俺は100パーセントおじさん 第2話【創作大賞2023・イラストストーリー部門応募作品】
※こちらの作品はnote公式様の創作大賞2023・イラストストーリー部門の投稿作になります。第1話は以下のリンクよりご覧ください。
本編
校舎を出て、自宅に戻る。その足取りは、いつもより圧倒的に軽かった。天野(マリア)の長身は、パンプスによってより一層強調されていた。涼しい夜風を全身で浴び、伸びをする。腰まで伸びた金色の長髪がふわりとなびいた。それだけで、絵になる光景だった。駅前のロータリーにぽつりぽつりと灯った飲食店の灯りも、自分をあたたかく迎え入れてくれるように感じた。
「……やっぱ美女って気持ち良すぎだな」
倫理的には割と終わっている言葉を、天野は吐き出した。あまりにも都合がよすぎるくらい、すべてが様変わりしていた。美女は3日で飽きるというが、これは嘘だ。美女は飽きない。美女はドラッグで、依存性がある。すぐやめることはできない。転生ものが流行る理由も、わかるような気がした。
夜光虫のように、男たちが天野に吸い寄せられていく。見たものすべてを狂わせる魔性。それが今の天野だ。へへへ、と笑いが止まらくなって、天野はスキップを踏み、くるりと回転した。
「おねえさん、かわいいね……? え、いや、は? おかしいだろ! なにそれ! さすがに美人すぎん? こんなん声かけたくなるよ」
ナンパだ。天野は身構えた。この小さい町にも、まさかナンパ師がいるとは。無地の長袖Tシャツにジーンズを合わせたシンプルな組み合わせで、髪は短くまとめられている。大学生かそこらの年齢だろうか。自分にもし息子がいたら、それくらいの年齢になるかもしれない。
「めちゃタイプなんだけど。お仕事帰りだよね? おれおいしい居酒屋知ってるんだよね~」
すくすく育った息子はおそらくナンパ術の教本を読み込んでいるようだ。努力自体は微笑ましいが、残念ながら中身はおじさんなのだ。無視してその場を離れようと、歩く速度を速める。
「無視は悲しいな~、ねえチャンスない? チャンスない?」
居酒屋のキャッチかよ。と突っ込みたくなるのを押しとどめる。こいつ、思ったよりしつこいな。早足で歩いても、息子(仮)は一向に脈なしと判断しようとしない。反応のない壁に、くじけずに壁打ちを続けている。営業の才能があるかもしれない。一度断られてもあきらめずにコンタクトを重ねようとできるかどうかができる営業マンとそうでないマンを分けるのである。
とはいえ、さすがに苛立ってきた。おじさんボイスで、「しばくぞ!」とか言ってやろうか。そう思っていると、
「おねえさん、かわいいね……? え、いや、は? おかしいだろ! なにそれ! さすがに美人すぎん? こんなん声かけたくなるよ」
一人目とまったく同じセリフで、もう一人が声をかけてきた。こちらは長髪の男だった。まるでコピペだ。しかし、俺今かなりせかせか歩いてるんだけど? と天野は思った。ロータリーはすでに通り過ぎ、3人は静まった住宅街に入り込んでいた。時折車が通る以外、人の往来はない。息子(仮)、天野、長髪という布陣で、3人は閑静な住宅街を競歩のようなハイテンポでずんずん進んでいく。
「おねえさんほんと美人ですよね」と息子(仮)。
「……」
「お仕事疲れますよね」と長髪。
「……」
「おなか減りません?」と息子(仮)。
「……」
「いや減りました」と長髪。
「ですよね? おれいい店知ってるんすよ!」と息子(仮)。
「カニが食べたいです」と長髪。
天野を挟んで、二人は意気投合しかけてしまった。しまいには二人で、ズワイ! タラバ! 毛! タカアシ! とカニの種を言い合って盛り上がってしまっている。もうお前らカップル成立だよと言いたくなってしまった。次の曲がり角で、ダッシュしてこいつらを撒こう。そうして足を踏み込んだときには。
「おねえさん、かわいいね……? え、いや、は? おかしいだろ! なにそれ! さすがに美人すぎん? こんなん声かけたくなるよ」×100
100人のナンパ師が、曲がり角で待ち構えていたのである。
天野は足を踏みかえ、それまで来た道の反対方向へ我を忘れて走りだした。片方のパンプスが脱げて、後ろに転がる。もう片方も、道端に打ち捨てた。ナンパ師は、どこ住み(笑)コールを輪唱しながらこちらを追いかけてくる。ナンパ師は、1人いれば100人いると思え。この至言は誰のものだったか。道路が、ナンパ師によって完全に埋め尽くされている。互いを押し出すように、ナンパ師は一つの塊になる。蠢く腕は、ワンチャンのために伸びている。ワンナイトに命を賭ける巨大な生命体が、そこにはあった。
ナンパは、どこかしらであるだろうと思っていた。いや、起こってほしいとすら思っていた。おじさんの頃は、声をかけられる人間と言えば、だいたいが怪しい宗教かマルチが相場だった。俯いて歩く顔色の悪い人間に声をかけるのはそういう人間くらいのものである。もしかしたら、モデルのお誘いとかもあるかもしれないと甘い期待すら抱いていたが、
「あんたらちょっと多すぎだろ!」
ナンパ師の塊に、そう返してしまった。
しまったと思ったが、遅かった。100人でつないだ必死の声掛け。ギリギリのところでつないだ金脈。このチャンスは絶対、ものにしなければならない。期待の熱が否応なしに高まっていく。烏合の衆は、一つの目的を持った群体、いや軍隊となる。そして五月雨式に降ってくるナンパトーク。
お名前聞いていいですよね? 最初は友達からはじめましょうよ! 話のノリ合うはずなんですよね。友達からでもダメですか? あれなんで喋ってくれないんですか? 電池切れ? ケアシ! サワ! スベスベマンジュウ!
