陰謀論の都知事選

都知事選のSNSでの口撃合戦

SNSでは支持者同士での口撃合戦が止まらない。しかもジャーナリスト的な批判ではなく内容があまりにもない。民主主義はうまく活用することができると素晴らしいが、うまく活用できなければ最悪な制度である。この頃のSNSをみると宮台真司氏のいう民意の劣化とはこのことか、と感じる。
他候補の否定ばかりせずに自分の支持する立候補者の素晴らしいところだけ投稿すればいいのだ。

有権者が主役の都知事選

都知事選のみならず、選挙というのは有権者の方が主導権を握る。有権者たちの口撃合戦が自分の支持する立候補者の邪魔をしているのだ。実際に支持者たちが怖い、カルト的だというのを印象付けるのは支持者たちの言動だろう。
石丸伸二氏の支持者もアンチたちの批判に否定するような形で口論のようになっているのをあちこちと見かける。下手な口撃合戦はやめて自分の支持する候補者を見守れば良い。
石丸伸二陣営はしっかりと一つひとつの暴論に否定する種を撒いている。本日の小田全宏氏との対談で「愛国心」という言葉を使った。これは左翼だという意見に対してのアンサーと感じ取れば良いだろう。そもそも愛国心というのは当たり前でわざわざ言う必要もない、確かにそうだ。
上野千鶴子氏を崇拝しているというアンチの意見にも夕刊フジの動画でアンサーを出している。
これらの石丸伸二のアンサーを汲み取り、支持者はしっかりと素晴らしいと感じれば共感すればよい。

新たに湧いてきた口撃合戦

石丸伸二を支援しているドトールは「創価企業」だ
という投稿がここ数日増えてきている。ドトールの鳥羽博道氏が石丸伸二氏を支援していることからだろう。統一教会の問題も加速して、宗教と政治は嫌われやすいというインサイトに乗じた批判だろう。
この批判にどちらの支持者も事実ベースでの批判をしない。もちろん信心の話なのであまりオープンな情報がないため、事実ベースでの肯定、否定ができないのは確かだろう。
私の事実ベースの意見でいうとそういった「事実はない」と見ている。自民党の故 安倍氏とも近かったと言われる鳥羽博道氏だが2004年の新年の当時の民主党定期大会に来賓として出席をしているが、当時の菅直人代表はその前で堂々と公明党とその支持母体の創価学会に対する批判を繰り広げているのだ。来賓として招いた人物をあえて否定するようなことをするだろうか。一般常識的に考えるとありえないだろう。この事実が鳥羽博道氏が創価学会ではないと証明できるのではないだろうか。

選挙戦は紳士たれ

事実に基づかない論調がSNSには溢れている。これは石丸伸二氏に向けてだけではない。他の候補者に対してもこれ以上にひどい悪質な"デマ"があふれているのだ。情報が誰にでも発信できる時代であることの功罪である。発信者も立場をわきまえて、自分の支持する立候補者に迷惑をかけないことも大事だろう。SNS投稿は誰もが冷静に、支持者への共感を示すことで民意の劣化を止めないといけない。

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