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北の大地の入場券収集の旅 3日め

3日めは早朝の帯広からスタートです。

大都会帯広。駅もでかい
新型車両で出発

ちなみにこの車両は『デクモ』という愛称がつけられていて、ディーゼルエンジンで発電した電気を使って走る。ホームではエンジン音が響いているが実は『電車』だったりするから面白い。

北海道でいわゆる一般的な『電車』が走るのは室蘭~札幌近郊~小樽・旭川のみであり、その他はすべて気動車、いわゆる『汽車』が走る。よって北海道の人たちにとって鉄道は『汽車』であり『電車』ではない。実際に現地の人と話をすると「汽車の時間大丈夫?」「明日は何時の汽車?」というワードがこともなげに飛んでくるので、こちらも『汽車』というワードを使わざるを得ず、都会で電車しか知らない私の会話はぎこちなくなってしまう。

閑話休題

『汽車』は私と運転士を含めて4人を乗せて出発。しばらくは帯広の市街地を走行するが、すぐに視界は開け畑のどまんなかを突っ切っていく。
ちなみに2人は早々に降りてしまい、私と運転士だけの時間が淡々と流れていきました。

1時間半ほどで終着浦幌に到着。

駅舎

今日の目標は根室本線西半分の制覇。というわけで乗ってきた汽車で引き返します。通勤時間帯ということもあって十数人の乗客を乗せて出発。

途中池田駅で10分の停車。この間に入場券をゲット。

ワインオープナーもあります

そのまま汽車に揺られて幕別駅で下車します。

大きな駅です

入場券を手に入れましたが、次の汽車は1時間半後。少し歩くと変わった公園があるようなので行ってみることにしました。

ちなみにこれは公園の道中です。ここからさらに10分くらい山を登ると公園が現れます。

どう表現すればいいかわからない建造物
このタワー、登れます
いかにも北海道な景色が望めます

遊具や建造物は秘密基地感があり、いかにも子どもたちが喜びそうです。かなり広い公園ですが人の姿はありません。平日の朝だからでしょうか。

ツリーハウスみたいな遊具をひとり占めしていると、思った以上に時間が経ってしまい駅までダッシュ。40分弱かかった道のりを20分で戻りました。危ない。

なんとか発車時間に間に合い、汽車旅を再開します。目的地豊頃駅に着く頃にはお昼時です。

立派な駅舎だけど無人駅

豊頃駅の入場券は徒歩5分くらいのセイコーマートで発売しています。

ここでお昼ごはん

このお店の野菜ラーメンはボリュームたっぷりの昔ながらのラーメンで、お腹いっぱいになりました。バターのトッピングがなんと無料ですが「バター消費拡大のため」というなんとも漢らしい理由。ほかにも有名人のサインがたくさん飾ってあったりと食べても見ても飽きないお店でした。

駅に戻り、次は芽室駅。ここからのスケジュールは結構カツカツで、滞在時間は短めです。

滞在時間10分
コーンのモニュメント

次は特急で石勝線新夕張駅へ向かいます。新得駅を出たあたりで「エゾシカなど野生動物が多数出没する区間を走行いたします」という放送が流れ、山の中へ入っていきます。途中の車窓にエゾシカが何回か目に入るものの、幸いぶつかることはなく新夕張駅に到着。

高架の立派な駅です
夕張といえばやっぱりメロン
一回終わってしまったので再出発という意味なのか

ここも滞在時間は20分くらいしか取れず、根室本線へ引き返します。ちなみに石勝線では占冠駅でも入場券の発売がありますが、停車する汽車がとても少なく、窓口営業時間もかなり短いためまた今度ということに。かなり難しい場所を宿題として残してしまったことを少し後悔しています。

特急で根室本線に戻り、十勝清水駅へ。

17時前なのにすっかり夜

北海道では有名なお店だそうで、地元の方が代わる代わる店へとやってきます。テイクアウトを注文するとなんと1時間待ち。やってくる方はみんな電話で予約しているそうです。

鳥せいで炭火焼きとからあげをゲットし、本日三回目の特急で帯広駅へ。みどりの窓口が営業しておらずゲットできなかった入場券をゲットします。

今日中に釧路まで移動する予定ですが、時間があるので居酒屋に入り、サッポロクラシックでしっぽり。いい感じに酔ったところで締めの豚丼を食べようと店を探しますが、すでに営業を終えている店が多く一苦労。やっと見つけたお店も長蛇の列。あきらめました。

そのまま釧路行きの特急で1時間40分。宿営地へ直行しました。

3日めを振り返ると、各駅の滞在時間はそこそこ取っておかないと本当の良さはわからないなと痛感しました。幕別の公園や豊頃のラーメン屋などはガイドブックに載っているわけでもなく、行ってみないとわからない場所なので芽室や新夕張も時間を取ってもう一度訪れたいと強く感じました。

4日めに続く

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