マシンガンのように撃ちだされるナンパトークは、天野の判断力を次第に奪っていた。そして天野の美脚は、ナンパ師から逃げるための脚力までは持ち合わせていなかった。心臓が破れそうになる。顔面が真っ青になり、顎が上がる。体力の限界が、近づいていた。
「うるせえ、お前らしばくぞ」
振り向いて、だみ声(cv天野芳雄)で威嚇する。だが、そこで振り向いたのが運のツキだった。右足と左足は、もつれた。うわっ! という間もなく、そのままバランスを崩して、地面に倒れこんだ。
分散したナンパ師たちは、天野の周囲を完全に包囲していた。その輪は、じりじりと小さくなっていく。このままでは、天野は100人のナンパ師軍団に圧殺されてしまう。ナンパ師たちの顔は欲にまみれ、鼻息が荒くなっている。俺は死ぬのか? 天野はつぶやいた。死因はナンパ師? ナンパ死? 笑えない冗談だった。
「ねえ、飲み行こうよ、飲み、みんなでさあ」
こんな時間から101人一気に通せる店、あるわけないだろ――辞世の句としてはしょうもなすぎる言葉を口に出そうとした瞬間、
ナンパ師の一人が、宙を舞った。長髪の男だった。空中でぐるぐる回転した彼は、その勢いのまま地面に叩きつけられる。ナンパ師たちはどよめいた。天野の目の前で、一人の男が鮮やかな着地を決めたのだ。
その姿は、あまりにも凛々しく。
その姿は、あまりにも孤高で、
まるで、天野を導く、白馬の王子様のような……訳ではなかった。
「天野さん、大丈夫?」
天野マリアに手を差し伸べたのは、天野芳雄(45歳)。つまりは、おじさん。というか、自分だったのである。
「え、なにやってんの?」
自宅に安置されていたはずの自分の抜け殻が、なぜか動いている。しかも、中にはメイカが入っている。クエスチョンマークがぼんぼん頭の中に湧き出てきて、理解が追い付かなかった。
「ごめん、説明は後で!」
天野芳雄(45歳)は、ナンパ師に向かってファイティングポーズをとった。足のばねを使ってボクサーのように軽やかに跳ねているが、元の体はどうあがいても中年男性にすぎない。運動など、この20年間まともにやってきていなかった。度重なる不摂生で腹も少し出てきたし、血はきっとドロドロだ。むくんだ体で無理に動くと、たぶん、腰が爆発するのではないか。
その心配をよそに、天野芳雄(45歳)は動いた。
天野(マリア)が瞬きしたその一瞬。
アスファルトに、3本の煙が上っていた。
その下にうずくまる3人のナンパ師。
煙はさながら、彼らの墓標のようだった。
何が起きた? と天野(マリア)は目をこすった。その間にも、天野芳雄(45歳)は群がるナンパ師たちを一撃でなぎ倒していく。思い切り加速し、その勢いを殺さぬまま、回し蹴り、即座に体軸をずらし、裏拳。背後の敵のみぞおちに、肘うち。目にも止まらぬ連撃。基礎基本に極めて忠実な打撃を、ただ高速でこなしているだけ。あまりの速さに、おじさんが、音よりも速く動いていた。つまり、おじさんは音速を超えていた。
F1カーが走り去るときのような唸り声を立て、天野芳雄(45歳)はナンパ師たちを徹底的に打ちのめしていく。圧倒的な暴力。オヤジ狩りは反転し、オヤジ狩られになる。一方的な打撃に、天野(マリア)の身はすくんでしまった。
「俺の体が壊れる……」
天野芳雄(45歳)の体から、煙が吹き出していた。もうこれ以上やめてくれ、と泣きそうになってしまう。いくら悪魔が中に入っているとはいえ、俺の抜け殻を酷使しないでくれ……
戦意を喪失したナンパ師たちは、背中を見せて逃げまどっていた。それを一人ずつ追いかけ、天野芳雄(45歳)は頸椎に打撃を与える。一人、二人、三人、四人と積みあがるナンパ師。最後に残ったのは、息子(仮)だった。
「……」
天野芳雄(45歳)は一歩ずつ近づいていく。息子(仮)は唾を飲み込み、目の前の狂戦士に対峙した。まだ、あきらめるわけにはいかなかった。それが同じ息を吸い、ワンちゃんを狙った仲間たちに対する、一つの約束だった。ギリギリまで、アポを取り付けられるよう、尽力せよ。
「ねえ、チャンスない?」
それが、最後の言葉だった。
