全ての過去を越えていけ
恵まれているのに、いつまでも過去の暗い記憶を引っ張り出すのが心底嫌になった。
時折、記事を通して断片的に書く過去。
それは今年春の抑うつだったり、育児ノイローゼだったり、10代〜20代の不遇な時代の話だった。
しかし、過ぎ去ったそれらに言及して何になるというのだろう。
いい人ヅラしているくせに、人の幸せを喜べない弱者がせいぜい貼り付いてくるだけだ。
楽しさ全開の記事を続けるようになったら、亡霊は消えた。
とにかくだ。過去をじめじめとほじくり返して何になるというのだ。
目の前にあるものを見ろ。
家族がいて、家があって、おいしいものを食べて安心して眠れて、数は多くなくとも理解者に恵まれて、何より全ての過去を越えて生きている。
もう暗い点や染みの痕を気にするのはやめた。
そんなことより、これからの楽しいことを考えていたい。
当たり前のようで全然当たり前でない、日々のささいなことに喜び、「のりのり」と心の中で小躍りしていたい。
同時に、これだけ生きてきてもまだ見出していない、心躍るものを探し続けていきたい。
ようやく私は、真の意味で「暮らしを照らす」に至ろうとしている。
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