【東京→埼玉】霞ヶ関駅乗換 Part1【エクストリーム乗換シリーズ】
同じ駅名の駅を徒歩で乗り換えるエクストリーム乗換シリーズ。
前回の平和台駅乗換が楽しかったので、シリーズ続編です。
今回は霞ヶ関駅(東京メトロ丸ノ内線・日比谷線・千代田線)から霞ヶ関駅(東武東上線)に乗り換えを目指します。
今回のルートは千代田区霞ヶ関を出発し、
新宿区、豊島区、練馬区、板橋区を通り埼玉県和光市へ。
その後川越街道沿いに朝霞市、新座市、三芳町、ふじみ野市を通過して
霞ヶ関駅がある川越市を目指します。
距離は44km(実際はプラス2km歩いています)
フルマラソンより少し長めですね。
乗り換え予定時間は9時間30分くらいを予定しています。
では、楽しく行きましょう!
早朝の霞ヶ関駅へ
朝5時45分。眠い目をこすってもやっぱり眠いです。
早朝のひんやりした空気を感じつつ、ルート検索に入ります。
スタート
5時55分、出発です。
麹町方向に進んでいきます。
途中首相官邸前で信号待ちをしている時、警備中の警察官から声をかけられます。
「失礼ですが、どちらへ向かいますか?」
「渡って麹町の方へ…」
「あっそうですか。そちらだと渡って右側ですね」
「はい。ありがとうございます」
まさか話しかけられるとは思っておらず、うろたえそうになるのを必死に抑えてなんとか無難に受け答えできました。まさか埼玉県の霞ヶ関に向かうとは言えない。
このような一般人がなかなか入らないような場所に、
合法的に入ってみたいという気持ち、わかってもらえるだろうか?
以前日本銀行に年金を納めに行った時、
まるでこれから異世界に行くかのような緊張感とワクワク感を感じたものです。その時のレポはブログを見ていただければ幸いです。
6時30分頃ここを通過したのですが、
まだまだ朝早いのか、ビジネスマンの姿は全くありません。
これはこれで新鮮です。
途中で麹町通りを外れ、日本テレビ通りに入ります。
ここにあるのは日本テレビ番町スタジオであり、本社は汐留にあります。
通りを抜けると市ヶ谷駅です。
ここから外堀を渡り、さらに北西方向に進みます。
この一帯は防衛省と大日本印刷で占められていて、電柱広告もほぼすべて大日本印刷です。
その昔、ここには大日本印刷の本社工場があったため、その名残で広大な敷地が残っています。今は大半が公園になっていて、散歩する人がたくさんいます。
7時30分、牛込柳町の住宅街を抜け、早稲田通りを歩きます。
通りの先は早大生の聖地、高田馬場です。
鉄腕アトム生誕の地であり、手塚プロダクションの事務所がある高田馬場。JRの駅メロも鉄腕アトムになっていて、まさにアトム一色です。
ここからは西武池袋線を目指して目白通り、南長崎通りを歩きます。
途中南長崎通り沿いにはトキワ荘マンガミュージアムがあります。
かつて手塚治虫、藤子不二雄、赤塚不二夫など多くの有名漫画家が居住したトキワ荘を再現した博物館で、漫画の聖地と呼ばれています。
時間帯は通勤ラッシュど真ん中。狭い道を都営バスが頻繁に行き来し、歩く人も増えていきます。時間による街の変化を体感できることも歩くことのメリットだと思っています。
線路をまたぎ、商店街を抜けると環七通りです。
ここには西武有楽町線新桜台駅があります。江古田駅から歩いて5分くらいしか離れていないので、池袋へ行くには江古田駅まで歩いたほうがよさそうです。
さらに北西方向へ行くと東京メトロ有楽町線・副都心線氷川台駅です。
ここからは線路沿いを進みます。
ハッスル通りを抜けると川越街道へ出ます。
あとは川越方向へ北上するだけです。
時刻は9時過ぎ。まわりの時間の流れが明らかにゆっくりになりました。それでも私は黙々と歩き続けます。他の人から私はどういう風に見えていたのか?少し気になります。
40分ほど歩くと埼玉県です。
出発して4時間弱。県をまたいだときはテンションが上がったのですが、
実際は全行程の半分も来ていないことに気づき、
一気に現実に引き戻されました。
埼玉県和光市には、新元素ニホニウムを発見した理化学研究所があります。
113番目の元素として2016年に認定され、アジア初の快挙となりました。
駅の周りには案内板やモニュメントが多数あり、通りもきれいに整備されています。
駅前から川越街道へ戻り、朝霞市へ入ります。
朝霞と言えば、陸上自衛隊朝霞駐屯地です。
朝霞駐屯地という名前ですが、敷地は練馬区、和光市、朝霞市、新座市にまたがっており、駐屯地司令部が練馬区にあることから、正式な住所は東京都練馬区大泉学園町になっています。
ここから川越街道を外れ、旧街道を歩きます。
次回は新座市からです。
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