としのせい

 夢でもし逢えたら~🎵by鈴木雅之って、そのサウンドとその夢で逢えたらなんていう言葉で、もうお洒落な感じを感じてしまうのは私が昭和生まれだからなのかなと。
 夢で逢えたらって、その当時の小学生の僕にはとてもお洒落なものに感じた。土曜の夜の11時のフジテレビ。次の日が日曜で休みだから、その時間に少し遅い時間まで起きて見ていた。もちろん遅い時間まで起きて大人のふりしてたのもそう感じさせたのかも知れなかったけれど、その時間のその番組を自分で見つけたっていう特別感。その大人な時間に浸れるっていう特別感。なんか新しくて楽しくてワクワクするような時間を過ごせる特別感。とかとかとか。
 コントはもちろん、その当時のバンドブームの影響かバンドのコーナー(なぜかアンジーの回の記憶が鮮明です)、ユニコーンのオープニングだったような。
 全てが時代の雰囲気なのか画面がというか、そこの空気がというか、その記憶がというか、なぜだかキラキラしているようで。それ以外の1週間の時間に辛いことがあっても、その時間とそれが終わって眠って朝起きる時間までは、確かに夢で逢えるからとても素敵な時間でした。
 お洒落で素敵な夢に逢える時間。こういう記憶があるから、またちょっとあとちょっと生きていこうと思えるのかなあ。またそんな夢に出会えるかもしれないからまたちょっと生き続けていけるのかなあ。などと大袈裟に考えてしまう。から、またそんな素敵な時間に、夢に逢いたいなあ。と浸ってしまう。のは、年のせいでしょう。

#好きな番組

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