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言葉選び

「言葉」には「葉」という文字がついている。
こぼれ落ちて元に戻らない、という意味もある。
「言の葉」という刹那。
なんとも、雅な感じが素敵だな、と思う。

日本語は主語がなくても通じる。
「道を歩く」と書いた時の主語は、 ”私”とは限らない。
そして、”道”とは どんな道だろうか?
一人なのか 二人なのか、昼なのか 夜なのか。
少ない言葉は、想像と妄想を膨らませる。

話す言葉と、見る言葉でも違いがある。
発音の仕方によって場面がコロコロと変わったりする。
ラジオ配信でコメントの読み方で印象が変わる。
意味が全く違った時、笑ってしまって楽しくなる。
言葉は笑いの道具だったのか、と思う。

日常に あふれて、こぼれていく「言葉」
たくさんの言葉は優しさにあふれている。
降り続く雨のように、やさしい音の連続。
日本語は読んでみると、違いに気づく。
書かれた文字は読んでみると楽しくなる。

見て優しい、聞いてもやさしい。
そんな言葉を 選びたい。
日本語は奥が深いから。
会話の中にある笑いを大切にしたいから。
禅問答のように、受け取り方を選べるようになりたい。


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