北の大地の入場券収集の旅 6日め
昨日居酒屋をハシゴし、たらふく飲んだにも関わらず朝6時にきっちり目が覚めました。二日酔いもなく、とてもすがすがしい朝です。
せっかくなのでこのままホテルをチェックアウトし、朝の街を歩いてみることにしました。
駅まで戻ってきましたが、次の汽車は10時半。あと2時間あります。
網走といえば…網走監獄。
というわけで行ってみることにしました。
バスはちょうどいい時間にはない(そもそも本数が少ない)ので、徒歩で向かいます。石北本線に沿って国道を進んでいきますが、途中に現在の網走刑務所があったりします。
しかしいくら歩いても監獄の気配が見えてこない。道中に看板が立っており矢印の方向通りには進んでいるつもりですが、急に不安になってくる。途中からは国道を外れ、急坂を登って山の中に入っていくので不安は募るばかり。
体力をゴリゴリ削りながら歩くこと45分。山の中に突然ゲートが現れます。
中を見学している時間はありません。網走駅まで同じ道を戻ります。
あとでわかりましたが、網走監獄のホームページにはアクセスとして「網走駅から徒歩40分」と書かれています。約4kmあるそうです。
公式に案内することを否定はしませんが、絶対におすすめしません。途中山道を登ることになります。バスの時間に予定を合わせたほうがいいです。
網走駅に戻り、下りの汽車に乗り込み浜小清水駅に向かいます。
余談ですが、釧網本線は網走→釧路方向が下りになります。釧路の方が東京に近そうなので、なんか違和感がありますね。
あくまでメインは道の駅。「実は駅もあるよ!」みたいになっています。入場券は売っていますがそれ以外のきっぷは売っていません。
線路、駅、汽車と北海道の雄大な自然が融合した絶景を堪能できます。青春18きっぷのポスターに登場しても違和感はありません。
しばらく展望台で北海道の自然に圧倒されてから、汽車で網走へ戻ります。ここで釧網本線に別れを告げ、石北本線に入ります。
大空町立女満別図書館と同じ建物になっているので、そちらで入場券を購入できます。
次の汽車は3時間後。しかしこれを待つわけにはいきません。
今回の旅では遠軽より東側の入場券を制覇する計画ですが、待ってしまうと美幌駅に立ち寄る時間がなくなってしまいます。そうそう来れる場所ではないのでなんとか立ち寄りたい。
というわけで、
駅近くのバス停から女満別空港へ向かい、空港から美幌の近くを通るバスに乗り継ぐルートで向かいます。
1つ目のバス停で下車し、美幌駅まで歩きます。
予定では徒歩45分。国道沿いを進んでいきます。網走と違いほとんど平坦の一直線道路なのでそれほど長く感じませんでした。
美幌では有名な豚まん屋さんだそうですが、関西出身のわたしにとっては味が濃くて、551のほうが好みではあります。そういえば北海道って、なんでも味が濃いような気がする。どん兵衛を食べ比べたときも北海道が一番濃く感じたし。
※どん兵衛の食べ比べに興味が湧いた方は読んでみてください。私が喜びます(また戻ってきてくださいね)
美幌駅から汽車に乗り込み、北見駅へ向かいます。
これはロードヒーティングという装置で、冬の間この中に熱湯を流して歩道の雪を溶かしているそうです
北見といえば、ハッカ油。薬局でよく見る黄緑っぽいアレです。
少し歩くとハッカ油記念館があるので、行ってみることに。
建物近くのハッカを眺めていると、館員のおじさんが出てきてくれて「ここには2種類のハッカがあるので、香りを比べてみてください。全然違いますよ」と声をかけてくれました。確かに、香りがぜんぜん違う。
どうやら品種によって香り、成分、特性が違うようで香り重視、製造の効率重視などいろいろあるらしい。その後館内に入っても歴史や時代背景、製造方法などをガイドツアーをしていただきました。閉館間際にやってきたにも関わらず、撮影許可までいただけてありがとうございました。
駅に戻り、石北本線をさらに進み遠軽駅へ。
1時間もない滞在時間。やはり短いですね。ここから特急で一気に旭川まで向かって本日は終了です。
いよいよ明日は東京に帰ります。しかし帰るまでの時間をめいいっぱい使って各駅回る計画なので結構なハードスケジュールになります。
7日めに続く
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