疑似関係代名詞asの非制限用法【英語初心者＆どうしてもTOEICスコアが欲しい方】
みなさん、こんにちは！
セカンドTOEICパートナーのくにしーです。
突然ですが、
皆さんは以下の英文のasの役割が分かりますか？
As was announced in November, our pay period will change from this month.
11月に発表されたように、支払い期間は今月から変更されます。
この文を見て、
「なぜここに as が？」と疑問に思う方もいるでしょう。
実は、この as は疑似関係代名詞として働いています。
今回はこの as について解説していきます。
※初心者の方にも分かるように一文一文丁寧に解説していくのでご安心ください！
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擬似関係代名詞
asは、関係代名詞っぽくはないですが、
関係代名詞になることがあります。
こうした関係代名詞を擬似関係代名詞と言います。
This is the same car as(=which, that) was used in the movie.
これはその映画で使われていたのと同じ車だ。
which や that と言い換えが可能です。
but や than なども同様です。
There is no rule but has exceptions.
例外のないルールはない
There is more water than is needed.
必要以上の水がある
今回は、疑似関係代名詞asの非制限用法を解説していきます。
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「制限用法」と「非制限用法」
まずは、「制限用法」「非制限用法」の違いを知っておく必要があります。
関係代名詞は通常、
I have a friend who speaks seven different languages.
(私には7つの異なる言語を話す友達がいます)
の who のように先行詞を修飾します。
これは関係代名詞の制限用法です。
制限用法の関係代名詞は、
先行詞(ここでいうa friend)を修飾することで、
先行詞をはっきりさせる働きがあります。
それに対して、
,(カンマ)に続く関係代名詞は、
すでに特定された人や物の補足説明をする役割です。
これを非制限用法といいます。
以下、少し長いですが分かりやすい説明を引用します。
次の2つの英文を見てください。
(1) I have a son who lives in Tokyo. （制限用法）
「私には、東京に住んでいる息子がいます」
(2) I have a son, who lives in Tokyo. （非制限用法）
「私には息子がいて、そして彼は東京に住んでいます」
この(1)はコンマがありませんが、
(2)はコンマがあります。
コンマがあるのが非制限用法です。
制限用法
まず、(1)はwho以下がa sonを修飾しています。ここで注意が必要なのは、私にはもしかすると「東京に住んでいる息子」以外にも息子がいる可能性があることです。who以下はa sonがどのような息子なのかを説明していて、もし他に息子がいようとここで話題になっているのは、「東京に住んでいる息子」だけを表しています。先にも説明した通り、関係代名詞の制限用法は、先行詞を具体的にしたり、特定したりする働きを持っています。
非制限用法
それに対して(2)では、I have a son「私には息子がいる」で、文がひとまず完結しています。つまり、私の息子はa sonー人だけという意味になります。この時点で、息子はすでに特定されていることになりますので、その後に続く関係代名詞節は先行詞をそれ以上特定する必要はありません。 コンマ〈,〉の後ろの関係代名詞節は、先行詞を補足的に説明する働きをしているだけになります。
※「制限用法」「非制限用法」については、こちらのサイトから引用しています。
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擬似関係代名詞asの非制限用法
擬似関係代名詞asの非制限用法についてです。
例文:
ご存知かもしれませんが、私は先月会社を退職しました。
I left the company last month, as you may know.
元の文章は、
You may know itで、
itはI left the company last month(これが先行詞です)を指しています。
このasは、
whichに置き換え可能です。
I left the company last month, which you may know.
さらに、asの固有の使い方として、文頭に持ってくることができます。
なので、先程の文章も、
As you may know, I left the company last month.
とすることができるのです。
as you may know,
as you know(ご存知の通り),
as was expected(予想された通り),
などは決まり文句になっています。
冒頭の、
As was announced in November, our pay period will change from this month.のasも、
この擬似関係代名詞asの非制限用法です。
As と wasの間にitが省略されており、
itは先行詞であるour pay —— this month.を補足的に説明する役割になっています。
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まとめ
ここまで擬似関係代名詞asの非制限用法の説明をしてきました！
「なぜここに as が？」と疑問に思うときはこの用法を疑ってみましょう。
もし、今理解できていなくても、問題はありません。
深呼吸をして単語を読み間違えていないか、
文法の解釈を間違えていないか、
などをゆっくりと丁寧に考えながら、
もう一度読み返してみましょう。
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