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3:妻に仕事を辞めてBL小説を書かせる「夫」とは、どんな人物なのか。


「仕事辞めて、小説一本でやってみなよ」

そんな、夫の後押しを経て仕事を辞めた私。

そんで、毎日家でBL小説を書いている私。

いや、待って。

こう書くと、妻の夢を心から応援している最高に良き夫っぽいですよね。なんだよ惚気かよ勘弁しろよって思われるかもしれない。

でも、違うんですって!

いや、確かに良いヤツには違いはないんですけど……


ちょっとだけ、私の夫について語らせてください!!

「仕事を辞めて、小説一本でやってみなよ」

とは言われましたが、お金の心配はしなくていいから、と言われたワケではありません。

なにせ、何度も書きましたが、我が家は「財布が別」ですので。

私の貯金が尽きたらチャレンジ終了なワケです。

まぁ、金銭が尽きた瞬間に「出て行け。野垂れ死ね」とは言われないとは思いますよ。一応家族なワケですし。


ただ、夫は「金」や「数字」になかなか厳しいです。

ありていに言うと「すげぇケチ」です。


だったら、何故夫は私にチャレンジする事を勧めてきたのか。

どうやら夫は、私に「投資」をしている感覚みたいです。どこまで伸びるか分からないけど、面白そうだから泳がせておこう、みたいな。

(※夫はリアルの株などの「投資」も趣味です)


なので、金の卵を産むようになったら御の字。でなけりゃ、質素に霞でも食って暮らせ。そんな事を言われました。

ただ、やっぱり数字にはめちゃくちゃシビアなので、先日は

「お前が仕事を辞めてから半年、本来貰える筈だった給料とボーナスを機会損失とみなし、計算した結果がこの額だ。見ろ。いいか?お前は日々負債を産んでいるモノとして気を引き締めて創作活動に専念しろ。一日12時間は椅子に座って小説を書け」


って言ってました。

やば~、かるく鬼。

特に夫は現場仕事(夫は建築士)なので「文章を書く」事に対する感覚値が、ピンとキてません。

なので、平気でヤバイ要求を押し付けてきます。

「1日1万字書いて、一週間に1本新作の小説を書き上げろ」とか。

※文庫本を月3冊発売する感覚です。

無理だわ!!!

マジで現場の事を一切分かってないワンマン社長の思いつきみたいな事言うのやめろ!!

……とは言ったものの、夫から「GO!」と言って貰えたからこそ、今のようなストレスの少ない状態で好きな事に全力で挑めているワケですからね。

ある程度の尻叩きって、自宅でひっそりと毎日行うフリーランスには必要です。

そんなワケで、シビアな罵声も無理難題も有難いってワケですよ。

それに……

私のBL小説(R18)の誤字脱字のチェックは、夫(not腐男子)がやってくれておりますからね!!

そんな夫からのサポートについて書きたいと思います。


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