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【灰澄さんと話そう#18】 絵本のはなし 一生読みたいオススメ絵本8選

こんばんは。
お久し鰤。灰澄です。

いやホントに。
引越したり、仕事が激詰めだったり、救急車に乗ったり、色々ございました。そのうちラジオで話そうかな。

人生に時間を費やしたいので、noteを再開しようと思います。

さてさて、今日はとある配信者様の配信内容に触発されて、絵本の話をしたいと思います。

絵本は、そんなに沢山読んでいるわけではないんですが、自分にとって特別な作品がいくつかあって、思い入れは結構強いんですよね。大人になってから買った絵本もいくつかあります。

学生時代に幼児対象の家庭教師をしていたことがあり、読み聞かせなどもしていました。噛まずに喋れない病にかかっていますが、読み聞かせはわりと得意だったと思います。

そういえば、朗読動画を録ったのに編集が半端なままどこかに消えました。録り直すか……。

そんなわけで、「一生読みたいオススメ絵本」のご紹介です。いぇい。

① すてきな三にんぐみ / トミーアンゲラー

個人的ベストオブベストです。絵本に限らず、生涯に読み返せる本が限られるなら、確実に入る一冊ですね。記憶にある限りで、生まれて初めて持った「自分の物」がこれのミニ絵本だったと思います(今も大切に持っています)。グラニフのコラボTシャツも買いました。

恐ろしい強盗の三人組が、とある日、孤児のティファニーちゃんと出会ったことで、貯め込んだ財宝の使い道について相談し……というお話。

自分の中の「大人」像の原点だと思います。ちょっと気持ちがブレているときに読むと泣きます。

② ねないこだれだ / せなけいこ

これは説明不要というか、有名な絵本の中でも特に有名な作品ですね。家にはこのタイトルしかなかったんですが、関連作品が沢山あるんですよね。まぁー小さい頃は本当にこの顔が怖かったんですが、今見ると味わい深くて良い顔してますね。ポーズが好き。

夜遅くまで起きている子はおばけに連れて行かれちゃうぞ、といういわゆるトラウマ絵本(しつけ絵本)的な内容なんですが、作中の「おばけのじかん」って21時なんですよね。早いわ。金曜ロードショーが始まる時間だぞ。ラピュタ観られないだろ。

連れて行かれたとして、こんな感じのおばけになれるなら悪くないなぁと思います。

③ おおきな木 / シェル・シルヴァンスタイン

これも本当に大切にしているお話ですね。折に触れて読み返していて、油断すると泣きます。

男の子と仲良しのおおきな木が、彼の人生の歩みに寄り添い続ける、というお話。「愛情の在り方」について、一つの指標になっている物語です。

家庭教師をしていたときに親御さんにオススメした絵本なんですが、強く強く「ほんだ きんいちろう訳」版を推しました。ここは譲れないのです……。

④ おばけのぶるぶる / 町田紀久子

これは、同名の別作品(表記は「おばけのブルブル」)が存在していて、今回ご紹介する方はどうやら流通した数があまり多くないらしく、今はちょっと入手が難しいかもしれません。

おばけの学校に通うおばけのぶるぶるが、人間の世界で色のついたクレヨンを手に入れます。おばけの世界のクレヨンには白しかないのです。気弱で人を驚かすことができないぶるぶるですが、色のついたクレヨンで描いた自分自身に叱咤され、おばけの学校に大事件を起こします。

絵がとても独特で、大破するまで読み込んでいました。大人になってから中古で入手して、昔のと併せて今も手元に置いています。おばけの世界のルールを決めている大臣たちの名前と見た目が衝撃的に面白いです。「えこひいきぽこぺんだいじん」のネーミングすごくないですか?

⑤ あおくんときいろちゃん / レオ・レオーニ

これも大好きな作品で、大人になってから探して買いました。

あおくんときいろちゃんが何者かというと、なんだろう……概念? あおくんはあおくん、きいろちゃんはきいろちゃんなんだよな……でもなんとなく表情が見えるのが不思議。なんというか、子どもの不安と安心の描きがとても良いです。

⑥ しずくのぼうけん /  マリア・テルリコフスカ

これも本当に凄い絵本で、家庭教師のしていた際にもオススメしました。バケツからこぼれたしずくが、洗われたり、蒸気になったり氷になったりと、まさに冒険します。教育絵本というわけではないと思うのですが、水が色々な状態に変化する様を自然に教えてくれます。

しずくについては、特に性格的な説明は無いのですが、なんとなく「大人」の原風景的な存在です。表情が優しいからでしょうか。日本語訳もとても見事で、ちょっと古風で綺麗な言葉遣いがとても心地良いです。


⑦ ムーミンのたからもの / トーベ・ヤンソン

ご存じ、ムーミンの絵本です。これは、病院だか旅館だかで、待合室に置いてあったのをなんとなく読んだらその場で泣いてしまい、後日買ったものです。

ムーミンが、皆がそれぞれ宝物を持っているのに、自分には宝物と呼べるものが無いということに気付き、自分の宝物を探す、というお話です。ムーミンママの安定感。ムーミンママは観音菩薩なんですよね本当に……。

僕はそもムーミンが大好きでして、キーホルダーやら食器やらTシャツやら、何かとムーミングッズが身の回り多いです。友人数名と家族から「ムーミンに似ている」とよく言われます。ある日、母の話を特になんの気もなく真顔で聞いていたら、「ムーミンみたいな顔するな」と言われました。なんでや。

⑧ 悲しい本 / マイケル・ローゼン

最後はちょっと番外編というか、いわゆる大人向け絵本です。愛する人を失った悲しみを淡々と、丁寧に語っています。励ましや慰めではなく、悲しみをただ悲しむ、という行為の誠実さと真心を簡潔に美しく描いています。

この作品は、絵本の専門店で見かけて買ったのですが、本当に感服して原文の文章が気になったので後日英語版も買いました。特に大切にしている一節をご紹介させて頂き、締めたいと思います。

"I'm sad, not bad.(私は悲しいのだ、悪いのではない)"


はい。以上となります。

いかがでしょうか。他にも好きな絵本は沢山あるのですが、オススメ紹介ということで、絞ってみました。知っている作品はありましたでしょうか。未読のものがあったら、是非ぜひ手に取ってみてください。

引越したものの、なかなか家に帰れない日もあり、まだちょっと片付ききらないのですねー。収納が下手。とはいえ、ちょっとずつ部屋の形が決まってきたので、ぼちぼち活動らしきことを再開したいと思います。

5月はちょっとだけ活動的な感じになると思います。乞うご期待。

では今回はこんなところで。次の記事でお会いしましょう。


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