百人のナンパ師討伐を終えた天野芳雄(45歳)はふうと息を吐き、天野(マリア)に向き直った。天野の体は、一応壊れてはいないようだった。
「あれ多分刺客だね」
「刺客?」
天野(マリア)は素っ頓狂な声をあげた。
「うん、わたしが追ってる悪魔の。たぶんあなたを狙ってわたしを引っ張り出そうとしたんだろうね」
うふふ、思い通りと天野芳雄(45歳)を動かすメイカはいたずらっぽく笑う。だが、いたずらでは済まされない話だった。
「おい、もうちょっとちゃんと説明してくれ。あと……俺を無理やり動かすのはやめてくれ」
天野の言葉に、メイカはさも当然のように返す。
「いやいや、無理やりじゃないよ。これが天野さんの100パーセント、本気の力なんだよ~」
メイカは天野芳雄(45歳)の両手で、ピースサインを作った。
「実はおじさんの体って、悪魔界ですごーく人気なんだよね!」
★
天野(マリア)と天野芳雄(45歳)は連れ立って自宅アパートに戻った。マリアの姿は、メイカによって周囲からは一切見えなくなっていた。狭い玄関に靴をしまって、天野芳雄(45歳)はすたすたと1Kの居室に戻ろうとする。天野(マリア)は玄関のへりに腰掛けて、ストッキングが破れズタズタになった足を呆然と眺めていた。痛みが全くないのも
、なおさら不気味だった。
「それ、見せ傷だから大丈夫」
見せ筋、みたいな声の調子だった。恐る恐る足をフローリングにつけても、血の跡はつかなかった。8畳の部屋には、制服姿のメイカが浮かんでいて、勝手にテレビをつけていた。そしてその下で、天野芳雄の元の体は屍のように横たわっていた。
「これってどういうことか聞いてもいいやつだよな?」
切り傷と擦り傷だらけの足をせわしなくさすりながら、天野は言った。
「要は今悪魔界で人間界のおじさんバブルが起こってるってことだよ」
メイカはさらっと言った。チカチカと点滅するテレビは、エアロバイクをしきりに宣伝していた。
「適当に言うなよ」
「適当じゃないよ。今集めるならおじさん一択だもん」
「おっさんを集めてる? なんで?」
「おじさんは強いから」
天野は久しぶりに全力で走ったせいで、脳がずっとくらくらしていた。そのせいで、目の前の悪魔に苛立ちがまったくと言っていいほど湧いてこなかった。社会人ならば結論ファーストでないと即座に怒鳴られるのだ。おじさんが強いから、は結論ではない。
というか、結論にしたくない。
「強いから集めるんだよ。ポケモンといっしょじゃん」
「嫌な世界のポケモンを出すなよ」
納得しない天野を前に、メイカはスマホのインカメラを確認しながら前髪を整える。テレビのリモコンをいじってチャンネルをころころ変えながら、メイカは話し始めた。
「あのね、人間界のおじさんは悪魔の持つ膨大なエネルギーに耐えられる構造をしてるの」
「なんで?」
「さあ、社会に揉まれているからじゃない」
「それは意味わからん」
どうせわかんないんだからいちいち聞かないでよ、と言いたげな様子で、メイカは露骨に面倒くさそうな顔をした。メイカは、浮かぶのをやめて、床に足を下ろす。そうして物言わぬ塊と化した天野の抜け殻をごろんと転がして仰向けにすると、
「ちょっとこれに腹パンしてみて」
と言った。
「これなにかの罰ゲーム?」
「マジうるさい。いいからさっさとやってよ」
美女がおじさんを殴る。傍から見たらそういうコンセプトの店のようにも見える。しかもJKコスの悪魔のおまけつきだ。天野は、ちよっと力を抜いて自分の体に拳をぶつけた。
「なんもないじゃん」
「そりゃそうだよ。じゃあもっかいやって」
今度はガチね! という声に、気が重くなる。俺自身を痛めつけて、なにが楽しいのか。仕方なしに、天野は拳を思い切り振り上げ、自分の体に打ち付けた。
苦悶の声をあげたのは、天野自身だった。
あまりの痛さに、腕が千切れそうになる。さっきまでなんともなかった天野の抜け殻の体は、鋼鉄のようにガチガチに固められていた。響くような痛みの後に、ビリビリとした痺れが腕を伝って全身に伸びていった。
「わかったでしょ?」
涙目で悶絶する天野に、メイカは続ける。
