方法でした。これをさらにChatGPTに問いかけてみました。
ユーザーからのフィードバックを集める方法について、より詳細な説明をChatGPTがしてくれました。SNSの仕組みがまさに当てはまり、理解しやすいものでした。
8.感情ラベルの正確性とバランスを保つには
ただここで、偏りやバイアスという課題が出てきました。感情ラベルという主観的なデータである以上、これらの課題は避けられなさそうです。
そこで、ChatGPTに次の質問を投げてみました。
9.終わりに
どうやら、感情ラベルの正確性とバランスを保つのはとても難しいようです。強化学習、アクティブラーニング、自然言語処理技術の進歩などによりこの課題が解決されていけば、感情を学習したChatGPTが登場するのでしょうか。今後の進化が楽しみですね。