セカイヲイカセ #1
環境と、企業篇
これまで企業は「もっと稼ぐ」「もっと儲ける」が大事な価値基準でした。
資本主義が際限無く富を求めててきたことは、
「よりはやく、より強く、より高く」
この言葉によく象徴されていると思います。
より早い移動、より強い武装、より高い建物。
ほかの誰よりも抜きん出るために、
誰かを出し抜いてまでして
スケールを重視してきました。
COVID-19が寄生したのは、このスケールでした。
高速移動、経済大国、大都市。
最速で最大の富を得ることこそが
強さや豊かさの尺度でした。
でもそれはこれまでの話。
環境に負荷をかけてまで金儲けをすることは
ダサくなると勝手に予想しています。
これからも企業は利益を出して従業員に給料を払っていくし、
新入社員は憧れの企業を目指すと思います。
でも、これからは利益の成分が変わっていく気がしています。
労働対価としてのキャッシュだけではなく、
企業価値としての社会還元性が、
利益の成分に含まれてきそうです。
社会課題が自分ごととしてとらえられつつあるからです。
強さと豊かさの成分も変わる気がしています。
強さには優しさと思いやりの成分が、
豊かさには距離という成分が加わると思います。
人類は太古の昔に戻るように見えつつ、
実は新しい進化の道をたどり始めたのかもしれません。
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