見出し画像

異人の時代と嫌われる力

異人の時代

こんにちは。皆様いかがお過ごしでしょうかHajime_Styleです。最近読んだ本やサイトについてちょっと面白い共通点があったので書いてみます。

今読んでいる本で安宅和人さん著の『シン・二ホン』という本があるのですが、副題がAI×データ時代における日本の再生と人材育成となっていて、簡単に言うとこれからの日本、今は駄目だけど皆で頑張って立ち上がっていきましょう!という事が書かれている本です。

この本の中で普通ではない人『異人の時代』という項があり、いわゆる旧来の考え方だと、異常者、奇異な人といった所でしょうか。

画像1

終戦後の日本は高度成長もあいまって、経済も右肩上がりでした。市場は『N倍化』と言われるシェアを握ってボリューム(大量生産)で勝負するのが常勝と言われる現象がずっと続いてきていて、今日本で大手といわれる会社のほとんどはこのN倍化によって形成されています。逆に海外を見渡すとこのN倍化によってのし上がって来た企業もまだ地位は保っているものの、この現代では新しいイノベーションを作り上げる企業(刷新モデル)が最も影響力が強い。時価総額的にもGAFAやステラ(GMなどに比べ)の時価総額が飛びぬけているのが分かり易い例ですね。

現在N倍化で会社の価値を上げてきた企業は今、岐路に立たされている。日本では今トヨタのスマートシティ構想などを見ても分かる通り、従来のやり方はもはや通用しなく、刷新できる企業しか生き残れない。創造できる人、新しいものを0から1に出来る人が求められる=つまりそれが『異人の時代』

大企業の話だと親しみにくいが、自分に置き換えて考えてみると面白い。この本の中にもあるが、誰もが目指しているもので一番になる(シェアを取りに行く考え方)より、あまり多くが目指さない領域や刷新モデルで勝負する人が重要になる。つまり皆がやっていることを追うのではなく、他の人とは違う自分のオリジナリティや新しいアイデアで勝負するのが重要になってくる。

画像2

0を1にするという事は、言ってみれば今までの常識が通用しない事を始めるという事と同義語なので、色んな同調圧力や批判、反対などにも晒される事も多い。そもそも古い考え方の人々は『何かを変える』という事をしないので言わば思考停止している。マイナスな言葉を浴びせられるだけなので距離を置くのが望ましい。新しい価値を作り出すときには必然的にこういう状況が生まれる。情報が溢れてる社会、黙っていても多くの情報が入ってくるが、いかに情報を受けないかも考えたい所です。

画像3

嫌われる力

今日ふとしたきっかけであるサイトに辿り着いた。聞き手は新R25編集長の渡辺さんという方で、お相手は株式会社div代表取締役の真子就有さん、みなさんご存じのマコなり社長さんです。

私のターニングスキルについてというテーマのお話だったのですが、マコなり社長は幼少時から目立つことが好きで、あまりにも目立ちすぎるあまり(熱意があり過ぎるあまり)『シャシャリ』というあだ名が付いてしまい、ちょっとした嫌われ者になってしまった時代があったと言います。その後、紆余曲折を経て結果を残し、皆から慕われる存在になったそうですが

その後のインターンでITベンチャー企業に勤めることがあったそうですが、非常に可愛がられていたその時思った事があるそうです。

『これ嫌われていないぞ』

それだけうまく言っている中でこの気付き。凄いですね。

これを読んだときに思ったのは、先程のシン・ニホンでの話とリンクしてるなと、お二人とも表現は違うのですが、マコなり社長さんみたいに感の良い人は気づくんですね、このままじゃヤバイって。幾ら居心地が良くても皆がやってることを追っていては駄目なんだと。そういう時が実は一番危ないのだと。

自分の技術を学ぶために皆と同じ仕事(勉強)をする事や、成功している人を模倣するのは、自分が成長するための近道だと思うので必要なことだと思いますが、せっかく何かをするならば、それらを経て自分のオリジナリティを発揮できる、ワクワクできる分野、領域で頑張りたいですね。

画像4

ここまで書いて、自分のオリジナリティってなんだろうと考える。これ永遠のテーマですが、まずは何でもやってみるという事ですね。自分に失敗しても失うものなんて何もないので。失敗したっていいじゃないか、だって人生は有限ですから。

さて皆さんは何を始めますか?

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。


宜しければサポートをお願い致します!頂いたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせて頂きます。