「おじさんはね、悪魔の魔力の伝導効率がいいらしいの。どっかの偉い悪魔のセンセイが言ってたらしいけど、普通の人間なら爆発しちゃうエネルギーを、おじさんの体は全部受けとめきれるんだって。すごいよね、おじさん」
切り替わったチャンネルではまた通販をやっていて、これまでの二倍のパワーを持つという大型掃除機の紹介が行われていた。うわあ、すごおいというあからさまな驚きが漏れる。ちょうど家電みたいなものだね! と、メイカは楽しそうに言った。天野はまたのたうち回っていた。この体、痛覚を自由にオンオフできるのかよ。マジで家電じゃねえかという嘆きは、声の形を結ばなかった。
「人間はおじさんの100パーセントの力を解放できてないんだよ」メイカの声は次第に芝居がかっていった。「おじさんにはすべてがある。欲望があり、ルサンチマンがある。それは有効な資源になる。武器になる。おじさんはね、ほんとは種の頂点に立つべき存在なんだよ?」
おじさんが、種の頂点。最底辺だろうとのたうつ天野は思う。どれだけのおじさんが日々蔑まれ、手ひどく扱われているか。未婚の平社員に、どれほど社会が白い眼を向けているか。天野は、自分のものになったマリアとしての体を舐めるように眺めた。
水晶のように輝く肌。
なめらかに流れる髪
すべてをまとめあげる均整な肉体。
これを知って、いまさらおじさんに戻るメリットなど、微塵もないのだ。
「おじさんに戻る勧誘でもしたいのか?」
「ううん。でもそのうち、天野さんはおじさんに戻りたいって言うと思うよ」
「じゃあその時が来たらせいぜい頼むよ」
あとさ、と天野は続ける。
「俺ってエサとして使われてるってことだよな?」
悪魔が俺を狙っている。自分のにおいは、向こうには駄々洩れということだろう。メイカは、何を考えているか知らないが俺を使って別の悪魔とやらを釣ろうとしている。
「うん、そうだよ」
メイカは、口角をあげて笑った。
俺の末路は地獄かもしれない。
だが、今が束の間の天国ならば、それでいいのだ。
★
痛みがようやくひいた天野は冷蔵庫を開けて、特売で買いだめしていたビールに手を伸ばした。メイカがあたしもほしいと言ってきたので、残っていた1本をしぶしぶ差し出した。
「あたし人間のトシでいうとたぶん2万歳くらいらしいからお酒飲めるんだよね」
そう言ってガブガブと飲み干し、口を拭った。天野も一口飲んで、「カーッ……!」と呻いた。脳を溶かしたいなら、やはりアルコールが最善である。今までも、そしてこれからも、そうやってストレスをごまかしてやったきたのだ。
「おっさんみたいな声出すのやめてよ」
「おっさんなんだからしょうがないだろ」
2万歳というのは、悪魔の中では若いということなのだろうか。それにしてもコイツ、人間界に当たり前のように馴染んでるな。メイカは、冷蔵庫をガサガサ漁り、パックの総菜を温めはじめていた。
「そういえば、今日はどうだった?」
きんぴらに箸を伸ばしながら、メイカは言った。
「最高だった」
間髪入れず答えた。
「よかったね、いま多分血圧上がってるよ」
「血圧なんかいくら上がったっていいよ。ぶち抜いてやる」
天野とメイカはそのあとは特に何も話さず、黙々と総菜に手を伸ばし、テレビから流れる高級食材の紹介映像をじっと見やっていた。つい、ビールに手が伸びてしまう。
もう上司に気を使う必要はない。
もう客に頭を下げる必要はない。
もうあらゆるものに板挟みになることは、ない。
だからこのアルコールも、人生の勝利の美酒として、味わうべきなのだ。
意識がふっと飛んで、目覚めると、朝になっていた。散らかっていたちゃぶ台はきれいに掃除されていた。メイカはとっくに消えていた。
頬には、顔パックが敷かれていた。肌をもちもちにするやつだ。そうか、俺はこれから化粧水とかで、肌を美しく保つ努力をしなければならないのか。仮にこの体には不要だったとしても、うつくしルーティーンを作るためには、やっておこう。天野の心は、少し晴れやかになった。
布団の上には、天野の元のボディが寝かされていた。その顔にも、真っ白いパックが敷かれていた。おじさんの肌も、今日からもちもちになる。
第3話
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