山梨のブドウ栽培、雨よけハウスも最新型は超便利!
こんにちは。山梨県で種苗や農業資材の販売、パイプハウス等の建設工事、環境制御のコンサルティング等をしています、初鹿野商店です。
山梨県と言えば何が有名でしょうか!?というアンケートを取ったら間違いなく上位に来るであろう、葡萄。
前回の記事で紹介したように、山梨県ではブドウの栽培に必要なブドウ棚も常に進化してきました。
しかし近年の気候変動により、露地栽培の生産者がダメージを負うことが少なくないようで、雨よけ施設やパイプハウスの需要が高まっているように思います。
今回の記事では、山梨の最新型雨よけハウス(サイドレス)をご紹介します。
・雨よけハウスって?
サイドレスとも呼ばれる通り、パイプハウスのフィルム展張を屋根部分だけにした施設で、ブドウだけでなく桃やサクランボなどの果樹や、トマトやホウレンソウなどの野菜にも使用されています。作物や目的、地域により開閉機能やサイド部分に何を展張するか等が異なります。
・どんな雨よけハウスができたの?
弊社の最新型雨よけハウスの特徴は大きく3つあります。
特徴その①:屋根に上らず張替え作業ができる!
特徴その②:棚の高さが自由自在!
特徴その③:従来型より2割安い!?
・屋根に上らず張替え作業ができる!
作物や使うフィルム等によって期間は異なるものの、必ずやって来る『張替え作業』。高い屋根の上で細いパイプに足をかけ、重いフィルムを広げて歩く。なるべくならやりたくないけど、業者に頼むとお金がかかるし…(※弊社でも請け負ってます!)
そんなあなたに、弊社の最新型雨よけハウス!
安全に、楽に、張替え作業ができるんです!
棚の上に足場用のパイプがあり、安全帯をかけるワイヤーが通っているので、奥行方向へも安全に楽に移動ができます。
アーチに安全帯をかければ、間口方向にもスイスイ歩けます。
そしてお気づきでしょうか?
母屋(屋根の途中で奥行方向に通るパイプ)が無い!!明るい!!
普通のパイプハウスには母屋が何本も入っているので、ここに足をかけて上りますよね。
「これじゃあ屋根に上れないじゃないか!」なんて言わないでください。上らなくていいんです。
屋根の頂点にフィルムを留める際は、特殊加工されたフィルムで屋根の下から留めます。決して屋根には上りません。屋根の作業も下からやる時代になりました。すごい。
・棚の高さが自由自在!
棚の高さは、その圃場の作業者の身長や品種に合わせて造りますよね。
それはつまり、作業者や品種が変われば棚の高さも変えたくなるということです。今はシャインマスカット用に高い位置で造ることが多いですが、今後別の品種への切り替わりの時には不便になるかもしれません。
弊社の棚一体型雨よけハウスは、棚の高さも後から自由に変更が可能です。
パイプではなくフッカーによって杭通しを支えるため、このフッカーの位置を調整することで棚の高さを変えることができるんです!すごい!
ハウスは真っすぐ、棚は地なり。これもフッカーを使用することで、傾斜地でも全面同じ高さの棚を実現しています。(見本園、見事な傾斜地ですね…)
・従来型より2割安い!?
今回紹介した雨よけハウスは、従来型と比較して強度は落とすことなく、主に屋根部分の骨材を削減することに成功したため、価格をグンと落とすことに成功しました。
今回の記事で紹介している圃場では、650㎡の広さで300万円以下で建てることができました。1000㎡(10a)に直すと500万円以下ですね。(※2020年10月当時の価格)
基本骨材がドブメッキの48.6φ肉厚(2.4mm)パイプ、アーチには25.4φを使用していてこの価格です。
・ブドウ以外の雨よけハウスも造れるの?
もちろん!桃やサクランボ、野菜類でも造れます。
今回の見本となった圃場はブドウでしたが、棚部分が変わるだけで他の作物に合わせて建てることができます。
雨よけハウスは屋根に上らず張替え作業をする時代です。
・雨よけじゃなくて、密閉型のハウスを造りたい!
お任せください!下記記事のようなハウスも、丸パイプで組むハウスも承っております!
・お問合せはコチラ!
株式会社初鹿野商店
〒406-0031
山梨県笛吹市石和町市部1142
TEL:055-262-4128
FAX:055-262-4129
MAIL:hajikano.agri@gmail.com
https://hajikanosho-ten.webnode.jp/