注意した後の対応で、人間性がわかる
注意した時の反応で、その人の人間性がわかる。
大人になると、注意されることがほとんどない。
親が健在であれば、たまにあるかもしれないが、この年になると親を注意するほうが多い気がする。
実母は注意してもまったく聞かない人だった。
それどころか「子どもが親に意見するなんて」と逆切れしていた。
私の場合、その経験がトラウマになっているので、できる限り人に注意したくないと思う。
だが私は間違っていることをスルーできない性格なので、結構な頻度で人に注意しているような気がする。
それもわりとキツイ口調(文体)で。
注意した後の対応で「その人」がわかる
注意された人の反応はさまざまだが、そういった時に「本質」が見える。
ムッとする人、スルーする人、逆切れする人は論外。
「注意してくれて、ありがとう」と言える人は、これからもつきあっていきたいと心底思う。
(相手はそう思ってないかもしれないが)
年を重ねれば重ねるほど、この「ありがとう」がなかなか言えない。
だからこそ、私は誰かに注意された時、「ありがとう」と言える大人でいたいと思う。
何故なら、注意することは非常に勇気がいるからだ。
特にその方の身内となると気を使う。
「きっとムカッとするだろうな」とひやひやしながら、言葉を選んで苦言を呈す。
継続した関係性を持ちたいから注意する
それほどまでして注意するのは、継続してつきあっていきたいから。
嫌なやつ、どうでもいいやつなら注意なんてしない。
表面上にこにこ笑って、その後は関係を切ってしまう。
「あなたのために言っているのよ」という言葉は絶対に使いたくない。
それは自分の思いを貫くためだけの隠れ蓑だから。
「継続してつきあいたい」。
ただそれだけのために注意する。
そこで関係性が切れてしまえば、そのご縁はその程度のものだったと諦めもつく。
ある意味、注意することは、その人とのご縁と関係性を見極めるいい機会なのかもしれない。